『除草剤』 用途別おすすめ7選と使い方|一番人気『ラウンドアップ』の効果とは?|農業・ガーデニング・園芸・家庭菜園マガジン[AGRI PICK]

『除草剤』 用途別おすすめ7選と使い方|一番人気『ラウンドアップ』の効果とは?

除草剤の選び方から、タイプ別のおすすめ、効果的な使い方まで徹底解説!「ラウンドアップってよく聞くけどその効果は?」「バスタやサンフーロンと何が違うの?」といった悩みにお答えします。雨に強い除草剤、強力根こそぎタイプ、犬等ペットにも安全なタイプなどタイプ別にPICK UP!


出典:pixabay
いくら抜いても、どれだけ丁寧に刈っても、必ず雑草は生えてきます。完璧だと思っても、翌日にはすでに新しい芽が見えていて、残念を通り越して笑ってしまった人もいるはず。本当に雑草の生命力には目をみはるものがありますよね。そんな奴らにも、除草剤という弱点があります。どのような種類があるのか、自分の環境で使っても大丈夫なのか、除草剤の使い方を学びましょう!

 

除草剤は2タイプ。液体と顆粒では効果がまったく違う!

液体タイプのメリット・デメリット

すでに生い茂ってしまった雑草を枯らしたければ、迷わず液体タイプを使いましょう。即効性があり、目に見える効果が期待できます。薬剤の残留も少なく、散布してから日を開けずに畑や花壇に転用できるのも魅力です。ただ雨に弱いため、撒くタイミングを見計らわなければいけません。また、雑草の予防効果にもほとんど期待できません。

液体タイプ 一覧
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液体タイプ 一覧

液体タイプの効果的な使い方

液体タイプは雑草の葉や茎に直接かけて使います。ストレート用と希釈用がありますが、基本的な使い方は変わりません。この時に注意したいのが土にかけてしまうこと。ほとんど効果がないのでやめましょう。葉や茎に直接作用することから、葉茎処理型とも呼ばれています。

 

雨に注意!使う前に天気予報を確認しよう

せっかく除草剤をかけても、雨に濡れると流れてしまうため、使用後半日は雨が降らないことを確認してから撒きましょう。また、雑草が元気なシーズンではあまりない条件ですが、気温が20℃を下回ると効果が落ちる製品が多いため、気温も確認しておくと安心です。

⇨次ページ:顆粒タイプの使い方・圧倒的人気を誇るラウンドアップのすごさとは?


顆粒タイプのメリット・デメリット

雑草をそもそも生えないようにしたい場合には顆粒タイプ。土に染み込み、根から枯らすことができます。即効性ではない反面、除草効果が高く、成分が残留するため予防効果も抜群です。今後しばらく別のものを植える予定がない場所に使いましょう。雨によって効果が薄まるということはありませんが、染み込むという特性上、思わぬ場所に効果が出てしまうこともあるため、花壇や畑の近くでは使いにくいかもしれません。葉茎処理型に対し、こちらは土壌に影響を与えるため、土壌処理型と呼ばれています。

顆粒除草剤
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顆粒除草剤

顆粒タイプの効果的な使い方

乾いた地面に撒くだけでは地面に染み込まないため、雨のあと、または散水してから撒くと効果的。目安はそれぞれの説明書にある分量を守りましょう。基本的にはただ撒くだけなので、液体タイプよりも使いやすいです。

 

すでに茂ってしまった場所に使うには

草の背丈が膝よりも高いような場合は先に半分ぐらいの長さに切るか、液状タイプを使って先に枯らしてから撒きましょう。切ってからでもいいのですが、根が遠くまで伸びていてそもそも効果がないことがあるので、先に枯らしてしまうほうがオススメです。

ラウンドアップがすごいらしい!効果と使い方

どんな除草剤が良いか調べていると、必ず『ラウンドアップ』という名前が出てくることでしょう。ラウンドアップというとほとんどの場合、日産化学工業の『ラウンドアップ マックスロード』のことを指します。除草剤ランキングでもいつもトップはラウンドアップマックスロードですよね。そんなラウンドアップの効果や使い方と、人気の秘密に迫ります。

ちなみに、本家大元の『ラウンドアップ』はモンサントの商品。ですがそちらは生産が廃止されていて、ラウンドアップという商標が日産科学工業に譲渡されて残っているんですよ。

