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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
ナスタチウムってどんな花?
エディブルフラワーの基礎知識はこちら!
ナスタチウムの品種
つる性、立性、矮性、一重咲き、八重咲き、斑入りなど、ナスタチウムは種類豊富です。植えたい場所や、組み合わせる植物に合わせて選べます。花言葉
「愛国心」「困難に打ち勝つ」「勝利」「光の導き」などです。ナスタチウムのいろいろな楽しみ方
花壇に
見るだけで元気になるビタミンカラーの花やユニークな葉の形を活かして、印象的な花壇作りができます。株と株の間が狭いと風通しが悪くなるので、株間は20~30cmあけるようにしてくださいね。寄せ植えやつり鉢に
花や葉っぱを食用に
コンパニオンプランツとしても
野菜や果樹の近くに植えると、作物の生育を助けるコンパニオンプランツとして活躍します。ブロッコリー、カブ、キャベツなどと相性が良いといわれています。ただし近くに植え過ぎると、植物同士が密集して生育を妨げることもあるので、50~60cm以上株間をあけるようにしてください。ナスタチウムの栽培カレンダー
1年に2度開花シーズンがあるので、長く花を楽しめますね!1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ● | ● | ||||||||
植え付け | ● | ● | ● | |||||||||
開花 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||
挿し木 | ● | ● | ● | ● | ● |
ナスタチウムの育て方
種まき
ナスタチウムの種は大きく、表面の皮は硬いですが、発芽しやすいので種まきからの栽培にチャレンジしてみましょう!一晩水に浸けておくと発芽しやすくなります。土を入れたポリポットなどに、2~3粒ずつまいてください。嫌光性種子なので、厚み1cmくらいの土でしっかり覆います。
春まき
3~5月上旬に春まきすると、6~7月ごろに開花します。開花までの期間の短さが魅力です。真夏は暑さで花が一旦止まってしまいますが、秋になるとまた開花します。秋まき
9月に秋まきした場合は、冬越しさせて、翌年の春以降に花を楽しみます。開花までの期間が長い分、株が立派に大きく育ちますよ。おすすめのナスタチウムの種
植え付けの場所と土
場所
日当たり、風通し、水はけの良い場所を好みます。日当たりが悪いと花付きが悪くなり、風通しが悪いと病気にかかりやすくなります。ただし、高温には弱いため、とくに暑さが厳しい真夏は半日陰に移動させると良いでしょう。土
ナスタチウムの原産地は高冷地の痩せた土なので、肥えた土壌より痩せた土壌を選んで植え付けます。水はけの良さも大切です。鉢やプランターで育てる場合は、園芸用の培養土を使うか、赤玉土6:腐葉土4、もしくは赤玉土5:腐葉土4:川砂1の割合で配合するのがおすすめ!
水やり
肥料
植え付けの際に、チッ素よりもリン酸・カリが多い配合肥料を、元肥として少し与えるだけでOKです。肥料が多いと葉だけが茂り、開花しにくくなるので注意!切り戻し
ナスタチウムは暑さに弱いので、梅雨があけて暑くなると株が弱ってきます。弱った株は1/3くらいに切り詰めましょう。夜の気温が20℃以下になる秋ごろに、また咲きはじめます。収穫
苗が小さいうちは、葉はむやみに摘み取らず、株を充実させるようにしましょう。種まきしてから約60~70日くらい経ってからは、いつでも収穫できます。花は、初夏か秋、種は秋に収穫します。冬越し
秋まきして翌年まで株をしっかり育てたい場合は、プランターや鉢などに植え付けて、越冬させます。気温が5℃以下に下がらない軒下やベランダ、日当たりの良い室内へ移動させ、霜や寒風に当てないように管理します。