育苗ポットとは
育苗ポットって何?
育苗ポットは育苗をする際に使用する容器のひとつです。ポリポットとも言い、一般的なものはポリエチレン製の植木鉢状の容器で、果菜類を中心に使用されます。
育苗ポットのメリット
苗の管理が容易
畑に直接種をまく場合は、乾燥しないように注意している必要がありますが、育苗ポットを使えばその管理が簡単です。また、コンパクトに育てることができるので、間引きの作業も楽に行うことができます。収穫を早く行える
育苗を行うことにより、作物の発芽が促進されるので、その分収穫も早くなります。また、地面に植え替えてから成長のスピードのバラつきも緩和されます。育苗中にほかの作物を育てられる
色々な作物に挑戦できるのも魅力のひとつ!畑のスペースが限られている場合は、育苗を行っている間に別の作物を栽培することも可能です。苗を守ることができる
直接種をまくと雨や風、害虫などによって苗がうまく育たないことがあります。育苗ポットのような専用の容器で苗を育てると、それらから苗を守ることができます。育苗トレーとの違い
育苗トレーから育てるか、最初からポットにで育てるかは作物や畑の規模によって変わります。ナスやピーマン、トマトなどは最初から育苗ポットから育てるのが吉です。
育苗ポットのサイズ・種類
育苗ポットのサイズ
ポリポットは一般的に号数でサイズを分けています。キュウリには3号(9cm)、トマトやピーマンには4号(12cm)、ナスには5号(15cm)サイズがよく使われます。号数はだいたい3cm大きくなるごとに1号ずつ大きくなると覚えておきましょう。育苗ポットの種類
一口に育苗ポットと言ってもいくつか種類があります。底穴やスリットの有無、色、素材などの組み合わせで多種多様なポットが販売されています。ポットによって用途や使用方法が異なるので、自分が育てたい作物に合ったものを買うようにしてください。Amazonなどで買える!おすすめ育苗ポット
おすすめの育苗ポットと、相性の良い野菜を農家さんに伝授していただきました!栽培の参考にしましょう。ベーシックな12cmのポリポット│環境配慮商品
・内容:4号×100個
・サイズ:口径12×高さ10.1cm
安いが思っていた通りのとても良い商品で満足です。
出典: 楽天市場
遮熱効果やアブラムシをブロック!シルバーのポリポット
・内容:3号×100個
・サイズ:口径12×高さ10cm
・参考価格:580円前後
ほかの店ではなかなか置いていないので、とても助かります。夏の苗作りにとても活躍してくれています。
出典: 楽天市場
根巻きの軽減に!スリット入りの3号ポリポット
・内容:3号
個数:100個
・サイズ:口径9×高さ7.6cm
・スリット:8本
真ん中に大きな穴が開いていないので、土をザーッと入れてもこぼれませんし、水はけが格段に良いため植物が元気に育ちます。根腐れしづらいです。アップした画像では円柱形に写ってしまっていますが、本当は口の方は広くて、底は少し狭くなっています。
上手く撮れていなくて御免なさい)私はネリネに使っていますが、他の花苗などにも最適だと思います。お奨めします。
出典: 楽天市場
ナス苗には15cmのポリポット
・内容:5号×100枚
・商品サイズ:口径15cm、高さ12.7cm
育苗ポットの使い方
2. 用土に指で穴を開けてその穴に種をまくか、土の上に直接種をばらまく
3. 種の性質によって、土を適量上からかぶせる ※
4. 水を入れた受け皿か、表面を霧吹きで水をかけて土をしめらせて給水する
5. 発芽まで土が乾かないように注意する
6. 発芽したら本葉がそろう頃に各ポットに苗が1本になるよう間引いていく
7. 使い終わったものは洗浄・消毒して再利用可能!
※野菜の種類により、光が発芽に影響することが知られています。種は「好光性種子」と「嫌光性種子」に分類され、前者は光があたると発芽が促進されますが、後者は光があたると発芽が阻害されてしまいます。例えば、好光性種子のレタスは、土をかけなくても発芽しますが、嫌光性種子のトマトやナスなどは、土を厚く被せてしまうと発芽が不揃いになりやすいため、新聞紙や藁などを被せて遮光して発芽させます。
育苗に必須!おすすめネット
・内容:5枚
・商品サイズ:10×20㎝
やはりぴんとした商品はカットするにも良いです。
巻いて売っている商品とも値段の差はほぼありません。
断然良いですね。
出典: Amazon
育苗ポットの消毒
育苗ポットは消毒することで再利用することができます。逆に消毒しないで使うと、カビなどの菌が付着して病気の原因になることもあります。使い回す場合は、洗浄後に消毒液を希釈したものに浸したり、ジョウロ散布などで消毒するようにしましょう。農家イチ推しの消毒液!
・内容量:500ml
家庭菜園なら代用品でまかなう手も
特におすすめの2アイテムを紹介します!!
ダイソーなどの100均で買える代用品
底に穴を開けて、土をコップに入れてから、水で湿らせて種をまきます。植えるときは、コップを解体して中身を取り出すことができるので、根を傷めずに済むのも魅力です。
家にあるもので自作する代用品
育苗ポットで効率的に野菜作りを楽しもう!
<監修>こぐま農場
→こぐま農場やさいひろば:https://koguma.theshop.jp/