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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
山砂について教えてくれたのは
お話を聞いたのは、日本人工芝計画株式会社 工事部部長の三浦雅弘さん。多くの人工芝工事を行うプロに、山砂の正しい使い方を教えてもらいました。
「21世紀の新しい豊かな生活を作る」という企業理念をもとに、最新技術の結晶であるフワフワ人工芝工事を行う人工芝工事のリーディングカンパニー。多くの設計事務所や建設会社の下請けとしても実績を積み、お値打ち価格で一般の家庭とも直接の取引を行っています。
日本人工芝計画株式会社:https://grace-grace.info/
山砂とは?読み方は?
山砂の読み方
山砂の読み方は「やまずな」です。一般的に「砂」という言葉からイメージされるのは川で採れた川砂のことですが、「山砂」は山で採取した砂を指します。水で角が削れていないため少々見た目が荒々しく、大きさも細かな粉状のものから大粒のものまでさまざまです。山砂の特徴
よく固まりやすい性質があるといわれていますが、実際は圧迫しても固まる性質はなく、強風などで砂ぼこりがたつこともあります。
山砂の販売価格は?
山砂は低価格なわりに見栄えが良く使いやすいと人気です。ネットだと大体20kg2,000円程度で購入できます。庭の施工などで大量に購入する場合は家まで運んでくれる業者などを活用すると便利です。
山砂の比重
山砂の比重は1立方メートルあたり約1.6トン。大型ダンプ1台分に換算すると約6.5立方メートルくらいです。【比重】ある物質の質量と、それと同体積をもつ標準物質の質量との比。通常、セ氏4度の水を標準物質とする。
出典:デジタル大辞泉
川砂との違いは?
川砂について詳しくはこちら
真砂土との違いは?
真砂土(まさつち・まさど)とは、ビルの壁や墓石に用いられる花崗岩(かこうがん)という石が風化してできた砂状の土壌。風雨に洗われたやわらかい砂で、手ごろな価格なので、園芸用の土や宅地の造成や建設工事の基土として使われています。真砂土(まさつち・まさど)について詳しくはこちら
水はけが悪い場所に使う
山砂は土ではなく砂なので、水はけがよいです。雨が続いて水はけが悪い地面などに、山砂を混ぜると、排水性がよく、ぬかるみにくくなりますよ。山砂の使い方
芝生や人工芝の下地
人工芝を一度張ってしまうと、はがさない限り下地を直すことができないため、とにかく崩れない強固な下地を作っておくことが必要です。
砕石を3cm入れて硬い下地を形成してから上に山砂を入れると頑丈な下地になります。
人工芝の施工について詳しくはこちら
庭の施工に|おしゃれにするには?必要な量は?
山砂は土の要素を持ちつつも、砂のようなさらさらしたタイプのものもあり、全体的に敷きのばしやすく施工性も高い傾向にあります。庭に施工する場合、山砂は3cmは入れるのがベストです。しかし、たとえば庭が30平方メートルだとすると約1.5トンもの大量な山砂が必要になるため、難しい場合には半分の1.5cmの厚さにするなどして対応するのがいいでしょう。園芸用土に
山砂を庭づくりに使うメリット
見栄えがナチュラルになる
庭の施工には山砂以外にもコンクリート、砂利、アスファルトなどが使われますが、山砂はそれらと比べて薄茶色で自然な明るい印象になります。庭全体をナチュラルな雰囲気にしたい場合は積極的に使用するのがおすすめです。価格が安く、気軽に手に入る
水はけが良い
山砂は水はけが良いのが特徴です。雨が続いたときも、庭に水たまりができてしまって足元がぐちゃぐちゃになる心配はありません。山砂を庭づくりに使うデメリット
雑草が生えやすい
一般的に販売されている山砂には微量の肥料が含まれています。雑草が生えやすいので、気になるなら防草シートを使用するといいでしょう。AGRI PICKおすすめの防草シートはこちらをチェック!