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- AGRI PICK 編集部
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ソラマメの種まき時期は10〜11月|幼苗で冬越しさせるのがポイント!
家庭菜園でのソラマメ栽培は、秋に種をまき、幼苗のころ寒い冬を過ごし、春に収穫期を迎えるスケジュールで育てるのが基本です。種を早くまき過ぎて苗が大きくなると、12月以降の冬の厳寒期に枯れてしまうことがあるので注意しましょう。関東地方などの中間地であれば、冬に入るときにソラマメの苗の背丈が10cmくらいになっていれば、雪に埋もれても大丈夫!ソラマメの栽培カレンダー
- 種まき:10〜11月
- 植え付け:11〜12月
- 収穫:翌年4~5月
ソラマメの栽培適温
ソラマメは温暖な気候を好むため、生育適温は15~20℃。高温が苦手なので25℃を超えると生育が悪くなります。特に幼苗期(本葉5枚位)に25℃以上の環境下で育てると、軟弱徒長してその後の生育が悪くなります。家庭菜園におすすめのソラマメの品種
ひとさや3粒程度の大きい粒で、初心者でも育てやすい品種の種は、ホームセンターや園芸店、ネットショップなどでもたくさん発売されています。その中でも「陵西一寸(りょうさいいっすん)」は、病害虫にも強く初心者にもおすすめです!育苗ポットへのソラマメの種まき方法
ソラマメは、管理のしやすい育苗(ビニール)ポットに種まきをして、しっかりした苗に育ててから、畑やプランターに植え付けするのがおすすめです。Step1. 育苗ポットに野菜培養土を入れる
直径7.5cm程度の育苗用ビニールポットの、8〜9分目くらいまで野菜用培養土を入れます。育苗ポットのサイズや選び方など関連記事はこちら
Step2. ソラマメの種の「へそ(おはぐろ)」を下に向け、土に差す
「おはぐろ」や「へそ」と呼ばれる、ソラマメの黒いすじの部分を下に向け、種の半分が土からやや顔を出すくらいに差し込みます。種全部を埋めてしまうと、腐ってしまうので注意します。ソラマメの種はとても大きいので、育苗ポットに1〜2粒の種をまきましょう。
Step3. 最後に水をかける
種まきが終わったら、上から水をかけます。その後、発芽するまでに水をかけ過ぎて過湿になると、種が腐ってしまい、発芽しないことがあります。土が乾燥しない程度の水分を心がけましょう。ソラマメの種をまいた後の注意点
ソラマメの種まき後は、土の中に子葉を残し、発芽すると卵型をした本葉が現れるのが特徴です。発芽までは2〜3週間程度かかるので、水の与え過ぎに注意しながらじっくり待ちましょう。不織布や寒冷紗で鳥から種を守る
育苗ポットでも畑でも、種まきをしてから本葉が生長するまで、ソラマメなど豆類の種は鳥にとってはごちそうに。せっかくまいた種が食べられてしまわないように、不織布や寒冷紗で畝を覆ったり、敷きわらを乗せたりして、鳥から守ってあげましょう。本葉が2〜3枚になったら、植え付けが可能です!寒冷紗や鳥除けの関連記事はこちら
初心者にもわかりやすい!ソラマメの種まき方法を動画でチェック
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