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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
イチゴの種類には、「一季なり」と「四季なり」がある
一季なりイチゴは、10月に苗を植え付けてから冬を越え、翌年の5~6月ごろに実を付けます。四季なりイチゴは、品種により植え付け時期が異なりますが、春から秋にかけて長期間の収穫が可能なものもあります。
四季なりイチゴの特徴や詳しい栽培方法こちら
一季なりイチゴの苗の植え付け時期は10月
一季なりイチゴの場合は、10月に苗の植え付けをして、収穫は翌年の5〜6月になります。冬の寒さに当てることで、甘いイチゴが収穫できますよ!四季なりイチゴの場合は、品種によって植え付ける時期と収穫の時期が変わります。一季なりイチゴの栽培時期
・植え付け:10月・収穫:5~6月(関東の場合)
※年間平均気温が、12~15℃の温暖(中間)地基準
一季なりイチゴの栽培適温
・栽培適温:18~25℃1. イチゴの苗を用意!良い苗の選び方とは?
イチゴは、植え付け時期前後の9月中旬〜10月ごろになると、園芸店などでポット苗が出回ります。たくさんの品種があるので育ててみたいものを選ぶのもいいですが、初心者の場合は、病気や害虫が付きにくい丈夫な種類のイチゴから始めると安心です。イチゴの苗の選び方
苗を選ぶときは、「クラウン」と呼ばれる株元の王冠のような部分がしっかりしていて、葉がイキイキしているものを選びましょう。ランナーの位置がわかるイチゴの苗かどうか
イチゴの苗は、ランナーと呼ばれる細長いつるが株元から生えています。親株につながっていたランナーと切り離した跡がわかる苗は、植え付けるときに苗の向きの目印になりますよ!2. イチゴの苗を植え付けるための土と畝の準備
イチゴの根はほかの野菜に比べて浅根性なので、乾燥など土壌の変化に弱い性質を持っています。イチゴを植え付ける前に、元肥を混ぜた畝にマルチを張っておくのがおすすめです。マルチは根の乾燥や雨による泥はねも防ぎ、除草の手間も省けるメリットがあります。イチゴ栽培に必要な元肥
1平方メートルの畑の土に対して、以下の元肥を混ぜ合わせておきます。・落ち葉や植物を発酵させた完熟堆肥(腐葉土):5kg
・草木灰:100g
・ぼかし:200g
動画で見る!イチゴの苗の植え付け前にしておく土の準備や元肥・肥料
イチゴの植え付けに必要なスペースと畝の大きさ
・A:畝の幅/70cm・B:畝の高さ/20cm
・C:株間/25〜35cm
誰にでもできる!畝のつくり方やマルチの張り方はこちら
プランターにイチゴの苗を植え付ける場合
イチゴのプランター栽培は、深さが20cm程度あるものなら問題ありません。長方形の65型プランターなら、イチゴを3株程度栽培できますよ。3. イチゴの苗の植え付け方法|ランナーの向きをチェック!
植え穴にイチゴの苗を植え付けていきます。ランナーの位置と植え付ける深さに注意しましょう!Step1. イチゴの苗を植え付ける前にランナーの位置をチェック
イチゴの実は、ランナーと反対の方向に付きます。そのため、イチゴの実の収穫をしやすい通路側の反対側へ、ランナーを向けて植え付けます。
Step2. 30cm程度の間隔で植え穴を掘る
株間が30〜40cmほどあくように、苗がおさまるくらいの植え穴を掘り、その中に水を含ませておきます。Step3. イチゴの苗を植え穴に入れる
ポットからイチゴの苗を取り出し、植え穴に入れます。苗の周りの土を指で押さえ、最後に水を与えます。イチゴが元気に育つ!苗の植え付け方のポイント
株元から出る「クラウン」と呼ばれる部分はイチゴの生長点になるので、土で埋めてしまわないようにします。浅くもなく深くもなく植え付けるのがポイントです。初心者にもわかりやすい!イチゴの植え付け方法を動画でチェック
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