有効成分グリホサート

ランドアップは非選択型という、触れた植物ほとんどを枯らす液体タイプの除草剤。植物だけが持つ酵素の動きを阻害することで、動物への影響を気にせずに使うことができます。この効果を持つのがグリホサートという成分で、アメリカのモンサント社が開発しました。現在は特許が切れているため、グリホサートを使って自由に新しい除草剤を作ることができます。

薬でいうところのジェネリック医薬品にあたるのがグリホサート系の除草剤。『サンフーロン』やそのまま『グリホサート』といった名前で販売されています。

 

他のグリホサート系とは何が違う?ラウンドアップが選ばれる理由は雨

他にもグリホサート系の除草剤がある中、どうしてラウンドアップ マックスロードが一番選ばれているのか──それは悪天候への強さがあります。従来品では普通の液状タイプと同じく6時間以内の雨に弱かったのですが、改良されたマックスロードではなんと、1時間後に雨が降ってしまっても確かな効果を発揮します。それだけではなく、朝露がつくような早朝に撒いても大丈夫! 圧倒的な即効性が人気の秘訣というわけです。

 

使い方の注意

ほとんどの植物と書きましたが、グリホサート耐性のある植物はごくわずか。そのため、芝生や農地に使う時は枯らしたくない植物にかからないように注意が必要です。一番被害が出にくい方法は、ビニール手袋を二重につけ、その上から軍手を装着。そこにグリホサート系除草剤を染み込ませ、垂れないようによく絞ります。そのままターゲットを掴み、下から上にゆっくりと触ると飛散を最小限に抑えることができますよ!

ただ、処理済みの雑草が風に吹かれて農作物にくっついてしまったり、雑草を踏んだ靴で農作物に触れると影響が出るので作業は慎重に行うようにしましょう。

⇨次ページ:用途別おすすめ除草剤! 安全タイプも


用途別おすすめ除草剤

大体の用途はわかりましたが、用途に合わせて除草剤を選ばなければ、望んだ効果が得られないかもしれません。失敗しないオススメ商品を用途ごとに紹介したので、参考にしてみてくださいね!

農耕地に撒ける!ラウンドアップやバスタ

農耕地で除草剤を使う場合は、農薬登録された除草剤を使わなければいけません。農薬登録された除草剤は除草効果だけでなく、作物への薬害、どれだけ残留するか、生物への毒性などの検査がされていて、使用しても問題ない量が定められています。なので、農地に使う場合は農薬登録されているかを確認するようにしましょう。全く同じ成分でも、登録されていないものを農業用に使うと違法となってしまいますよ。

 

ラウンドアップ マックスロード(日産化学工業)

先のラウンドアップ マックスロードは農耕地用で最も人気の商品です。ランキングでは常にトップの定番人気の除草剤です。野菜・果樹ともに数々の登録作物があるため、ほとんどこれ一つで十分なほどです。お庭の脅威『スギナ』や『竹』も退治できますよ!

ラウンドアップ マックスロード
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ラウンドアップ マックスロード
・容量:500ml
・参考価格:1,900円前後~
・成分:グリホサートカリウム塩(48.0%)、水、界面活性剤 等 (52.0%)
お店の周りの雑草除去に使用しました

かなり効果があってびっくりしました。撒いた翌日ぐらいから枯れ始めて5日後には枯れきってました

これからも使い続けたいと思います。 出典:Amazon

サンフーロン(大成農材)

ラウンドアップの効果はそのままに、大幅にコストを抑えられるのがサンフーロン。基本的な使い方は一緒なので、効果を確かめてみたい場合などは先にこちらを使ってみるといいかもしれません。ラウンドアップに次ぐ販売数が能力を証明しています。

サンフーロン
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サンフーロン
・容量:500ml
・参考価格:600円前後~
・成分:グリホサートイソプロピルアミン塩 41%
ラベルに表記された農縮率を守り、雑草に散布すると、1週間ほどでみるみる雑草が枯れていきます。
本当にビックリします。よく効きます。散布して根に効くタイプなので、2.3日ほど好天が続く時に散布をお勧めしますが、散布翌日に雨が降った時もありましたが大丈夫でした。使用には噴霧器が必要なので、ちょっとした家庭菜園の方は不向きです。 出典:Amazon

バスタ(バイエルクロップサイエンス)

