【新規就農】宮崎県で農業を始める|宮崎農業の特徴・研修や補助金も一挙紹介!独立への近道は?!

宮崎県で農業を始めるなら知っておきたい情報をまとめました。宮崎の農業の特徴や、農業体験、宮崎県立農業大学校での研修「みやざき農業実践塾」についてご紹介。気になる補助金など、支援制度や農業法人への就職についても。


出典:AGRI PICK編集部
地域への移住を考えたときに、地域の基幹産業である農業は仕事の選択肢の一つ。安全・安心な食材が求められていることや、家族と一緒に働けること、一生続けられることなどから、農業を志す人はUターンに限らず増えています。
ここでは、農業を仕事にしたいと考えている方に、農業が盛んで、初めて農業を仕事にする人にも環境が整っていて、生活や遊びも魅力的な宮崎県のお役立ち情報をご紹介します。

宮崎県の農業の特徴

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農業産出額は全国5位!中心は畜産や施設園芸

宮崎県は、温暖多照な気候を活かしたハウス栽培や畜産など、収益性の高い農業が盛んです。
平成28年の農業産出額は全国5位の3,562億円。特に畜産における生産量は、肉用牛(3位)、豚(2位)、鶏(1位)と全国トップクラス!
農業では、「太陽のタマゴ」など宮崎を代表する完熟マンゴーが全国でも有名ですよね。郷土料理の「冷や汁」に使われるキュウリや、ピーマン、さといもなども全国有数の生産量を誇っています。

特に冬場、降雪によって生産ができない地域がある中で、年間を通じて生産できるのは大きな強みです。

新たに農業を始める人(新規就農者)も、農業法人も増加中

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新規就農者は平成26年260名から年々増加しており、平成28年には396名となりました。
その半数は、農業法人に勤務して農業を始める人。農業法人自体も平成17年の469法人から純増を続けており、平成27年には745法人と165%増になっています。

→統計でみる宮崎県の農業2017:https://www.pref.miyazaki.lg.jp/noseikikaku/shigoto/nogyo/documents/35478_20180314090102-1.pdf

まずは情報収集・相談を!



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農業を仕事にするといっても、野菜、畜産、果樹など作物により生産工程や経営もさまざま。
生産以外にも、マネージャーとして畑や人材の管理・育成をしたり、経理や総務といった経営を支える業務もあります。
どんな選択肢があるのか、またどんなステップが必要なのか、しっかり調べ、時にはほかの業界とも比較しながら具体的なイメージを膨らませていきましょう。

新規就農相談センターのホームページで支援情報をチェック!

まずチェックしたいのがこのサイト。ちょっと固いイメージですが、就農までのステップや研修、独立時に必要な農地取得や補助金の情報など、新規就農に必要な情報がまとまっていますので、ひと通り目を通してみましょう。
宮崎県内各地のほか、東京、大阪、福岡にも相談窓口がありますので、お近くの窓口で相談してみるのもおすすめです。

→宮崎県新規就農相談センター:http://www.mnk.or.jp/sinki/index.html

セミナーや相談会に参加するのも手

農業法人への就職を考えている場合は、就職イベントや相談会に参加してみましょう。
年1回開催される農業専門の就職イベント「アグリク」では、全国各地から有力な農業法人が集結!講演を聞いたり、多くの法人担当者と直接話すことでイメージがふくらむはずです。なかにはその場で内定が決まる人も!

→農と食の就・転職フェア「アグリク」:http://agric.agri-connect.co.jp/

体験してみる

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自分が農業に向いているのかわからない、やっていけるのか不安、という方は、まずは体験してみてはいかがでしょうか。

農業大学校の体験講座を受講する

宮崎県立農業大学校の「みやざき農業実践塾」では、下記のような体験講座を行っています。
・新規就農者に関する各種制度等の説明及び個別相談(1日程度)
・みやざき農業実践塾における農作業体験(3日程度)
・先進農家等の視察及び意見交換(1日程度)

→みやざき農業実践塾「体験講座」:http://lupinus-p.jp/m_juku/experience

短期バイトや体験ツアーへの参加も

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農業法人でのアルバイトや、各自治体が主催している体験ツアーに参加してみるのもおすすめです。宿泊できるツアーやファミリーで楽しめる体験ツアーもあるので、家族で参加してみては?

転居を伴う転職となると、家族の理解がなければうまくいきません。気持ちのすれ違いをおこさないことは、何よりも大事ですよ!

→みやざき観光情報・旬ナビ:http://www.kanko-miyazaki.jp/asobi/index.html

独立を目指して研修を受ける|おすすめは市町村主催の研修!

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せっかく農業を始めるなら、
・定年が無く、一生の仕事としてできる。
・自分の仕事が結果に直結する仕事がしたい。
・自然を感じながらできる仕事をしたい。
・家族との時間を大切にしたい。夫婦、いずれは子供とも一緒に働きたい。
という方も多いはず。ここでは独立したい方向けの情報をまとめました。

市町村主催の研修が独立への近道!「新富アグリカレッジ」で稼げる農家に!!

