カモミールの育て方|花も香りも魅力たっぷりのかわいいハーブ!

青りんごのような甘い香りの花を咲かせるカモミールは、ハーブティーやアロマにすることができる、人気のハーブ。地植えでも、プランターでも簡単にできる、カモミールの育て方を紹介します!ジャーマンカモミールとローマンカモミールの違いについても。


ジャーマンカモミール

出典:写真AC
見た目もかわいくて、とても良い香りがするカモミール。お茶として飲んだりポプリにしたりと活用法も豊富で、カモミールは世界中で栽培されている人気のハーブです。しかも「踏みつけられるほどよく育つ」といわれるほど丈夫で、初心者でも育てやすいのがうれしい!

香りに癒やされる!カモミールは人気のハーブ

カモミールティー
出典:Pixabay
ハーブというと、葉っぱの部分を料理のスパイスとして使うイメージかもしれませんが、カモミールの場合は花の部分を摘み取って使います。原産地のヨーロッパでは、薬としても利用されているそう。自家栽培してたっぷり収穫したら、お風呂に入れたり、サシェ(香り袋)を作ってもGood!和名は「カミツレ」といいます。

カモミールはどんな香り?

カモミールはよく「青りんごの香り」と例えられます。ずっと嗅いでいたくなる、草のようなリラックスできる甘い香りがします。

ハーブティーとしても人気

カモミールは、ハーブティーとして特に有名かもしれません。透き通るような黄金色で、やさしい香りとさっぱりとした口当たりが特徴です。カモミールの花にはカフェインが含まれていないので、紅茶葉とブレンドしてないものなら、寝る前に飲むのもおすすめです。

ジャーマンカモミールとローマンカモミールの違い

カモミールには、一年草のジャーマンカモミールと、毎年花を咲かせる多年草のローマンカモミールがあります。この2つは見た目こそ似ているものの、分類上は「属」が異なる別の植物です。

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール
出典:Pixabay
春に種まきする一年草で、枝分かれしてたくさんの花を咲かせます。ローマンカモミールよりも花のサイズが小さく、繊細な印象。また、ハーブティーにしたときに、よりクセがなく飲みやすいのはジャーマンカモミールです。
日本で「カミツレ」「カモミール」というと、ジャーマンカモミールのことを指すことが多いようです。

おすすめ!ジャーマンカモミールの種

ITEM
ジャーマンカモミール 種
細かいジャーマンカモミールの種がたっぷり入っています。春まきも秋まきも可能!

・詰量:0.9ml
・発芽率:65%

カモミールティーを飲もうとおもいまして、
買わせていただきました。
ちゃんと花が咲きました。


ローマンカモミール

ローマンカモミール
出典:写真AC
花のサイズがやや大きく、1本の茎に一つだけ花を付ける多年草です。ジャーマンカモミールと違って、花だけでなく葉も甘い香りがしますが、ハーブティーにすると、ジャーマンカモミールよりも苦みを感じます。植物療法では、ローマンカモミールが使われることが多いそうです。ローマンカモミールの和名は「ローマカミツレ」です。

おすすめ!ローマンカモミールの種

ITEM
ローマンカモミール 種
ローマンカモミールの種はジャーマンカモミールよりも売られていることが少なく、貴重です。容量は0.1mlと少なめなので、たくさん育てたいなら数袋購入しておきましょう。

・詰量:0.1ml



カモミールの栽培カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
肥料
開花・収穫

カモミールの育て方

ジャーマンカモミール
出典:Pixabay
カモミールは高温多湿を避け、土がカラカラに乾かないよう注意しながら、ほどよい湿り気をキープして育てます。

種まき

種まきの時期

発芽適温は15~20℃くらい。4月か9月ごろに種まきしますが、おすすめは9月の種まきです。4月に種まきすると、すぐ開花時期になってしまうので、それまでに株が充分大きくならず、花の数も減ってしまいやすいのです。それに対して秋まきは、開花まで期間が長いので、しっかりとした大株に育ちます。

種まきの方法

ポリポットやセルトレーに種まきします。カモミールの種はとても小さく、指でつまむのが大変なので、あらかじめ少量の土と混ぜておき、その土をパラパラふりかけるようにまくと簡単にできます。土をかぶせる必要はありません。

植え付け

ガーデンの土とシャベル
出典:StockSnap
苗が高さ5~10cmくらいになったら、花壇やプランターに定植しましょう。水持ちが良く、肥えたやわらかい土を好みます。地植えでは、腐葉土や堆肥を多めにすき込み、土がふかふかになるようにしっかりと耕してください。プランターで育てるときは、市販の園芸用培養土でOKです。

