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展張期間の長いトウモロコシ栽培でも効果を実感!生分解性マルチフィルム「カエルーチ(TM)L」の魅力


生分解性マルチフィルムは、環境負荷が少なく、栽培後の作業負担も軽減できるエコな農業資材として注目されています。新たに発売された「カエルーチ(TM)L」は、展張期間の長いトウモロコシにも効果を発揮。製品の特徴と使用感、従来品との違いについて、農家の声とともに紹介します。
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大石農園 大石さん

撮影:安達紗希子
環境負荷が少なく、栽培後の作業負担も軽減できる生分解性マルチフィルム。今注目のこの農業資材に、三菱ケミカルアグリドリーム株式会社から新製品カエルーチ™Lが登場しました。従来品の「カエルーチ™」に比べて展張期間の長い作物にも使用可能な「カエルーチ™L」の特徴や使用感について、実際に「カエルーチ™L」を使用するトウモロコシ農家、大石農園 大石博さんの声を交えて紹介します。

環境負荷の低減だけじゃない!生分解性マルチフィルムのメリット

カエルーチLトウモロコシ畑
撮影:安達紗希子
生分解性マルチフィルムとは、「バイオプラスチック」と呼ばれ、土壌中で水と二酸化炭素に分解される素材を使った農業資材です。
環境に配慮しているイメージがある生分解性マルチフィルム。使用することでさまざまなメリットが得られます。

栽培後の作業を省力化

生分解性マルチフィルムは、時間が経つと、土壌中の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、作物の栽培終了後はトラクターなどで土壌にすき込むだけ。マルチをはがす、廃棄物としてまとめるといった作業を行う必要がないので、畑の後処理を省力化することができます。

廃プラスチックを削減できる

使用後のマルチフィルムは、土や作物の残渣(ざんさ)がついているため、カサが増し、ゴミとしての量も多くなります。その点、生分解性マルチフィルムなら、使用後そのまま畑で処理できるので、畑から出る廃プラスチックを大幅に減らせます。

畑をきれいに保てる

生分解性マルチフィルムは土の中で分解されるため、耕作するごとに畑の中からフィルムが出てくるといったことはありません。少ない後処理で、畑をきれいに保てます。

トウモロコシ農家を悩ませた、生分解性ならではの課題

カエルルーチLトウモロコシ畑
撮影:安達紗希子
神奈川県綾瀬市で野菜を生産する大石博さんは、環境に配慮した農業がしたいと、これまで数々の生分解性マルチフィルムを使用してきました。そんな大石さんを悩ませていたのが、生分解性マルチフィルムの展張期間の短さ。毎年、トウモロコシが発芽して3cmほどに育ったころから、土をかぶせている境界線部分が破れやすくなり、破れるたびにフィルムの上に土をかぶせて張りなおす作業を繰り返してきたといいます。
大石博さん
大石博さん
風が吹いたら畑に行き、その都度はがれたマルチフィルムに土をかけて直すという作業を繰り返していました。この張り直し作業は、ときには何時間もかかることもあって本当に大変で、生分解性マルチフィルムの使用をやめようと思ったこともありました。

栽培中の張り直しがゼロに!「カエルーチ™L」のメリット

カエルーチL使用ほ場
撮影:安達紗希子
これまでの製品は、夏場に3カ月を超えて栽培するトウモロコシのような作物に使うと、栽培中に地中に埋め込んだ部分の分解が進んでしまい、はがれやすくなるといった声がありました。

この課題を解決したのが、生分解性マルチフィルム「カエルーチ™Lです。


フィルム展張のしやすさや展張期間の長さを実感

地域のJAの勧めで2022年の夏からトウモロコシの栽培で「カエルーチ™L」を使い始めた大石さん。
従来品が3〜4カ月で徐々に分解が進むのに比べて、「カエルーチ™L」は分解がゆるやかに進行することで機能が維持します。
展張期間が長いカエルーチ™Lを使ったことで、例年悩まされていたストレスからすっかり解放されたといいます。
大石博さん
大石博さん
まず感じたのは、フィルムの張りやすさです。他社製品に比べて厚みがあるのか、少し風がある日でも設置しやすく、土とフィルムの間に空気が入ることなく、地面にぴったりと設置できます。

