ゆっくり効く!カキ殻の成分と特徴
カキ殻の成分
酸度の中和とカルシウムの補給に!
また、カキ殻の主成分であるカルシウムは、植物が細胞膜や細胞壁を作るときに必要な成分です。病気への耐性を上げる効果もありますよ。カルシウムが不足すると、葉や茎が黄色くなったり、枯れたりといった障害を招くので、カキ殻をうまく使いましょう。
すぐに植え付けできる
土が固くならない
石灰は使い過ぎると土の腐食活動が抑えられ、土を固くしてしまいますが、カキ殻は、土中の有効微生物の活性化を促進するため、土が固くなりません。まき過ぎで失敗しにくいため、初心者におすすめな石灰です。消石灰や苦土石灰についても知りたい!
カキ殻の使い方
相性の良い植物
野菜はもちろん、バラやハーブなど植物全般におすすめ!とくに、カルシウム欠乏症が出やすい植物(好カルシウム植物)との相性が良く、トマト、ナス、ホウレンソウ、ジャガイモ、キクなどに適しています。使用量
目安は以下の通りです。詳しくは、製品のパッケージなどに書かれている適量を参考にしてください。鉢・プランター
65cm型のプランターに対して、60~100gを混ぜ込みます。畑・花壇
1平方メートルに対して、150~300gをまき、よく耕します。どのくらいの頻度で使えばいい?
春と秋の植え付け時に1回ずつ使用すると効果的です。酸性土壌を好む植物には使わない
少数派ではありますが、植物の中には酸性土壌を好む種類も。サツキ、ツツジ、キキョウ、スズラン、ブルーベリーなどがそうです。こういった植物とアルカリ性のカキ殻は相性が良くありません。酸性のピートモスなどで土作りを行うようにしましょう。おすすめのカキ殻4選
花や野菜におすすめの、園芸用のカキ殻をピックアップしました!一般的に販売されているカキ殻には、鶏・キジ・アヒルなどの鳥類の餌や、水質改善のための水槽用のものもあるので、間違えないようにしてくださいね。・内容量:5kg
家庭菜園で使用。思い付いた時に畑に撒いて、すぐに野菜の苗を植え付けしたり種まきができるので便利です。
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・内容量:10kg×4袋
家庭菜園で使用するため、「価格面」と「あかぎ園芸」さんが取り扱っていることで購入しました。効果については、他社と比較していないので不明ですが、今年の野菜のできばえは最高です。
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・内容量:3kg
ハーブを植える際にプランターに混ぜました。ポットではシュンとしおれていたハーブでしたが、石灰を混ぜた土に植え替えた途端に見違えるように元気になりました。手軽に土作りが出来ました。
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・内容量:5kg
主にバラの肥料として使用していますが、カルシウムの補給により、シュートが出易くなるようです。酸度調整の機能もあり、酸性に傾き過ぎた土壌の改良にも役立ちます。与えすぎても害は無いようですので、安心して肥料や堆肥と共に投与できます。私は、元肥に加えるほか、追肥の度に肥料と一緒に与えています。
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