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我が家流「行かない」Go Toトラベル|ハッピーファミリーファーマー日記 No.16


行くGo To トラベルキャンペーンより、行かない「オンラインファームツアー」を開始!熊本での家族経営農家の大津愛梨さんの日常を、生き生きした写真とともに知れる貴重な連載。「家族農業」を通じて、子育てや環境、教育などの新たな考え方が発見できるかも!?

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大津 愛梨

慶応大学環境情報学部卒業後、夫と共にミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里の南阿蘇で農業後継者として就農、有機肥料を使った無農薬・減農薬の米を栽培している。女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長、里山エナジー(株)の代表取締役社長、一般社団法人GIAHSライフ阿蘇の理事長などを兼任。農業、農村の価値や魅力について発信を続ける4児の母。…続きを読む

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田んぼで遊ぶ子どもたち

提供:O2Farm
熊本の米農家の母ちゃんが、日々の農作業や生活だけでなく、農業を通じてできる持続可能な環境作りや子育て、家族のことなどを週一で発信します。
これまでの「ハッピーファミリーファーマー日記」

グッバイ女子大生

大津愛梨さんと女子大生2人
提供:O2Farm
この週間連載「ハッピーファミリーファーマー日記」でも、月間連載「農業なくして持続可能な社会なし」でも何回か紹介した、我が家に長期滞在していた神奈川の女子大生2人。1人は「免許が取りたい」、1人は「お母さんが瀬戸内に仕事で来るからそこで合流したい」となって、新型コロナウイルスの第2波が来る前に、それぞれ親元に帰りました。約3カ月半を南阿蘇で過ごし、農業・家事・子育てを手伝いながら学業にも励み、さらに地域に溶け込む努力もした素晴らしい若者たちでした。

唐突に2人が「来週帰ります」となったので、私的には尻切れトンボ感は多少ありましたが、始まりがあれば当然いつかは終わりが来るもの。そもそも来ることになったのも突然だったので、去るのが突然なのも考えてみればしょうがないのかもしれません。
寂しい気持ちはもちろんあるものの、滞在期間中に新型コロナウイルスやほかの病気にならなかったのは何より。送り出した後、ものすごくホッとして、なんだかんだ気を張っていたんだなぁと気付かされました。何にしろ、大きく成長した彼女たちを笑顔で送り出せて良かった!

そしてやってきた令和2年7月豪雨

部屋の中のたくさんの救援物資
提供:O2Farm
女子大生たちが去る直前に、熊本をはじめ、日本各地の広範囲に被害が広がった令和2年7月豪雨。いやはや、すさまじい雨でした。上流域である阿蘇地域でも、避難勧告や警報は何度も出ましたが、目立つ被害はあまりなかったようです。しかし熊本県の南部は、連日メディアでも報道された通り、大変なことになってしまいました。

友人や知人の悲痛な声。4児の母としてはなかなか身軽にボランティアには行けないので、支援物資を集めたり、その仕分けをしたりして、南阿蘇を離れずにできることをやるようにしていました。そして復旧の見通しさえ立っていないタイミングでの、Go Toトラベルキャンペーン繰り上げスタート。いやいや、感染が拡大している中で、無症状の人にウロウロされたら困るでしょ…。
そんな危機感から、急遽「オンラインファームツアー」なるものを始めることにしました。

農村の風景はお届けするから、今は来ないで!

田んぼの美しい風景
提供:O2Farm
「農村の清々しい風景をお茶の間に届けよう」「少しでも生産現場のことを知ってもらおう」、そんなコンセプトで企画した「オンラインファームツアー」。といっても、そんなに凝った企画ではなく、いつもの農作業時間の一部を割いて、田んぼや畑に行く道すがらや農作業をライブ配信でお届けしようというもの。配信場所は、私が普段からこまめに情報発信しているFacebookです。

“情報発信も仕事”という通り、仕事としてしまうとそれなりの覚悟はいりますが、新しい機材や仕掛けが必要なわけでもないし、いわばファンサービス的に、普段やっていることを見せるだけ。始めてみたら、「なんでこれまでやってこなかったんだろう」という感じでした。

そもそも農村は、車がないといけない・距離的に遠い・行ったところで何かがあるわけでもない。新型コロナウイルスで農村に来られないから…なんて考えなくても、そもそも行きづらい場所でした(笑)。でも、農業の現場はより多くの人に知って欲しい。
それなら講演とかを引き受けるより、日常をライブ配信すりゃ良かったんだ!と気付かされました。「ひょうたんから駒」「目からうろこ」「ピンチをチャンスに」など、いろいろなものが詰まった企画になりそうです。

牛も感染予防!?

マスクをした牛のモニュメント
提供:O2Farm
被災した友人に送りたいものがあって、近くの道の駅に行ってみつけた牛のモニュメント。しっかりマスクをしてましたよ。
南阿蘇は農村といっても観光地。私はなるべくウロウロしないようにしているので、南阿蘇にどのくらいの人出があるのかはよく知らないのですが、コロナ禍であってもそれなりに人が来ているようです。
有効なワクチンができるまでは、しっかり感染予防の徹底しかないですね!

【毎月更新!】月間連載アーカイブ「農業なくして持続可能な社会なし」
【週間連載】家族経営農家の日常を配信「ハッピーファミリーファーマー日記」

大津 愛梨(おおつ えり)プロフィール
1974年ドイツ生まれ東京育ち。慶応大学環境情報学部卒業後、熊本出身の夫と結婚し、共にミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里である南阿蘇で農業後継者として就農し、有機肥料を使った無農薬・減農薬の米を栽培し、全国の一般家庭に産直販売している。
女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長を務めるほか、里山エナジー株式会社の代表取締役社長、一般社団法人GIAHSライフ阿蘇の理事長などを兼任。日経ウーマンの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」やオーライニッポン「ライフスタイル賞」のほか、2017年には国連の機関(FAO)から「模範農業者賞」を受賞した。農業、農村の価値や魅力について発信を続けている4児の母。
ブログ「o2farm’s blog」

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