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香りに癒やされる!カモミールは人気のハーブ
ハーブというと、葉っぱの部分を料理のスパイスとして使うイメージかもしれませんが、カモミールの場合は花の部分を摘み取って使います。原産地のヨーロッパでは、薬としても利用されているそう。自家栽培してたっぷり収穫したら、お風呂に入れたり、サシェ(香り袋)を作ってもGood!和名は「カミツレ」といいます。カモミールはどんな香り?
カモミールはよく「青りんごの香り」と例えられます。ずっと嗅いでいたくなる、草のようなリラックスできる甘い香りがします。ハーブティーとしても人気
カモミールは、ハーブティーとして特に有名かもしれません。透き通るような黄金色で、やさしい香りとさっぱりとした口当たりが特徴です。カモミールの花にはカフェインが含まれていないので、紅茶葉とブレンドしてないものなら、寝る前に飲むのもおすすめです。ジャーマンカモミールとローマンカモミールの違い
カモミールには、一年草のジャーマンカモミールと、毎年花を咲かせる多年草のローマンカモミールがあります。この2つは見た目こそ似ているものの、分類上は「属」が異なる別の植物です。ジャーマンカモミール
日本で「カミツレ」「カモミール」というと、ジャーマンカモミールのことを指すことが多いようです。
おすすめ!ジャーマンカモミールの種
ジャーマンカモミール 種
細かいジャーマンカモミールの種がたっぷり入っています。春まきも秋まきも可能!
・詰量:0.9ml
・発芽率:65%
・詰量:0.9ml
・発芽率:65%
カモミールティーを飲もうとおもいまして、
買わせていただきました。
ちゃんと花が咲きました。
出典: Amazon
ローマンカモミール
おすすめ!ローマンカモミールの種
ローマンカモミール 種
ローマンカモミールの種はジャーマンカモミールよりも売られていることが少なく、貴重です。容量は0.1mlと少なめなので、たくさん育てたいなら数袋購入しておきましょう。
・詰量:0.1ml
・詰量:0.1ml
カモミールの栽培カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ||||||||||
植え付け | ● | ● | ||||||||||
肥料 | ● | |||||||||||
開花・収穫 | ● | ● | ● | ● |
カモミールの育て方
種まき
種まきの時期
発芽適温は15~20℃くらい。4月か9月ごろに種まきしますが、おすすめは9月の種まきです。4月に種まきすると、すぐ開花時期になってしまうので、それまでに株が充分大きくならず、花の数も減ってしまいやすいのです。それに対して秋まきは、開花まで期間が長いので、しっかりとした大株に育ちます。種まきの方法
ポリポットやセルトレーに種まきします。カモミールの種はとても小さく、指でつまむのが大変なので、あらかじめ少量の土と混ぜておき、その土をパラパラふりかけるようにまくと簡単にできます。土をかぶせる必要はありません。植え付け
日当たり
風通しと日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、カモミールは高温多湿に弱いので、地植えの場合はバークチップで表土を覆って地温が上がるのを防いだり、真夏だけ遮光したりといった暑さ対策をすると安心です。プランターの場合は、夏は直射日光を避けられる涼しい場所に移動させてください。水やり
ジャーマンカモミール:やや湿り気を好みます。朝か晩に様子を見て、土の表面が乾燥していたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水を与えましょう。ローマンカモミール:根腐れしやすいので、やや乾燥気味に管理してください。発芽して日が浅い小さな苗のうちは、水やりの衝撃で根元がぐらつきやすいので、水はできるだけそっと与えます。
肥料
ジャーマンカモミール:植え付けるときに、緩効性肥料を混ぜておくだけで大丈夫です。追肥は特に必要ありません。チッ素が多いと花付きが悪くなり、葉ばかり茂ってしまいます。ローマンカモミール:開花前の3月ごろに、リンが多めの肥料を追肥しましょう。
摘心や刈り込み
ローマンカモミール:花を収穫し終えたら、蒸れを防ぐためにも、少し葉っぱを残して草丈10cmほどに刈り込みましょう。株を健康にしておくことで、翌年もまた元気に花を咲かせてくれますよ。
病害虫
風通しが悪かったり、チッソの多い肥料を与えたりすると、アブラムシが発生しやすくなります。鉢植えでは、暑い時期にハダニが発生することも。見つけたら、発生が少ないうちに駆除しましょう。収穫
保存
カモミールの花を収穫した後は
ジャーマンカモミール|種を採る
一年草なので、花を収穫した後は、そのまま植えていても枯れてしまいます。株を根ごと掘り出して処分しましょう。種を採って来年また育てたい時は、花を数個残してそのままにしておきましょう。花びらが枯れ、花の中心が盛り上がってくすんできたら、花ごと採って乾燥させて種を出してください。ローマンカモミール|植え替える
鉢植えで育てている場合は、一年に一回くらいのペースで、一回り大きい鉢に植え替えましょう。3月中旬〜4月、9月中旬〜10月ぐらいがおすすめです。根を傷めないように注意しながら、最初に植え付けたときと同じように、水持ちのいいやわらかな土へ植え替えます。ハーブティーに、お風呂に!カモミールの活用方法
カモミールティー
カモミールの花を熱湯で蒸らして、カモミールティーに!身体の芯までじんわり温まり、ほっと癒やされます。夏におすすめな冷たいカモミールティーの作り方は、以下の記事で紹介しています。カモミール風呂
お茶袋やネットにカモミールを10gくらい詰めて、お風呂を沸かすときに入れておくだけで、ハーブ風呂のできあがり!カモミールの甘い天然の香りでリラックスできますよ。なお、ハーブの色素沈着を防ぐため、入浴後はすぐにお湯を抜くようにしてくださいね。2つのカモミールの違いを楽しんで!
紹介されたアイテム
ジャーマンカモミール 種
ローマンカモミール 種