日当たり

風通しと日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、カモミールは高温多湿に弱いので、地植えの場合はバークチップで表土を覆って地温が上がるのを防いだり、真夏だけ遮光したりといった暑さ対策をすると安心です。プランターの場合は、夏は直射日光を避けられる涼しい場所に移動させてください。

水やり

ジャーマンカモミール:やや湿り気を好みます。朝か晩に様子を見て、土の表面が乾燥していたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水を与えましょう。
ローマンカモミール:根腐れしやすいので、やや乾燥気味に管理してください。発芽して日が浅い小さな苗のうちは、水やりの衝撃で根元がぐらつきやすいので、水はできるだけそっと与えます。

肥料

ジャーマンカモミール:植え付けるときに、緩効性肥料を混ぜておくだけで大丈夫です。追肥は特に必要ありません。チッ素が多いと花付きが悪くなり、葉ばかり茂ってしまいます。
ローマンカモミール:開花前の3月ごろに、リンが多めの肥料を追肥しましょう。

摘心や刈り込み

ジャーマンカモミールの花
出典:Pixabay
ジャーマンカモミール:苗が15~20cmくらいの高さになったら、茎の先端を摘心しましょう。わき芽が増えることで、花数が増えます。
ローマンカモミール:花を収穫し終えたら、蒸れを防ぐためにも、少し葉っぱを残して草丈10cmほどに刈り込みましょう。株を健康にしておくことで、翌年もまた元気に花を咲かせてくれますよ。

病害虫

風通しが悪かったり、チッソの多い肥料を与えたりすると、アブラムシが発生しやすくなります。鉢植えでは、暑い時期にハダニが発生することも。見つけたら、発生が少ないうちに駆除しましょう。


収穫

カモミール
出典:写真AC
開花直後のカモミールは平たい花ですが、だんだん花びらに囲まれた中心の黄色い部分がふくらみ、突起のようになります。この黄色い部分が膨らんできたら、花弁が反り返る前に収穫しましょう。花をこまめに収穫すると、開花時期も長くなります。

保存

ドライカモミール
出典:写真AC
収穫したカモミールの花は、冷凍保存がおすすめ!常温で保存するより、色や香りが良く残ります。冷凍するときは、洗ってから水を切った生の状態でも、電子レンジや天日干しで完全に乾燥した状態でもOKです。しっかり密封すれば、翌春まで保存できます。

カモミールの花を収穫した後は

ジャーマンカモミールの花とてんとう虫
出典:写真AC

ジャーマンカモミール|種を採る

一年草なので、花を収穫した後は、そのまま植えていても枯れてしまいます。株を根ごと掘り出して処分しましょう。種を採って来年また育てたい時は、花を数個残してそのままにしておきましょう。花びらが枯れ、花の中心が盛り上がってくすんできたら、花ごと採って乾燥させて種を出してください。

ローマンカモミール|植え替える

鉢植えで育てている場合は、一年に一回くらいのペースで、一回り大きい鉢に植え替えましょう。3月中旬〜4月、9月中旬〜10月ぐらいがおすすめです。根を傷めないように注意しながら、最初に植え付けたときと同じように、水持ちのいいやわらかな土へ植え替えます。

ハーブティーに、お風呂に!カモミールの活用方法

水に浮かべたカモミールの花
出典:写真AC

カモミールティー

カモミールの花を熱湯で蒸らして、カモミールティーに!身体の芯までじんわり温まり、ほっと癒やされます。夏におすすめな冷たいカモミールティーの作り方は、以下の記事で紹介しています。

カモミール風呂

お茶袋やネットにカモミールを10gくらい詰めて、お風呂を沸かすときに入れておくだけで、ハーブ風呂のできあがり!カモミールの甘い天然の香りでリラックスできますよ。なお、ハーブの色素沈着を防ぐため、入浴後はすぐにお湯を抜くようにしてくださいね。

2つのカモミールの違いを楽しんで!

ジャーマンカモミール
出典:写真AC
カモミールティーが好きなら、苦みの少ないジャーマンカモミールを育てるのがおすすめです。ローマンカモミールは、花だけでなく葉や茎までしっかり香りがするので、日常的にお風呂に入れてハーブバスも楽しめます。両方育てて、2つのカモミールの違いを堪能してみてくださいね!

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MitsuyaNao
MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。