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【保存版】山砂とは?庭づくりやガーデニングでの使い方・価格・メリットデメリットなど


山砂とは、庭づくりや人工芝・芝生の下地、ガーデニングなどに使われる資材のこと。この記事では、専門家に聞いた山砂の特徴や使い方を詳しく紹介します。また山砂の価格、比重、メリットデメリットなどの情報も網羅。山砂の読み方は?川砂や真砂土との違いは?ホームセンターで手に入る?といった疑問へも回答します!

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AGRI PICK 編集部

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山砂

出典:写真AC
庭の施工やガーデニングに使われる山砂。粒が小さいものから粗いものまでさまざまな大きさの砂が入り混じった山砂は、主に庭の施工や人工芝の下地、園芸用土としても使われています。今回は山砂の使い方や川砂との違いなどをプロの目線を交えてご紹介します。

山砂について教えてくれたのは

お話を聞いたのは、日本人工芝計画株式会社 工事部部長の三浦雅弘さん。多くの人工芝工事を行うプロに、山砂の正しい使い方を教えてもらいました。

日本人工芝計画ロゴ 「21世紀の新しい豊かな生活を作る」という企業理念をもとに、最新技術の結晶であるフワフワ人工芝工事を行う人工芝工事のリーディングカンパニー。多くの設計事務所や建設会社の下請けとしても実績を積み、お値打ち価格で一般の家庭とも直接の取引を行っています。
日本人工芝計画株式会社:https://grace-grace.info/

山砂とは|読み方や価格、比重など

山砂
出典:Pixabay
山砂とはどのような砂か、読み方、特徴、販売価格、川砂や真砂土との違いなどをご紹介します。

山砂の読み方

山砂の読み方は「やまずな」です。一般的に「砂」という言葉からイメージされるのは川で採れた川砂のことですが、「山砂」は山で採取した砂を指します。水で角が削れていないため少々見た目が荒々しく、大きさも細かな粉状のものから大粒のものまでさまざまです。

山砂の特徴

山砂の特徴
出典:写真AC
山砂は水流にもまれる前の砂なので、土に近い性質を持っています。また、混同されがちな川砂よりも保水性が高いのも特徴です。
よく固まりやすい性質があるといわれていますが、実際は圧迫しても固まる性質はなく、強風などで砂ぼこりがたつこともあります。

山砂の販売価格は?

山砂は低価格なわりに見栄えが良く使いやすいと人気です。ネットだと大体20kg2,000円程度で購入できます。
庭の施工などで大量に購入する場合は家まで運んでくれる業者などを活用すると便利です。

山砂の比重

山砂の比重は1立方メートルあたり約1.6トン。大型ダンプ1台分に換算すると約6.5立方メートルくらいです。

【比重】ある物質の質量と、それと同体積をもつ標準物質の質量との比。通常、セ氏4度の水を標準物質とする。
出典:デジタル大辞泉

川砂との違いは?

川
出典:Pixabay
川砂はもともと川にあったものではなく、山の岩石が川で流れる過程で細かくなったものです。山砂も排水性がありますが、川砂はさらさらとしてさらに通気性が良く水はけが良いという特徴があります。

川砂について詳しくはこちら

真砂土との違いは?

真砂土(まさつち・まさど)とは、ビルの壁や墓石に用いられる花崗岩(かこうがん)という石が風化してできた砂状の土壌。風雨に洗われたやわらかい砂で、手ごろな価格なので、園芸用の土や宅地の造成や建設工事の基土として使われています。

真砂土(まさつち・まさど)について詳しくはこちら

水はけが悪い場所に使う

山砂は土ではなく砂なので、水はけがよいです。雨が続いて水はけが悪い地面などに、山砂を混ぜると、排水性がよく、ぬかるみにくくなりますよ。

山砂の使い方|芝生や人工芝の下地・庭の施工・ガーデニングに

人工芝
出典:写真AC
山砂には、芝生や人工芝の下地など、さまざまな使い方があります。山砂の使い方をご紹介します。

芝生や人工芝の下地

芝
出典:Pixabay
山砂は排水性に優れているため人工芝の下地として使われています。しかし、人工芝の下地は排水性だけではなく硬さが重要であり、柔らかな山砂をそのまま使用することはできません。
人工芝を一度張ってしまうと、はがさない限り下地を直すことができないため、とにかく崩れない強固な下地を作っておくことが必要です。
砕石を3cm入れて硬い下地を形成してから上に山砂を入れると頑丈な下地になります。

人工芝の施工について詳しくはこちら

    庭の施工に|おしゃれにするには?必要な量は?

    山砂は土の要素を持ちつつも、砂のようなさらさらしたタイプのものもあり、全体的に敷きのばしやすく施工性も高い傾向にあります。庭に施工する場合、山砂は3cmは入れるのがベストです。しかし、たとえば庭が30平方メートルだとすると約1.5トンもの大量な山砂が必要になるため、難しい場合には半分の1.5cmの厚さにするなどして対応するのがいいでしょう。

    園芸用土に

    ガーデニング
    出典:Pixabay
    山砂は土に近いといえどもあくまで砂であり、栄養分が豊かというわけではありません。単体では栄養素がなく植物が育ちにくいので、園芸に使う場合は腐葉土、ピートモス、堆肥などで栄養分を追加してあげるといいでしょう。

    山砂を庭づくりに使うメリット

    砂を使ったおしゃれな庭
    出典:PIXTA
    水はけがよく、庭の施工やガーデニングによく使われる山砂。山砂を庭づくりに使うメリットをご紹介します。

    見栄えがナチュラルになる

    庭の施工には山砂以外にもコンクリート、砂利、アスファルトなどが使われますが、山砂はそれらと比べて薄茶色で自然な明るい印象になります。庭全体をナチュラルな雰囲気にしたい場合は積極的に使用するのがおすすめです。

    価格が安く、気軽に手に入る

    価格
    出典:Pixabay
    山砂は比較的安価で、ホームセンターなどでも気軽に購入できます。DIYする際にも重宝するでしょう。

    水はけが良い

    山砂は水はけが良いのが特徴です。雨が続いたときも、庭に水たまりができてしまって足元がぐちゃぐちゃになる心配はありません。

    山砂を庭づくりに使うデメリット

    雑草
    出典:Pixabay
    山砂にはメリットだけではなくデメリットもあります。山砂を庭づくりに使うデメリットをご紹介します。

    雑草が生えやすい

    一般的に販売されている山砂には微量の肥料が含まれています。雑草が生えやすいので、気になるなら防草シートを使用するといいでしょう。

    AGRI PICKおすすめの防草シートはこちらをチェック!

    植物が育ちにくい

    種まき
    出典:写真AC
    肥料が微量に含まれているといっても花や野菜が育つほどの栄養分ではありません。家庭菜園や園芸で活用するには、腐葉土などを混ぜ込んで栄養をさらに補充する必要があります。

    山砂はどこで販売している?ホームセンターや園芸用品店、通販でも

    園芸用品店
    出典:写真AC
    山砂はホームセンターや園芸用品店で気軽に手に入れることができます。「真砂土(まさ土)」という名前で売られていることも多いです。また、通販でも購入可能です。日本の山砂は基本的に品質が一定で安定しているので、手に入れやすい方法で探してみましょう。

    コスパのいい山砂で庭をおしゃれに!

    庭
    出典:写真AC
    山砂は低価格でおしゃれな庭や人工芝を施工できる使い勝手の良い用土です。雑草を生やさないために防草シートを組み合わせたり、園芸で使う際には栄養分を与えてあげたりと使う際の注意点をしっかり押さえることが肝心です。

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