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- YumiYamashita
作家・コラムニスト 身体と社会との関わりに関心を持ち、五感、食、日本文化、ヒット商品などをテーマに取材。新聞、月刊誌、週刊誌、大手ニュースサイトにて時事問題からテレビドラマまで幅広く執筆。…続きを読む
全12回の連載もラスト直前!いよいよ本丸の「タケイファームから学ぶ時短と収益UP」に斬り込みます。 武井敏信さんの考える「楽して時短・効率化」のノウハウとは?
長い期間、繰り返し収穫できる、収穫出荷しやすい野菜選びがカギ
武井さんが農業に費やす時間は、1日平均6時間。朝から晩まで畑に張り付くような忙しい日は、年にたった10日程度しかありません。 まさしく時短農家のパイオニアともいえるタケイファームは、面倒なことをできるだけしない農業を基本にしています。 面倒なことはしないと聞くと「さぼっているのか?」「手を抜いているのでは?」などと誤解する人もいるかもしれません。 しかし、武井さんは胸を張って「うちの野菜は品質の高い最高の野菜だと自負しています」と言います。 タケイファームでは高い品質を保ったそのうえで、「面倒なことをできるだけしない」というポリシーを貫いているのです。
「一人で農業をしているので、可能な限り無駄は省き時間を短くして、作業を効率化しなくてはならないのです。 その中で、気付いたことがあるんです。農業の一般常識とか農業の教科書に書いてあることの中には、実はやらなくていいことがいっぱいある、ということです。」
面倒なことはできるだけしない
面倒なことをできるだけしない農業とは、具体的にどんな方法なのでしょうか?