雑草は処理したいけど、根まで枯らすと不都合が出るという場合にはバスタがオススメ。こちらはグリホサートと名前の似たグルホシネートが有効成分となっています。土を崩したくない畦畔や、もう少し即効性が欲しい場合に重宝します。

バスタ液剤
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バスタ液剤
・容量:1L
・参考価格:3,000円前後~
・成分:グルホシネート(18.5%)
芝生の庭と、庭の隅に作った畑の周りの雑草対策に購入。花も野菜も問題ない。当然、芝生も! 出典:Amazon


 

家の周りを手軽に除草したい

ラウンドアップ マックスロードAL(日産化学工業)

キャップを開けたらそのまま雑草にかけるだけのシャワータイプ。玄関や駐車場など、家の周りの雑草を簡単に除去できます。ただし登録されていない製品のため、農地はもちろん家庭菜園や花壇の中など、植栽地には使えないので注意しましょう。

日産化学 ラウンドアップ マックスロードAL
ITEM
日産化学 ラウンドアップ マックスロードAL
・容量:1.2L
・参考価格:1,000円前後~
・成分:グリホサートカリウム塩0.96%(カリウム=N-(ホスホノメチル)グリシナート)、水・界面活性剤等99.04%
庭にわさわさ繁殖していたドクダミが見事に枯れました。
だいたい液体を掛けてから3日後くらいに枯れ始め、7日後には完全に枯れていました。
枯れるまでにすこし時間がかかるようです。 出典:楽天市場

芝生から雑草だけを取り除きたい


シバニードアップ(住友化学園芸)

芝にポツポツ生えている程度なら先述したグリホサート系をピンポイントで塗りこむ方法で対応できますが、あまりに広範囲だと、一気に片付けたくなりますよね。そういう時には芝生用除草剤を使いましょう。芝生には効かないぶんオールマイティーな商品もないので、生えている雑草の種類をよく確認してくださいね。

シバニードアップ
ITEM
シバニードアップ
・容量:1.4kg
・参考価格:1,600円前後~
・成分:シアナジン(1.0%) DBN(0.50%)
クローバーの除去に購入。他社製品で効きめが薄く期待半分で使用したが効果大で大満足。スギナの駆除にも良好。今度は畑の周囲に散布すべく追加購入を予定しています。 出典:Amazon

雑草はぜんぶ枯らしたい!

ネコソギロングシャワー(レインボー薬品)

とにかく雑草を根絶したい場合はネコソギシリーズがおすすめ。液体タイプの『ネコソギロングシャワー』と顆粒タイプの『ネコソギ粒剤』があり、名前の通り根こそぎ雑草を処理できます。特にロングシャワーは液体タイプの即効性と顆粒タイプの持続性の両方を兼ね備えているというスグレモノ。農耕地に使える『ガーデンシャワー』とは違うので、間違えないようにしてくださいね。

ネコソギロングシャワー
ITEM
ネコソギロングシャワー

・容量:3L
・参考価格:2,700円前後~
・成分:グリホサートイソプロピルアミン塩 1.5%、プロマシル 0.75%、メコプロップPカリウム塩 0.30%、水・界面活性剤等 97.45%
まいた翌日雨が降りましたが、その翌日には枯れ始め、一週間後には枯れてからから茶色くなってスッキリ!こんなに簡単だなんて!いままで1人で腰を痛めながら砂利の間から頑固に生え抜いてきた根っこの長〜い雑草たちを引っこ抜いたり鎌でほじくったりの苦労はなんだったの⁈です! 出典:Amazon

安全な成分の除草剤がほしい

ウィードブライト(万葉創業社)

ウィードブライトの成分は、なんと食品添加物100%! 安心・安全がうたわれているだけあり、手間がかかりがちなマスクやメガネといった装備の準備が必要なく、撒きたい時にすぐ使うことができます。植物の成長が阻害される成分が多く含まれているため、農耕地には使えません。

ウィードブライト
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ウィードブライト
・容量:1kg
・参考価格:1,600円前後~
・成分:原材料:粗蛋白質、粗脂肪、粗繊維、塩化ナトリウム、イソクエン酸塩、多核芳香族炭化水素、カルシウム
事前の水やりが面倒だと思い大雨の翌日に撒いてみました。翌日も小雨模様でしたが1週間後にはほとんどの草が枯れてしまいました!庭の草取りには困っていましたが、これを使ってからは全く生えてきていません。犬にも安全で大満足。リピートします! 出典:Amazon