フィルムの張り直し作業不要、作物の生育も良好に

さらに、「カエルーチ™L」は従来品に比べて分解がゆるやかに進行します。実際「カエルーチ™L」を使った際には、栽培途中の張り直しはまったく行う必要がなかったそうです。マルチの耐久性が高くなったことで、雑草の発生を抑えたり、地温を維持したりといったマルチ本来の機能が発揮され、トウモロコシの生育にもいい影響があったそうです。
大石博さん
大石博さん
マルチが破れないので雑草が生えることが少なくなり、トウモロコシに栄養がしっかり行き届くようになりました。おかげでトウモロコシの肥大もよく、安定した出荷が可能になりました。

「カエルーチ™L」の詳細情報

来シーズンにも期待!仲間を増やして地域を盛り上げたい

カエルーチLトウモロコシ部会
撮影:安達紗希子
カエルーチ™L」の効果に大満足の大石さん。今季の栽培を終えた今、来シーズンの栽培に向けて徐々に準備を進めています。
大石博さん
大石博さん
来シーズンもトウモロコシの栽培にはぜひ使用したいですし、ほかの農家にも紹介したいですね。レタスの栽培でも導入したいですが、あらゆる農業資材の価格が上がるなか、費用面での課題を感じています。

自治体によっては、生分解性マルチフィルムの購入費用の一部を補助するところもあります。補助額は自治体によって異なりますが、購入額の1/3〜1/2程度を補助するケースが多いようです。事前に自治体のHPなどで情報を確認するのもおすすめです。


「カエルーチ™L」を使用する際のポイント

カエルーチLエダマメのほ場
写真提供:三菱ケミカルアグリドリーム株式会社
生分解性マルチフィルムの基本的な使い方はプラスチック製マルチフィルムとほぼ同じですが、保管や土壌へのすき込みの際にはいくつか注意が必要です。「カエルーチ™L」を使用する際の注意点を紹介します。

■購入後はすぐに使用する
■土壌の水分管理に注意
■すき込みはフィルムがもろくなってから

生分解性マルチフィルムは、時間が経つと強度が下がるため購入後はすぐに使用しましょう。一般的なプラスチック製マルチフィルムに比べると、土壌の水分保持力が低く、土が乾きやすくなります。また、土壌消毒剤などの農薬を使用した場合には分解が早まるので注意が必要です。フィルムを土壌中にすき込む際は、地中に埋まるようにしっかりとすき込みます。
地表面に残っていると分解が遅れ、周辺に飛散する可能性も。環境条件によっては分解の進行が遅く、すき込み時にフィルムが機械に絡み付く場合があります。

そのほかの使用上の注意については、下記をご覧ください。
「カエルーチ™L」の詳細情報

商品への問い合わせ・購入はお近くの販売店へ

カエルーチL荷姿
写真提供:三菱ケミカルアグリドリーム株式会社
「カエルーチ™L」に関する相談や購入について、詳しくはお近くの農業資材販売店、種苗販売店、JAへお問い合わせください。

発売元

「カエルーチ™L」を発売した、三菱ケミカルアグリドリーム株式会社は、農業用ビニルフィルム(農ビ)、ポリオレフィン系フィルム(農PO)、べたがけ不織布や灌水チューブなど多種類の農業用製品を提供する国内メーカーです。フィルムの配合やコーティングの技術の高さで定評があり、グループ会社と連携することで高い研究開発力を有しています。

三菱ケミカルアグリドリーム株式会社
東京都中央区日本橋本石町一丁目2番2号 三菱ケミカル日本橋ビル
TEL:03-3279-6200 受付時間:9:00〜18:00(土日祝日を除く)

取材協力

大石農園|大石博さん

大石博さん
撮影:安達紗希子
2018年に就農。お客さまの立場に立って野菜を作ることをモットーに、神奈川県綾瀬市でトウモロコシ(150a)、レタス、キャベツなどを栽培しています。2020年から綾瀬市トウモロコシ部会部長としても活躍。

Sponsored by 三菱ケミカルアグリドリーム株式会社

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この記事の筆者:
中山 昭子

農の魅力をたくさんの人に届けたい! そんな想いで、人の居場所になるような農園づくり&情報発信に取り組んでいます。 相模原で体験農園のオープンに向けて奮闘中。調布市在住。2児の母。

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