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オールドローズとは?白・ピンク・赤など色別人気ランキング&育て方のコツ


オールドローズとは?イングリッシュローズとの違いや、色、花言葉、育て方、剪定方法まで徹底解説します。おすすめの苗を白、ピンク、赤の色ごとに人気ランキングとして紹介。さらに、図鑑もピックアップ!オールドローズの濃密な香りを生活に取り入れてみませんか?

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MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む

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出典:写真AC
花びらの数が多く、ボリューム感たっぷり♪それがオールドローズです。バラの中では育てやすい品種が多く、香りも強いんですよ。豪奢でクラシカルなオールドローズの特徴や、育て方、人気の品種を色別に紹介します!

オールドローズとは?

出典:写真AC
バラは「オールドローズ」と「モダンローズ」、そして原種バラである「ワイルドローズ」の3つに大きく分類できます。

基本情報

オールドローズとは、1867年以前に作られたバラの品種の総称です。この年に、最初の現代バラといえる画期的な品種「ラ・フランス」が登場しました。「ラ・フランス」以前の品種をオールドローズ、それ以降の品種をモダンローズと呼び分けます。

学名:Rosa L. Rosa ssp.
別名:アンティークローズ
科名:バラ科
属名:バラ属
形態:ほとんどがつる性、もしくは半つる性の多年草
原産地: ヨーロッパ

オールドローズの花言葉

出典:Pixabay
オールドローズの花言葉は「優美」。オールドローズのかぐわしい香りや、優雅な雰囲気が由来だとされています。

イングリッシュローズとの違いについて

イングリッシュローズとは、イギリスのバラ育苗家であるディビット・オースチン氏が交配を行って作りだした品種たちのことで、いわばブランド名です。イングリッシュローズは、オールドローズのようなクラシカルで優雅な形と香り、モダンローズのような四季咲き性と色彩を併せ持っています。

オールドローズの栽培カレンダー

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
開花(一季咲き)
肥料(一季咲き)
剪定(一季咲き)
植え替え
挿し木
※一季咲き品種(1年に1回だけ花が咲く)と、四季咲き品種(1年に何度も花が咲く)では、お手入れの方法が異なります。詳しくは「オールドローズの育て方」の項目を参考にしてくださいね!

オールドローズの特徴|どんな種類や色がある?

出典:写真AC
オールドローズは優雅な花形と香り、フリルがたっぷりと幾重にも重なったような花弁の多さが特徴です。大半が半つる性、もしくはつる性で、ほとんど一季咲き。花弁が少なくすっきりとしたモダンローズに比べて、一つひとつの花にボリュームがあり、豪奢でクラシカルな雰囲気です。花色は赤やピンク、白などがあります。

オールドローズの中にはさらにアルバ系、ケンティフォーリア系といった分類がいくつも存在します。アルバ形は生命力が強く、多少日当たりが悪くても大丈夫。ケンティフォーリア系は、ピンク主体でキャベツバラとも呼ばれるほど花弁が多く、甘い香りがします。

色別【白・ピンク・赤】オールドローズ人気ランキング

出典:写真AC

白系のオールドローズ

1位:モッコウバラ

丈夫で花がたくさん咲くバラといえば、モッコウバラ。街で見かける機会も多い人気者です!白や黄色などがあり、一つひとつの花は小さいものの、よく茂り、よく咲き、育てやすいのが魅力です。

開花タイプ:一季咲き/性質:つる性/草丈:~3m

白い木香バラ(シロモッコウバラ)

・内容:3号(9cm)ポット苗



2位:フォーチュニアーナ

フォーチュニアーナはロゼット咲きの中輪種。香りがあり、お姫さまのドレスのような白いフリル状の花がたまりません!つる性なので、家の外壁やトレリスに絡ませて育てましょう。

開花タイプ:一季咲き/性質:つる性/草丈:~3.5m

フォーチュニアーナ

・内容:中苗、6号鉢植え

3位:マダムアルフレッドキャリエール

房状にたくさんの花をつける、ロゼット咲きの中輪種です。雑誌や本で取りあげられることも多く、日陰に強いのが魅力!肥料もあまり必要としないので、「バラは手入れが大変そう…」と敬遠している人にもおすすめです。

開花タイプ:四季咲き/性質:つる性/草丈:~3m

マダムアルフレッドキャリエール

・内容: 大苗、6号ポット

ピンク系のオールドローズ

1位: ジャックカルティエ

整ったロゼット咲きの品種です。秋の終わりまでピンクの花が繰り返し咲きます。自立するので絡ませる必要がなく、コンパクトにまとまる管理のしやすさもポイントです。

開花タイプ:繰り返し咲/性質:株立ち性/草丈:~1.5m

ジャックカルティエ

・内容:2年生大苗、4号ロングポット
・高さ:約35cm

2位:マダムイサーク プレール

紫とピンクを混ぜ合わせたような、独特の色味が美しいオールドローズ。大輪で濃厚な香りがあり、とてもゴージャス。庭の緑によく映えます。

開花タイプ:返り咲き/性質:半つる性/草丈:~2m

マダムイサーク プレール

・内容:2年生大苗 、4号ロングポット
・高さ:約35cm

3位:フェリシア

ソフトなピンク色のバラで、やや白っぽく、わずかにオレンジがかったようにも見えます。返り咲きが特に多い品種で、晩秋~初冬まで花を咲かせます。トゲも少なく扱いやすい!