農業研修というと農業大学校が代表的ですが、市町村が主催する研修も。住みたいエリアや取り組みたい作物が決まっているなら、市町村主催の研修に申し込むのが独立への近道といえます。
ここでは、宮崎県有数のピーマン産地として町をあげて新規就農者向け研修に取り組む、児湯郡(こゆぐん)新富町の「新富アグリカレッジ」を例にご紹介します。

→新富アグリカレッジ:http://shintomi-agri-college.jp/

 

品目に特化した栽培支援

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農業を始めるときに心配になるのは、栽培技術の習得と農業経営ができるか。
自治体主催の新規就農研修は、その土地に適した品目に特化して栽培の勉強ができるため、自分で農業を始めるための実践的な技術や経営を学べるのが特徴です。

新富町で栽培技術を教えてくれるのは、現役のベテランピーマン農家4名。宮崎県の平均収穫量(10アールあたり9トン※)に対して、ベテラン農家の収穫量は10アールあたり20トンと倍以上!
こういった栽培ノウハウを培ったり、町主催の研修でピーマン農家になるための農業経営を学んだりできるのも、品目に特化した自治体の研修ならではです。
 

移住サポートも充実

新富町には住宅を建築・購入する際の支援や、子どもの医療費助成などの制度があります。また、研修中から地域の方との交流を深めることができます。お子さんの通う保育園の先生が農地を紹介してくれた、という先輩農家も!

 

農地探しや資金調達の支援も

研修後は、新富町役場や農業委員会が農地探しをサポート。栽培の悩みにはJAや農業改良普及センター、実習先の農家が答えてくれます。就農計画・事業計画や資金調達のサポートも受けられるなど、独立に向けて各方面から万全の体制が整っているのは、自治体の主催する研修だからこそ。

→新富アグリカレッジ:http://shintomi-agri-college.jp/

独立に向けて幅広く準備できる「みやざき農業実践塾」

農業を仕事にすることは決めたけれど、就農エリアや作物までは決めきれていないという方には、宮崎県立農業大学校で行われている新規就農者向けの「みやざき農業実践塾」がおすすめ。同じ目標をもつ仲間を作ることができるのも魅力です。
コース 研修内容 期間
実践コース 栽培施設(ハウス)や露地圃場等を利用して、実践的な知識・技術を習得 半年または1年
基礎体験コース インターネットを活用し、野菜の生理・生態や栽培技術等の基礎的な知識・技術を習得。農作業実習は年に4回程度 1年間
→みやざき農業実践塾:http://lupinus-p.jp/m_juku/

研修中でも補助金が利用できる!

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集中して研修を受けたいけれど、収入面が心配…。そんな方はこちらをチェック!研修中でも受けられる補助金があるんです。
事業 内容
農業次世代人材投資資金(準備型) 都道府県が認める農業大学校や先進農家・先進農業法人で研修を受ける就農希望者に、最長2年間、 年間150万円を交付
宮崎県農業担い手確保・育成基金事業 県内産地での就農を目指して、JA出資法人、実践塾、農業法人、先進農家等で研修を受ける人の研修経費を助成

いよいよ独立!移住者が受けられる支援事業も

自己資金はどのくらい必要?

農業を始める際、種苗や肥料、農機具、トラクターなどの機械を買うとなると、初期投資が必要になります。
一般的に、新規就農時には500万円~1,000万円の自己資金が必要といわれています。研修の申込み条件に自己資金があることを明記させるところも。

気になる補助金情報

国や自治体では、新たに農業を始める人などに向けて補助事業を行っています。こういった補助金制度が活用できないか、検討してみましょう。
 事業 内容
農業次世代人材投資事業(経営開始型) 45歳未満で独立・自営就農する新規就農者に対し、農業を始めてから経営が安定するまでの期間(最長5年間)、年間最大150万円を交付
青年等就農資金 最大3,700万円、最長12年までの無利子ローンを組める制度。新たに農業経営を始めようとする認定新規就農者が対象
新規就農者生産基盤整備支援事業 新規就農者の初期投資の軽減を図るため、農業機械の導入経費を助成
新規就農者中古ハウス再利用支援事業・中古ハウス再利用支援事業 中古ハウスを有効利用する場合に必要となる、経費の一部を助成
農業近代化資金 施設の改良、生産方式の合理化など幅広い用途に使用可能。貸付限度額1,800万円(個人)、償還期限15年
※補助金の内容は各市町村によって異なるため、就農予定地の自治体窓口に直接相談してください。

経営感覚を磨きながら地域のリーダーを目指す!

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みやざき次世代農業トップランナー養成塾

地域のリーダーとなる担い手を育成するために、全国で活躍するトップレベルの講師陣が塾生をサポート!受講を通して、自らの事業計画を築き上げ、ケーススタディやディスカッションを何度も繰り返し、学びを深めます。
→みやざき次世代農業トップランナー養成塾:
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/

農業法人に就職する

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まずは農業に関わる仕事がしたい、生活の安定も図りたいという人には、農業法人への就職はおすすめのスタイルといえるでしょう。

農業専門の求人サイトで探す

確実におさえておきたい勤務時間、給与、福利厚生などのほか、1日の具体的な仕事内容も把握できます。さまざまな情報から、気になる農業法人を比較・検討してみましょう。

→農家のおしごとナビ:https://www.agreen.jp/job/index.php

空き時間にサーフィンも!宮崎で農業を仕事にしよう

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宮崎は温暖な気候で暮らしやすく、新規就農者であってもチャンスの多い環境がそろっています。
サーフィンがしたくて宮崎で農業を始めたという人もいるくらい、サーファーにも魅力的な県で、金ヶ浜(日向市)、恋ヶ浦(串間市)、蚊口浜(高鍋町)など10カ所以上のおすすめサーフスポットが点在します!
朝は農業をして、昼の休憩時間は海で息抜き♪なんて生活も夢じゃない?!

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AGRI PICK 編集部
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AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や、家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方たちに向けて、農作業グッズや野菜栽培のコツなどのお役立ち情報を配信しています。