【徹底解説】育苗ポットの使い方、サイズから代用品まで

野菜苗を作る時に必要な育苗ポット。育苗に使う容器のポットのサイズ、種類、使い方など、育苗ポットに関する情報を総まとめ!100均やダイソーだけでなく、Amazonや楽天などのネットで実際に買える農家おすすめの育苗箱や育苗ポットなども。


出典:写真AC
今回は育苗に使用する容器のなかでも「育苗ポット」ついて詳しくご紹介します。種類から使い方まで、これさえ読めば育苗ポットについての全てがわかる!


育苗ポットとは

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育苗ポットって何?

育苗ポットは育苗をする際に使用する容器のひとつです。
ポリポットとも言い、一般的なものはポリエチレン製の植木鉢状の容器で、果菜類を中心に使用されます。

育苗ポットのメリット

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苗の管理が容易

畑に直接種をまく場合は、乾燥しないように注意している必要がありますが、育苗ポットを使えばその管理が簡単です。また、コンパクトに育てることができるので、間引きの作業も楽に行うことができます。

 

収穫を早く行える

育苗を行うことにより、作物の発芽が促進されるので、その分収穫も早くなります。また、地面に植え替えてから成長のスピードのバラつきも緩和されます。

 

育苗中にほかの作物を育てられる

色々な作物に挑戦できるのも魅力のひとつ!畑のスペースが限られている場合は、育苗を行っている間に別の作物を栽培することも可能です。

 

苗を守ることができる

直接種をまくと雨や風、害虫などによって苗がうまく育たないことがあります。育苗ポットのような専用の容器で苗を育てると、それらから苗を守ることができます。

育苗トレーとの違い



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育苗トレーはその名の通り、トレー形の小さい育苗ポットが連結したような容器です。プラスチック製や発泡スチロール製で、一度に大量の苗を作ることができます。育苗トレーである程度育ったものは畑に植え付けたり、ポットに鉢上げしたりします。
育苗トレーから育てるか、最初からポットにで育てるかは作物や畑の規模によって変わります。ナスやピーマン、トマトなどは最初から育苗ポットから育てるのが吉です。

育苗ポットのサイズ・種類

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育苗ポットのサイズ

ポリポットは一般的に号数でサイズを分けています。キュウリには3号(9cm)、トマトやピーマンには4号(12cm)、ナスには5号(15cm)サイズがよく使われます。号数はだいたい3cm大きくなるごとに1号ずつ大きくなると覚えておきましょう。

育苗ポットの種類

一口に育苗ポットと言ってもいくつか種類があります。底穴やスリットの有無、色、素材などの組み合わせで多種多様なポットが販売されています。ポットによって用途や使用方法が異なるので、自分が育てたい作物に合ったものを買うようにしてください。

Amazonなどで買える!おすすめ育苗ポット

おすすめの育苗ポットと、相性の良い野菜を農家さんに伝授していただきました!栽培の参考にしましょう。

 

ベーシックな12cmのポリポット│環境配慮商品

ITEM
黒ポリポット
エコマーク取得商品で、地球環境に配慮されています。底穴は1個、ベーシックな黒のポリポット。エコマーク取得で環境にも配慮されています。トマト、ピーマン、カボチャなど果菜類を中心に幅広く使えます。

・内容:4号×100個
・サイズ:口径12×高さ10.1cm

安いが思っていた通りのとても良い商品で満足です。


遮熱効果やアブラムシをブロック!シルバーのポリポット

ITEM
カラーポット(シルバー)
ポリポットでは珍しいシルバーで、鉢底に穴があるタイプです。遮熱やアブラムシの忌避も期待できます。品種の区別用としてはもちろん、花色に合わせポット色もチョイスするとより区別がつきやすくなります。

・内容:3号×100個
・サイズ:口径12×高さ10cm
・参考価格:580円前後

ほかの店ではなかなか置いていないので、とても助かります。夏の苗作りにとても活躍してくれています。


根巻きの軽減に!スリット入りの3号ポリポット



ITEM
スリット入りポリポット
キュウリなど幅広い野菜の育苗に使えるポット。スリット入りなので、根巻き防止効果が期待できます。また真ん中に大きな穴が開いているタイプと違って、土を入れてもこぼれませんし、水はけもよいため、根腐れ防止にもなります。

