前回はAGRI PICK編集部と一緒に家庭菜園の計画の立て方を学びました。
今回はいよいよ具体的な栽培プランを立てていきます!
作物の生長や収穫を親子で楽しむ菜園に
5月の連休ごろは苗や種の植え付けのベストシーズン。アドバイザーのsanaさんが、HAHA PROJECTが思い描く親子で楽しむ菜園のために、春夏菜園の栽培プランを用意してくれました。家庭菜園アドバイザーsanaさん
AGRI PICKで栽培について多くの記事を執筆している植物ライターのsanaさん。自身のライフスタイルに合った無理のない家庭菜園を楽しんでいます。sanaさんプロフィール
農業研究センターで6年間、大豆と稲の研究作物の栽培及び実験助手業務に従事。その後、屋上ガーデン・屋上菜園などの管理業務を経て、植物ライターに。植物・園芸サイトやフリーペーパーなどで活動。AGRI PICKでは新規就農者のための野菜の栽培方法や農業経営者の取材記事を執筆中。
家庭菜園の計画について学んだ【計画編】はこちら
sanaさんの4つのおすすめ栽培プラン
コミュニティハウスの庭の一角にある畑は、隣に入居しているコミュニティ「TSUMUGI」と共有のもので、周りに芝生が敷き詰められています。HAHA PROJECTはこの畑の3分の1を使用する予定で、現在ベランダや家の中にそのまま置けるバッグ型のコンポスト「LFCコンポスト」で堆肥づくりをしています。プラン1. サツマイモやカボチャなどを中心にした畑
プラン1の特徴
・栽培品目は、サツマイモ、カボチャ、エダマメ。
・自家製堆肥を使用する。
・全体的にあまり手をかけずに育てられる。
・サツマイモやカボチャのつるは、畑の周りの芝生にかかると芝生が枯れてしまうので、支柱を立てて立体的に育てる。
・エダマメは土の中の栄養分を増やすはたらきがある。
プラン2. たくさんの野菜を栽培。「アニメの世界」に出てくるような畑
プラン2の特徴
・栽培品目は、トウモロコシ、サツマイモ、カボチャ、インゲン、ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、バーブ類。
・有機質100%の肥料を使用する。
・限られた空間で最大限栽培できる。
プラン3. 半分は簡単に育てられるもので、収穫を中心に楽しめる畑
プラン3の特徴
・栽培品目は、サツマイモ、カボチャ、ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、つるなしインゲン、ハーブ類。
・有機質100%の肥料を使用する。
・畑の半分であまり手がかからないサツマイモとカボチャを栽培。
・残りの半分にミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、つるなしインゲン、ハーブ類を栽培し、収穫もしっかり楽しめる。
プラン4. プランター栽培でチャレンジすることも可能
プラン4の特徴
・栽培品目は、ミニトマト、キュウリ、ナス、ミニカボチャ、ピーマン。
・プランターで栽培する。
・有機質100%の肥料を使用する。
・ミニトマトとキュウリはアーチ型の支柱を使い、子どもがくぐれるぐらいの大きさのアーチを作る。
・ハーブや葉物野菜を同時に育てることも可能。
それにプランター栽培は、プランターごと個人に割り当てて育てることもできるので、「〇〇ちゃんのトマト」のように特別感もでますよ。
栽培プランはいろいろ!選ぶことを楽しもう
sanaさんの提案によって、同じ広さの畑でもいろいろな栽培プランが考えられることがわかり、その上で、HAHA PROJECTはプラン4のプランター栽培を選択しました。しっかりした栽培プランを立てると必要なものが具体的にわかるので、準備がしやすくなりますね。栽培プランは迷うことがあるかもしれませんが、すべて自分で選んで決められるのが家庭菜園の楽しみの一つ。子どもと一緒に相談しながら、楽しんで進めていきましょう!次はとうとう栽培の開始です。AGRI PICKでは、今後もHAHA PROJECTの家庭菜園をリポートしていきます。お楽しみに!