開花タイプ:四季咲き/性質:つる性/草丈:~2.5m

フェリシア

・内容:大苗、6号ポット
・高さ:約30cm

赤系のオールドローズ

1位:ブラックプリンス

黒っぽいダークな赤が魅惑的。ディープカップ咲きの存在感抜群なオールドローズです。強い香りがあります。

開花タイプ:返り咲き/性質:株立ち性/草丈:~3m

バラ苗 ブラックプリンス

・内容:2年生バラ接木苗、4号ロングポット
・高さ:約35cm

2位:ルイ14世

豪華なクリムソンレッドのバラです。真夏には赤みが増し、秋になると黒っぽさが目立つようになります。中輪で、非常にシック。ムーディーで高級感ある雰囲気が楽しめます。

開花タイプ:四季咲き/性質:半株立ち性/草丈:~3m

ルイ14世

・内容:2年生バラ接木苗、4号ロングポット
・高さ:約35cm

3位:キングジョージ4世

中心部が少し薄い色に見えます。伸長力が旺盛で、耐寒性に優れた品種です。寒い地域では特におすすめ。和風の庭にもよく合います。

開花タイプ:一季咲き/性質:半つる性/草丈:~3m

キングジョージ4世

・内容:中苗、6号鉢植え

おすすめのオールドローズ図鑑

新しいオールドローズ図鑑

魅惑のオールドローズ図鑑 写真が語る伝統のバラ100の物語

オールドローズのことをもっと知りたいなら、図鑑がおすすめ!100種類のオールドローズを収録した、2018年発売の比較的新しい書籍です。

ブランドごとに解説

ブランド別 人気のバラ図鑑 決定版

ブランド別に紹介されているため、品種選びがしやすい一冊。ブランドごとの栽培方法も解説されています。

オールドローズの育て方

出典:写真AC
オールドローズを育てるときは、1日4時間以上日が当たる風通しの良い場所を選びましょう。

適している用土

バラ栽培に適した土は、「チャーハンのようにパラパラしているもの」と例えられます。赤玉土5~6割に対して、腐葉土や牛ふんなどを半分くらいの割合で混ぜてください。

水やり

バラの苗を入手したら、できるだけ早くたっぷりと水をあげましょう。根が乾燥し過ぎると枯れてしまいます。地植えした場合は雨水を基本に、乾くときだけ水やりをします。鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしてください。

肥料

肥料の与え方は一季咲きと四季咲きの品種で異なります。
・一季咲き品種の場合:「1. 開花が終わるころ」「2. 12~2月ごろ頃」の二回に分けて有機肥料を与えましょう。
・四季咲き品種の場合:「つぼみが減ってきたら」適宜追肥します。成分の割合としては、チッ素1:リン3:カリ1くらいが望ましいでしょう。

剪定・お手入れのコツ

出典:Pixabay

ブッシュローズ(株立ち性)

ブッシュローズはどこかに巻きつけなくても自立するタイプのバラです。花はその年に伸びた枝の先に咲くので、古い枝は冬の間に剪定しておきます。伸びた枝も、新芽が付いた部分の上で刈り込みましょう。

シュラブローズ(半つる性)

シュラブローズの花は前年に伸びた枝の先に咲きます。そのため株立ち性のバラと違って、冬に強い剪定をせず、自然な樹形で楽しみましょう。植え付け後、3年間は剪定なしでOK。

クライミングローズ(つる性)

クライミングローズはフェンスやトレリスに絡ませるタイプです。日の当たる方へ向かって枝を伸ばすので、根元が暗めの場所でも育てられます。冬剪定では古い枝を切ります。同時に、いったんトレリスから外して見栄えよく整えましょう。

害虫・病気など

日当たりや風通しの悪い場所では、害虫や病気の被害を受けやすくなります。発生しやすいのは、黒い斑点ができる「黒星病」や、白い粉をまぶしたように白くなる「うどんこ病」です。

オールドローズは、クラシカルで香り豊か

オールドローズは「ボリューム感のあるバラが好き!」「香りも楽しみたい!」という人にぴったり♪膨大な数の品種が存在するので、まずは人気の品種からお気に入りを見つけて育ててみてくださいね!

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