サフランの育て方|高級スパイスを球根から育てよう!!

高級香辛料としてパエリヤやブイヤベースでおなじみの秋咲きの球根植物のサフラン。藤紫色の花が美しいクロッカスの一種です。地植えや鉢植え、水栽培の育て方や収穫方法、料理の使い方をご紹介します。秋の開花に向けて準備をして、栽培と料理も楽しみましょう!


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世界一高価な香辛料として有名なサフラン。上品で清楚な花の美しさはもちろん、耐寒性が強く育てやすいので近年人気が高まっている球根植物です。花を観賞したら、めしべを使って料理も楽しめるので、花も料理も好きな人におすすめ。
地植えや鉢植え、水栽培の育て方はもちろん、サフランの収穫方法や料理の使い方もご紹介します。

サフランとは?

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サフランはどんな植物?

サフランは秋咲きのクロッカスの一種で、4cmほどの藤紫色の花を咲かせる球根植物です。地中海沿岸が原産で、古代ローマ時代から栽培され、料理や薬用に用いられてきました。
赤いめしべは1つの花から3本しか採れず、手摘みで採取するのでとても高価な香辛料として有名です。独特の芳ばしい香りは、スペイン料理のパエリヤやフランス料理のブイヤベースに欠かせないスパイスとなっています。

サフラン(スパイス)の値段

スパイスとして販売されているサフランの値段は、一般的には1gで1,000円前後です。1つの花から採れるめしべはわずか3本。1gを収穫するには約300本の花が必要なことから、高価なスパイスとなっています。

サフランの花言葉

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サフランには「歓喜」や「過度をつつしめ」「濫用するな」といった花言葉があります。古代ローマでは、サフランの血行促進の効能から、体調や気分が良くなると言い伝えられてきました。また、その一方で人を酔わせ興奮状態にしてしまうことから、警告の意味合いのの花言葉が作られたとされています。

サフランの育て方

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育てる場所

日当たりの良い場所で育てましょう。寒さにはとても強いので真冬の屋外でも、防寒をする必要はありません。

植え付けの時期は?

サフランの球根の植え付けは8月下旬から9月中旬がおすすめです。これよりも植え付けが遅れてしまうと、花が小さくなってしまうのでご注意ください。また、球根は初夏に出回ることが多いので、季節によっては手に入りにくい場合があります。
ITEM
サフラン 球根
・内容:8球入り

ITEM
サフラン 球根
・内容:10球

ITEM
サフラン 球根
・内容:30球

植え付け方法

地植え

サフランは日当たりと水はけの良い場所を好みます。土が固いと水はけが悪くなってしまうので、事前に土を掘り起こしてほぐしてあげましょう。また、サフランは肥沃な土に植えると花付きが良くなるので、腐葉土や堆肥を混ぜておくとベストです。

植える深さは球根2個分の深さが良いでしょう。球根を浅く植えると芽はたくさん出やすいのですが、花付きが悪くなります。球根を複数植える場合は、約10cm間隔(球根3個分)が目安になります。

 

鉢植え

土は市販の培養土や球根用の土を使うのが一番簡単です。自分でブレンドする場合は小粒の赤玉7:完熟した腐葉土3の割合が一般的です。鉢底には鉢底石やゴロ土を入れて、水はけを良くしてあげます。植える深さは球根1~1.5個分の深さが良いでしょう。
球根を複数植える場合は、地植えと同じく約10cm間隔(球根3個分)が目安になります。

水やり

地植え

地植えの場合は、雨のみで十分なので特に水やりの必要はありません。

 

鉢植え

生育期の秋は、土の表面がしっかりと乾いたらたっぷり水やりをします。
冬から春は、水やりの回数を減らして乾かし気味に管理します。冬は夕方に水やりをすると水が凍って球根を傷めてしまうので、暖かい日の午前中を選んで水をあげてください。
初夏から葉や茎が枯れてきたら球根は休眠に入るので水やりは不要です。

お手入れ

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芽かき

サフランは球根から複数の芽が出てきます。そして芽と同じ数の新しい球根が出てきます。鉢植えや小さなコンテナは土の中のスペースが限られてしまうので、球根がたくさんできてしまうと球根が開花に十分なサイズにならず、翌年は花が咲かなくなってしまうことがあります。球根を成長させるためには、開花後に芽を根元から摘み取って数を調整しましょう。

