目次
- MitsuyaNao
埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む
川砂の特徴と種類|川砂利・山砂などとの違い
川砂の特徴と種類
前途した通り川砂とは、その名の通り川底やダムの底で採取された砂のことです。主な用途は園芸・水槽・芝生・砂場・建築資材など。川砂は非常に水はけが良く、園芸では乾いたところを好む多肉植物や山野草の植え付けに使われます。1~3mm程度の細かい粒だけをふるい分けした川砂は「小粒」、4mm前後の粒は「中粒」として売られていますよ。粒が大きければ大きいほど排水性と通気性が良くなるので、園芸では植物の好む環境に合わせて使い分けましょう。川砂の販売価格は?
川砂の値段は2Lで200~300円、10Lで500~1,000円くらいです。販売場所はホームセンターのコーナン・カインズ・コメリ・ビバホームなど。たくさん買いたい人は通販で買うのがおすすめです。川砂利など他の砂との違いは?
川砂利
川砂利も川砂と同じく川から採取されたものですが、「砂利」なのでより粒が大きいです。小粒のもので大体5~9mm程度。踏むとジャリジャリ音がするので、庭に敷く防犯砂利として用いられることもあります。山砂
山を削って採取した砂です。川砂より泥分が多く吸水率も高め。庭に敷き詰める土や、配管を埋めるときの土として利用されます。乾くと地盤がよく締まり、虫も出にくいですが植物を育てるのには向いていません。山砂について、詳しくはこちら
海砂
海底から採取した砂のこと。サラサラで粒がよくそろっています。ほかの土に混ぜて粒度を調整するのが、土木現場の主な用途です。塩分は取り除く必要があります。田砂
田んぼから採取した土の砂粒だけを、取り除いて精製したもの。アクアリウムの底砂として使われることが多く、ほかの砂に比べて形が崩れにくいことが特徴です。川砂の使用目的|園芸・芝生の目土・水槽など
園芸に使う
川砂は非常に水はけがいい土です。ジメジメした環境が嫌いで乾いた環境を好む、サボテンなどの多肉植物の土におすすめ!ただし川砂だけだと肥料分がないので、必ずほかの土と混ぜて使うようにしてください。挿し芽や観葉植物にも使われます。芝生の目土(めつち)に使う
芝生に使う土を「目土」といいます。主な用途は種まき、苗の植え付け、デコボコした部分の補正などです。赤土や黒土に3~5割混ぜて使います。水槽に入れて使う
川砂は水槽の底砂としても使われることも。水槽の場合は水を濁らせないことが大事なので、「洗浄済み」と書かれている川砂を選ぶのがベター。また川砂だけだと水草の栄養が不足してしまいますので、肥料をあげるようにしてください。砂場に使う
川砂で庭に子ども用の砂場を作ることもできます!川砂は砂場専用の砂よりは若干粒が大きくなりますが、比較的固めやすいのでお団子などを作って遊ぶことが可能です。【編集部が厳選!】おすすめの川砂8選
1. 少しだけ使うのにちょうどいい
平和 川砂
中部地方の川砂を加熱乾燥処理してあります。収納や使い切りに便利な小袋タイプ!色は白っぽく、水にそのまま入れると濁ってしまうので水槽に使うときは洗ってから使用するようにしましょう。
内容量 | 2L |
---|
2. ミニ観葉植物などに
プレミアムソイル 川砂
テーブルサイズの観葉植物やサボテン、多肉植物に。手軽に使える2L容量の天然の川砂です。色は黒系で、多肉植物や水槽をカッコよく見せたいときにおすすめです。
内容量 | 2L |
---|
3. サラサラの天然川砂
あかぎ園芸 川砂
天然の川砂を水洗いしているので、園芸だけでなくそのまま水槽に使うことも可能。粒の大きさが3mm以下になるようにふるいにかけているので、比較的サラサラとしています。
内容量 | 2L |
---|
4. 雑草、菌、放射線の心配なし!
木曽川流域産 乾燥砂
木曽川流域の川砂です。少し目が粗く、川砂の中でも水はけと通気性に優れます。雑草の種や菌を殺す高温加熱処理を施しており、芝生の目土に最適です!
内容量 | 3.3L |
---|
5. 細かい粒だけ!
遠賀の天然川砂
九州で唯一鮭が遡上する川、福岡県の遠賀川の川砂です。採取後に洗浄を行い、3mmの網でふるっています。一見海砂のように見える白っぽい色がポイントです。
内容量 | 5L |
---|
6. 東洋ラン・盆栽に
あかぎ園芸 特上矢作砂 小粒
矢作砂は岐阜県の矢作川流域で採れる砂です。一般的な川砂と違う特徴は、砂が「花崗岩質」であるということ。そのため白~茶色の薄い色をしています。東洋ランのほか、盆栽などに使用されることの多い砂です。
内容量 | 10L |
---|
7. 群馬県の細かい川砂
あかぎ園芸 川砂
産地は群馬県の渡良瀬川。色は黒っぽく、砂場で使う砂に非常に良く似ており、よく固まるので砂場に使うのがおすすめです。
内容量 | 12L |
---|