目次
やわらかくておいしい長ナス、生で食べられる水ナス、カラフルな海外品種から全国のご当地ナスなど、いろいろな種類を育てれば、それだけ料理のバリエーションも広がります。調理別の使い分け方もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 定番料理に向く!中長~大長ナス
とげなし千両二号
スーパーや青果店で、もっとも多く出回る定番品種。果実の形がよくそろい、皮がやわらかでどんな料理にも使えます。茎やへたにとげがなく、栽培や収穫作業がしやすい点も人気のポイントです。
なす とげなし千両二号(種)
・内容:1袋 40粒
・参考価格:630円前後
・参考価格:630円前後

野菜苗 ナス とげなし【とげなし千両二号】(接木苗)
・サイズ:9cmポット
・参考価格:250円前後
・参考価格:250円前後
あまうまごちそうなす
ジューシーでしっかりした甘みが感じられるナス。アクが少ないため、加熱調理のほかに、生や浅漬けでもおいしく食べられます。収穫サイズは、やや小さめの10~12cm。管理作業は、とげに気をつけて行いましょう。ふわとろ長
長さ35cm、太さ5cm前後にもなるジャンボナスで、名前の通り、ふわふわとろとろの食感が持ち味です。火の通りが早く炒め物や揚げ物にぴったり。庄屋大長(しょうやおおなが)
丈夫で成長が早く、果実の長さは35~40cmにもなる大長ナス。タネが少なくて果肉がやわらかく、焼きナスにすると絶品!庄屋大長(苗)
炒めて台湾
長さ28cm前後で、鮮やかな紫の皮と白い果肉が美しく、調理後も皮色がきれいに残ります。油との相性がよく、炒め物に最適!暑さや病気に強く、1株から30本程度収穫できます。2. 生でもおいしい!ジューシーな水ナス
みず茄(みずか)
絞ると水分がジュワッとあふれるほど、みずみずしいナス。甘みがあり、浅漬けなどがおすすめです。栽培初期からよく実がつき、たくさん収穫できます。
泉州絹皮水なす
浅漬けやぬか漬けにするほか、生のままスライスしてお刺身のように食べてもおいしい水ナスです。火の通りが早く、焼きなすにしても甘みが楽しめますよ。3. カラフルで楽しい!海外品種
白ナス
ヨーロッパやアメリカ、アジアなどで広く栽培されている白ナス。ナスの英語名(アメリカ英語)は「エッグプラント」ですが、真っ白でつるんとした姿を見ると、その呼び名にも納得がいきます。ほかのナスのように、調理中ほかの食材に色移りする心配がなく、加熱するととろりとした食感が楽しめ、グリルやソテーに向きます。
白ナス アイスバーグ(種)
・内容:0.5g(約100粒)
・参考価格:1,100円前後
・参考価格:1,100円前後
米ナス
日本でもすっかりおなじみの野菜ですが、じつはアメリカの品種を改良したもの。「米ナス」の名前も、ここから来ています。日本のナスと同じように黒っぽい紫色ですが、緑色のへたが見分けのポイント。大型で果肉がしっかりしていて、厚切りソテーや、ラタトゥイユなどの煮込み料理がおすすめです。カプリス
白地に紫のゼブラ柄のおしゃれなナスは、イタリア生まれ。米ナスと同じくらいの大きさで、ずっしりと重みがあります。オリーブオイルでソテーしたり、トマトやチーズを挟んでオーブン焼きにしたりと、イタリア風に味わってみましょう。
カプリス(種)
・内容:小袋 1ml
・参考価格:580円前後
・参考価格:580円前後
マクアプアン
「スズメナス」とも呼ばれる小さな緑色のナスは、グリーンカレーなどに欠かせないタイ野菜。大きめのグリーンピースほどの実が鈴なりにつきます。少し苦味があり、カレーやトムヤムスープ、炒め物などに入れると味に深みを与えてくれます。このほかタイのナスには、緑色の長ナス「マクアヤオ」、ゴルフボール大の「マクアプロ」などがあります。4. 大集合!日本全国ご当地ナス
山形系 梵天丸(ぼんてんまる)
山形県の在来品種で、名前は仙台藩主・伊達政宗の幼名から取られたもの。直径3cmほどの丸い小ナスで、薄皮で歯ごたえがよく、漬物によく使われます。たくさん収穫できるのも魅力的!果実が卵形の「秋田系 梵天丸」もあります。
山形系 梵天丸(種)
・内容:小袋 1.1ml
・参考価格:650円前後
・参考価格:650円前後
賀茂茄子
京都市北区上加茂で栽培されている伝統野菜で、重さ300gほどになる大きな丸ナスです。収穫時期が限られることと、皮に傷がつきやすいことから、ほかの地域にはあまり出回りません。しぎ焼き、味噌田楽などが定番の食べ方ですが、果肉がしっかりしていて、炒め物などでもおいしく食べられます。
賀茂ナス(苗)
・内容:苗×4株
・参考価格:1,300円前後
・参考価格:1,300円前後

賀茂なす(種)
・内容:小袋 1.5ml
・参考価格:330円前後
・参考価格:330円前後
埼玉青大丸なす
どっしりとした巾着形のナスは、埼玉県の在来種。アントシアニン系の色素を含まないため、皮は明るい緑色です。果肉がしっかりと締まっていて、煮物や炒め物、揚げ物などに向いています。
長岡巾着茄子
こちらは紫色の巾着形ナス。新潟県長岡市・中島地区で100年以上前から栽培されています。直径10cm、重さ250~350gと大型で、アクがやや強く、地元では、蒸してから冷蔵庫で冷やし、からしじょうゆをつけて食べる「蒸かしナス」という食べ方が一般的です。薩摩白長茄子
鹿児島県のご当地品種で、白ナスと呼ばれていますが、果皮は淡い緑色。在来種のなかでは病気に強く、育てやすいナスです。皮がかたいものの、果肉はとてもやわらかく、焼きナスにするとトロトロの食感と甘みが楽しめます。5. 丈夫な苗を選んで、ナスをたくさん収穫しよう
果菜類は栽培期間が長いので、丈夫でよい苗を選んで植えるのが成功の秘訣。葉がピンとしていて色が濃く、虫食い跡のないものを選びましょう。病気に強い品種の台木に、栽培する品種を接ぎ木した「接ぎ木苗」なら、病気のリスクが減らせます。やや割高ですが、収穫量アップをめざす方にはおすすめですよ!
紹介されたアイテム

なす とげなし千両二号(種)
¥626 税込

野菜苗 ナス とげなし【とげなし千両二号】(接木苗)
¥250 税込

白ナス アイスバーグ(種)

カプリス(種)

紫マクワプロ(タイ丸小ナス)(種)
¥514 税込

山形系 梵天丸(種)

賀茂ナス(苗)

賀茂なす(種)
¥324 税込

青大丸
¥270 税込

長岡巾着なす
¥540 税込