 

球根の掘り起こし

サフランは寒さにはとても強いのですが、その反面、高温多湿には弱い植物です。特に梅雨や夏場は、土の中で球根が腐ってしまうことがあります。春になって全体が枯れてきたら、球根を掘り上げて風通しの良い日陰で保管しておくと安心です。

球根を植えたままで問題なく栽培できても、数年経過すると球根がたくさん増え過ぎて、花が咲きにくくなるケースもあります。そのような場合は、球根を掘り上げて数を調整してください。掘り起こした球根に葉や茎が残っている場合は、完全に枯れるまで待ってから取り除くと良いでしょう。

花が咲かない原因は?

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水栽培などで球根を土に植えずに花が咲いた場合は、球根が栄養を吸収できないので翌年の開花は難しくなります。

また、サフランの球根は分球して増えるため、鉢植えで栽培したままにしておくと鉢の中が球根でいっぱいになってしまいます。窮屈な環境だと球根が大きくならないので、花が咲かなくなることがあります。春からの掘り起こしや、花が咲いた後の芽かきをして毎年の開花を楽しみましょう。

サフランを水耕栽培で楽しむには?

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サフランは水耕栽培も可能なので、お好みのビンやガラス容器で栽培することができます。

球根から根が出るまでは、球根の底ギリギリの水位を保ちましょう。球根が水に浸かったままだとカビや腐敗の原因になります。根が出てきたら、根の先端が水に浸かる程度に水位を下げていきます。この水位をキープすると根が自然に下に伸びてきます。根も全体が水に浸かったままだと、呼吸ができず腐敗してしまうことがあるので注意してください。

また、容器の水の中には植物の排出物や空気中の菌やホコリが溜まります。最低でも週に1回は水を替えて、容器も洗剤で洗いましょう。その際、球根に水が掛からないようにすると万全です。

水耕栽培は開花すると球根の養分がなくなってしまいます。そのため翌年は花が咲きませんが、お部屋で気軽に楽しみたい方にはおすすめの栽培方法です

サフランの収穫方法と使い方

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収穫

収穫のタイミングは10~11月頃の花が咲いたときです。開花後から成分が抜けてしまうので、できるだけ早く収穫しましょう。花が朝方に咲くので、つぼみが膨らんできたら、できるだけ毎朝確認してあげると良いでしょう。

摘み取っためしべは、キッチンペーパーや吸水性のあるシートに載せて日陰で乾燥させます。めしべが乾燥すると、細かい糸のようになります。とても軽いので、風で飛ばないようにご注意ください。
しっかりと乾燥したら、瓶などの密封容器で保管できます。乾燥剤があれば、一緒に入れてください。少しずつ風味が落ちてしまうので、1年を目安に使い切りましょう。

使い方

サフランの色素成分クロシンは水に溶けやすいので、水やぬるま湯に浸して色出しして使うのが一般的です。きれいな黄色をしっかりと出すには20分くらいが目安になります。色を出した後のサフランは、そのまま料理に使えます。サフランは着色力がとても強いので、洋服などに付かないように気を付けてください。

とっても簡単!サフランライスの作り方

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サフランといえば、サフランライス!鮮やかな黄色とエキゾチックで芳ばしい香りは、普段のカレーやハヤシライスをグレードアップしてくれます。
作り方はとっても簡単。普段の炊飯と同じように、といだお米に水を入れ、サフランを加えたら20分ほど置きます。色が出たら、軽く混ぜて炊けば完成です。分量の目安は、お米3合にサフランひとつまみ。ひとつまみは人差し指と中指、親指の3本の指でつまんだ量になります。

サフランは花も料理も楽しめる

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花の観賞はもちろん、料理にも活躍するサフラン。秋の開花に向けて準備をしたら、栽培も料理も楽しみましょう。花を眺めながら、自分で育てたサフランでスペイン料理やフレンチのサフランパーティーはいかがですか。ぜひ球根栽培にチャレンジしてみてください!

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batayan
batayan

多肉植物やハーブ、野菜を育てるのが好きです。フラワーショップでの勤務経験を活かして、植物の不思議や楽しさをご紹介します。