おばあちゃんの知恵や民間療法などでもよく登場する「どくだみ」。独特の匂いと繁殖力の強さから嫌われることも多いですが、人々に古くから親しまれてきた薬草のひとつです。乾燥させたどくだみを煮出した「どくだみ茶」は、どくだみの成分を手軽に摂取できることから人気を集めています。そこで今回は、どくだみ茶の効能と副作用、どくだみ茶の作り方・飲み方についてご紹介します。
どくだみ茶の効能効果|ダイエットやニキビ・体臭予防にも⁉【管理栄養士監修】
「十薬」とも呼ばれるどくだみ
どくだみは、ゲンノショウコやセンブリと並んで「日本の三大薬草」のひとつです。どくだみの生薬名は「十薬(じゅうやく)」です。この生薬名は、馬に使うと10種類もの効能があることや、重要な薬草であることから「重薬」という意味にも由来しています。江戸時代の書物『大和本草(やまとほんぞう)』や『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』などでもその効能が紹介されており、古くから人々に親しまれてきました。
どくだみには解毒・利尿作用のほか、血圧を緩やかにする働きや肌の健康維持に対して効果が期待できるといわれています。また、民間療法などでは便秘や水虫、ニキビや吹き出物、ちくのう症などにも利用されてきました。(参考:イー・薬草・ドット・コム|薬用植物一覧表)
どくだみには独特の強い香りがありますが、これは「デカノイルアセトアルデヒド」という香り成分にもなる物質によるものです。この成分に、強力な殺菌作用や抗菌作用があるとされています。
どくだみ茶の副作用、肝臓や腎臓への影響は?
どくだみ茶には身体にうれしい効果がたくさんありますが、体質や体調によっては副作用が出る場合もあるので注意が必要です。特に肝機能や腎機能が低下している方は、どくだみに含まれるカリウムにより「高カリウム血症」になる可能性があります。また、どくだみには子宮収縮作用があるため妊娠中の過剰摂取は控えるようにしてください。
これらに該当しない方も、最初は様子を見ながら少量ずつ試すことをおすすめします。解毒作用や利尿作用などにより、どくだみを飲み始めるとお腹が緩くなる場合もあります。もし途中で異常を感じたら、どくだみ茶の飲用を控えるようにしてください。
ダイエットへの影響は?
「どくだみ茶を飲むだけでダイエットが成功する」とは、残念ながらいえません。しかし、どくだみ茶に期待される利尿作用や解毒作用により体の新陳代謝が高まれば、ダイエットの手助けにはなりそうです。適度な運動や食生活の改善と一緒に、どくだみ茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。
体臭予防への効果は?
「どくだみ茶が体臭予防になるか」については、はっきりとした答えは出ていません。しかし、どくだみ茶の解毒作用により体の内側がスッキリすることで、結果的に体臭が抑えられることがあるかもしれません。
どくだみ茶を作ってみよう
どくだみは、日本全国の湿り気の多い土地に自生しています。地下茎で増えるため放っておくとどんどん繁殖が進む、生命力の強い植物です。独特の匂いがあり嫌われることも多い植物ですが、乾燥させることでその匂いが和らぎます。我が家の庭にもどくだみが育っており、毎年どくだみ茶を手作りしています。


















