生分解性マルチフィルムを使用したきっかけは?
新潟市北区で水稲(3.8ha)、エダマメ(1.6ha)を栽培する宗村輝彦さん。ブランド枝豆「くろさき茶豆」はゆでたときの独特の香りと甘みが特徴で、国の地理的表示(GI)保護制度にも登録されています。作業効率向上をねらい生分解性マルチフィルムを導入
宗村さんは以前から、生分解性マルチフィルムは周囲の生産者からの評判がよく、メリットも多いと聞いていたといいます。宗村輝彦さん
栽培が終わった後のマルチフィルムの回収作業や廃棄にわずらわしさを感じていました。生分解性マルチフィルムを購入する際に新潟市の補助金が利用できると知り、作業効率をアップさせたいと思って7年前ほど前に導入しました。
生分解性マルチフィルムについて詳しくはこちら
分解速度に課題を感じる
生分解性マルチフィルムは、はぎ取る手間がなく、ロータリーで土中にすき込んでしまえば最終的には微生物によって分解されます。ただし、天候や地温、地域や土の性質によっても分解速度は異なります。また、土壌消毒剤の使用によって分解速度が早くなる場合があり、展張期間が長い作物に使用する際には、想定よりも早く分解が始まってしまうことがありました。宗村輝彦さん
当時使用していた生分解性マルチフィルムは、栽培する年ごとに分解速度が違っていました。早期分解が発生して1カ月ほどで破れてしまったこともありましたね。
展張期間が長いエダマメにも使える「カエルーチ™L」
手間が減らせるうえに、環境への負荷も低減できる生分解性マルチフィルムですが、栽培期間が終わらないうちに破れてしまうのはネックです。そんな宗村さんの悩みを解決したのが、三菱ケミカルアグリドリーム株式会社の新製品「カエルーチ™L」です。「カエルーチ™L」は、従来品に比べて分解速度がゆるやかに進行するように改良されたもの。生分解性樹脂の配合加工技術によって性能がアップするとともに、コストバランスにもすぐれています。
宗村輝彦さん
1haのエダマメ畑に「カエルーチ™L」を使用してみました。栽培期間は4月下旬から7月末、5月下旬から10月上旬のパターンでしたが、どちらも最後まで破れずにしっかりと展張できました。
スケジュール通りに作業が進み、タイムロスがない
さらに、「カエルーチ™L」を使用することで、作業効率がアップしたといいます。宗村輝彦さん
エダマメは朝もぎで収穫するので、時間に余裕がありません。「カエルーチ™L」は収穫時期になるとある程度は分解しているので、フィルムが収穫機にからまりにくいのです。作業が快適に進むので、スケジュール通りに動けるのも助かりました。
最後まで展張できるから雑草の発生をしっかり抑制
「カエルーチ™L」を使用した区画では、最後までマルチフィルムが破れずに、雑草の抑制にはかなりの効果を実感したという宗村さん。さらにうれしい効果もありました。宗村輝彦さん
栽培期間中だけでなく、栽培後も雑草が生えにくくなったと感じています。収量に変化はありませんが、メリットが大きいので来シーズンも使用したいと考えています。エダマメを栽培している生産者にも「カエルーチ™L」をぜひすすめたいですね。
宗村さんが生分解性マルチフィルムを購入する際、新潟市から費用の一部が助成されたように、自治体によっては補助金が利用できる場合もあります。お住まいの地域の自治体のHPなどで情報を確認してみてください。
「カエルーチ™L」の詳細情報
生分解性マルチフィルム「カエルーチ™L」の使用方法
「カエルーチ™L」を使用する際には、以下のポイントにご注意ください。【使用のポイント】
◆購入後はすみやかに使用
◆若干ゆるめに展張する
◆土壌の乾燥に注意
また、土壌条件(温度・水分量・土質)、展張時期により分解性が異なります。また、土壌消毒剤の使用で分解速度が早まる場合があります。
展張方法や使用上の注意の詳細については、下記の商品ページを確認してください。
「カエルーチ™L」使用上の注意点
「カエルーチ™L」を使用しているトウモロコシ農家の体験談も!
商品への問い合わせ・購入はお近くの販売店へ
「カエルーチ™L」に関する相談や購入については、詳しくはお近くの農業資材販売店、種苗販売店、JAへお問い合わせください。発売元
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