オレンジパワー(フマキラー)

殺虫剤で有名なフマキラーが販売しているオレンジパワーも安全性がウリの商品です。自社の調査で「除草剤は安全性が心配」という声が多かったため、天然成分由来で開発したんだとか。もちろん除草効果もバッチリで、最速10分でかかった部分が変色を始めるほど。ピンポイントにかけられるシャワーノズルも嬉しいところ。

オレンジパワー
ITEM
オレンジパワー
・容量:1L
・参考価格:1,200円前後~
・成分:R)-4-イソプロペニル-1-メチルシクロヘキセン(10.0%)、水、界面活性剤等(90.0%)
人体にもペットにも優しい除草剤なのに、きれいに素早く除草されます。匂いはキツイように感じますが、臭いとまではいかないので、お気に入りです! 出典:Amazon

それでも安全性が気になる場合は

どうしても心配という場合は防草シートの導入を検討しましょう。除草剤と比べるともちろん準備に手間がかかりますが、上手に処理すれば10年近くは雑草の姿を見なくて済むようになりますよ。


⇨次ページ:除草剤はまき方を間違えると大変なことに・・・


除草剤の使い方

強力だからこそ、安全対策はしっかりと!準備と使い方のコツ

人体に害は少ないとうたっている製品を使用する場合でも、除草剤を使う前にはしっかりとした防護用品を身につけましょう。まずは基本、汚れてもいい長袖の作業服。顆粒やシャワータイプではそこまで厳重にする必要はありませんが、噴霧器などを使う場合は必須です。もちろんマスクやゴーグルも忘れずに。想定外の場所への飛散を防ぐため、風が強い日は避けましょう。

準備ができたら周囲に他人がいないか確認し、自分にかからないよう、風上から散布していきます。コツとしては一度で終わらせようと思わず、何度か往復して散布すること。必要以上にかけて溶液が足りなくなったり、まばらに生え残ったりすると不格好ですし、日が空いてしまうと残った雑草が繁殖しかねません。

 

オススメの散布時期はいつ?

顆粒タイプの場合、散布は草の芽の出始める4月より前がオススメです。中には半年以上持続するものもあるので、早すぎるということはありません。液体タイプは逆に時期が重要で、葉茎から浸透させるという特性上、雑草が十分に生えそろってからのほうが効果的。気温が低いと効果が下がることもあり、活躍するのは夏以降ということになります。

 

液体希釈タイプの効果的な使い方が知りたい

ストレートタイプのものはそのままかけるのが一番ですが、希釈タイプではいくつか散布のコツがあります。もちろんジョウロを使ってもいいのですが、専用の噴霧器や散布機を使うと、より万遍なく手軽にかけられますよ。

噴霧器
ITEM
噴霧器

散布機や噴霧器を使って万遍なくかけよう


塩は除草剤の代わりになりません!

たまに民間の知恵として見かけるのが『塩』による雑草対策。手軽で人体に害はない、雑草も軒並み枯れるので一見すると良さそうですが、これは絶対にやってはいけません。まず塩は地中で分解されないため、大幅に手を入れなければ一切の植物がその土で育たなくなってしまいます。雑草対策として見れば問題がないように思いますが、不動産価値が大幅に下がってしまいます。最悪周囲に流れ出て訴訟問題に発展することも。被害は土だけにとどまらず、基礎やコンクリートが腐食したりと塩害も発生するので、安易に塩をまくのは絶対にやめましょう。

 

正しく使えば除草剤は怖くない!

植物を枯らすことから、なんとなく負のイメージを抱きがちな除草剤。しかし、こうしてみると、怖いことは何もありません。特性を理解して、上手に付き合っていけたらいいですね。

紹介されたアイテム

液体タイプ 一覧

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顆粒除草剤

顆粒除草剤

ラウンドアップ マックスロード

ラウンドアップ マックスロード

サンフーロン

サンフーロン

バスタ液剤

バスタ液剤

日産化学 ラウンドアップ マックスロードAL

日産化学 ラウンドアップ マックスロードAL

¥850 税込

シバニードアップ

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ネコソギロングシャワー

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ウィードブライト

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オレンジパワー

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噴霧器

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