・内容:3号
 個数:100個
・サイズ:口径9×高さ7.6cm
・スリット:8本

真ん中に大きな穴が開いていないので、土をザーッと入れてもこぼれませんし、水はけが格段に良いため植物が元気に育ちます。根腐れしづらいです。アップした画像では円柱形に写ってしまっていますが、本当は口の方は広くて、底は少し狭くなっています。
上手く撮れていなくて御免なさい)私はネリネに使っていますが、他の花苗などにも最適だと思います。お奨めします。


ナス苗には15cmのポリポット

ITEM
エコポリポット
一般的によく使われる9~10cmのポリポットよりも一回り大きい15cmサイズ。根の張りを良くし、生育を順調に進めるためにナスには15cmの鉢が望ましいでしょう。エコマーク取得商品で環境にも配慮されています。

・内容:5号×100枚
・商品サイズ:口径15cm、高さ12.7cm

育苗ポットの使い方

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1. 育苗ポットに鉢底ネットを敷いて、その上から用土を入れる
2. 用土に指で穴を開けてその穴に種をまくか、土の上に直接種をばらまく
3. 種の性質によって、土を適量上からかぶせる ※
4. 水を入れた受け皿か、表面を霧吹きで水をかけて土をしめらせて給水する
5. 発芽まで土が乾かないように注意する
6. 発芽したら本葉がそろう頃に各ポットに苗が1本になるよう間引いていく
7. 使い終わったものは洗浄・消毒して再利用可能!

※野菜の種類により、光が発芽に影響することが知られています。種は「好光性種子」と「嫌光性種子」に分類され、前者は光があたると発芽が促進されますが、後者は光があたると発芽が阻害されてしまいます。例えば、好光性種子のレタスは、土をかけなくても発芽しますが、嫌光性種子のトマトやナスなどは、土を厚く被せてしまうと発芽が不揃いになりやすいため、新聞紙や藁などを被せて遮光して発芽させます。

 

育苗に必須!おすすめネット


ITEM
渡辺泰 園芸用鉢底ネット 10×20cm(5枚入)
鉢底からの土の流出を防いでくれる、水・空気の通りのよいネットです。ロールタイプのものは、使おうとしたとき丸まって使いにくいですが、こちらは予め切ってあり真っすぐで、その心配はありません。初めて買うなら比較的小さいこちらのサイズがおすすめです。

・内容:5枚
・商品サイズ:10×20㎝

やはりぴんとした商品はカットするにも良いです。
巻いて売っている商品とも値段の差はほぼありません。
断然良いですね。


育苗ポットの消毒

育苗ポットは消毒することで再利用することができます。逆に消毒しないで使うと、カビなどの菌が付着して病気の原因になることもあります。使い回す場合は、洗浄後に消毒液を希釈したものに浸したり、ジョウロ散布などで消毒するようにしましょう。

農家イチ推しの消毒液!

ITEM
イチバン乳剤
広い抗菌スペクトルを持っており、特にリゾープス属菌に優れた効果を発揮します。瞬時浸漬で育苗箱消毒ができ、ジョウロ散布でも有効です。また、水洗、乾燥の必要がなく、直ちに次の作業に移ることができるの魅力のひとつです。さまざまな材質(樹脂、木、金属ほか)に対応しています。

・内容量:500ml

家庭菜園なら代用品でまかなう手も

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育苗ポットは土が入ればなんでも代用可能!ただし光が当たってしまう透明のものでは根が伸びず、苗が育たないので注意しましょう。
特におすすめの2アイテムを紹介します!!

ダイソーなどの100均で買える代用品

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育苗ポット自体100円ショップで売っていますが、コスパのいい紙コップを使ってみるのもあり。
底に穴を開けて、土をコップに入れてから、水で湿らせて種をまきます。植えるときは、コップを解体して中身を取り出すことができるので、根を傷めずに済むのも魅力です。

家にあるもので自作する代用品

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わざわざ買いに行かずに家にあるもので代用することもできます。代表的なものが新聞紙で、自分で紙を切ったり折ったりすることで作ることができます。また、お茶パックなどで代用することもできますよ。

育苗ポットで効率的に野菜作りを楽しもう!

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ご紹介したとおり、育苗ポットを使うことによってより効率的に野菜作りを楽しむことができます。比較的低コストで挑戦することができるので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか?

<監修>こぐま農場
→こぐま農場やさいひろば:https://koguma.theshop.jp/

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AGRI PICK 編集部
AGRI PICK 編集部

AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や、家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方たちに向けて、農作業グッズや野菜栽培のコツなどのお役立ち情報を配信しています。