目次
東京の農業の新たな担い手を育成するため、2020年に誕生した東京農業アカデミー八王子研修農場。第7期生として学ぶ喜久山彩さんに、就農を目指す理由、研修の印象、将来のビジョンなどを伺いました。
食や健康への意識の高まりから農業を目指す
子どもの成長を機に、新たなキャリアへ
沖縄出身の喜久山さんは、子どもの進学を機に東京に転居しました。子育てをしながら事務職に就き、自宅で英会話教室も開いていましたが、子育てが一段落したあとのキャリアを考え、栄養士の資格取得を目指すことにしたそうです。

消費者が多い東京で農業を始めたい
就農に当たっては、農業が盛んな地域でのJAの説明会や移住フェアなども訪れました。しかし、子どもの今後の進路を見据えると他県への移住は難しいと感じました。また、東京での就農にはもう一つの魅力がありました。

東京農業アカデミー八王子研修農場のホームページを見て情報収集
八王子研修農場は東京都のバックアップがあり、研修を終えて就農してからも支援が受けられると聞き、安心感がありました。

また、八王子研修農場で育てた小松菜が、今までに味わったことがないほどのおいしさで、この感動を自分も誰かに伝えたいと思ったのです。
八王子研修農場に興味をもってから、先輩の研修生インタビューやYouTubeで情報を得ていたため、不安はなかったという喜久山さん。

農作業経験ゼロからのスタート
基本的な農業用語から学ぶ
喜久山さんは、入講前、農作業は全く未経験でした。ほ場での作業は新鮮で毎日が楽しいといいます。トラクターなど農業機械の実習では、初めて見る機械に驚きました。

同期同士で情報交換
作業内容によって、同期生が2つのグループに分かれることもあり、グループごとに別作業をしたときは、昼休みにどのような作業をしたのか話しています。

同期生の中には家庭菜園の経験者もおり、スタート時の知識には差がありました。わからないことは普段から教え合っていますが、作業中はお互いの集中を妨げないよう、極力指導員に直接質問することを意識しているそうです。
一人での就農を見据えた作業方法を模索
研修では同期や指導員と一緒に作業できますが、就農後はあらゆる工程を一人で担わなければなりません。だからこそ、「一人で無理なく進めるにはどうすべきか」「女性でも扱いやすく、作業を効率化できる農機具はどれか」を、常にシミュレーションしながら日々の研修に臨んでいます。

2年生の先輩とは一緒に作業する機会は多くありませんが、ほ場の横を通りかかったときに病害虫について教えてもらうこともあります。

栄養士の経験を生かし、食の大切さを伝えたい
就農後は、一人でも無理なく栽培できる作物を育て、地域の人や学校給食に届けたいという希望を持っています。

将来的には、さまざまな事情を抱える子どもや若者、障害のある人などが、農業に触れられる機会をつくる夢も抱いています。
栄養士の資格を生かし、調理法によって栄養価が変わること、野菜を使った離乳食、介護食なども伝えたいという喜久山さん。野菜をおいしく食べる、健康につなげるという人間にとって大切なことを伝えられる農家になりそうです。
Sponsored by 公益財団法人 東京都農林水産振興財団 東京農業アカデミー八王子研修農場





















