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- MitsuyaNao
埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む
ピクルスにも種類がある
ピクルスは酢に漬けて作る保存食です。大きく分けて2つの種類があります。発酵させるピクルス
食塩と香辛料に食材を数日間漬け込み、乳酸発酵させることで、酸味を出すタイプです。ザワークラウトはこちらのタイプにあたります。発酵させないピクルス
わたしたちが「ピクルス」として食べたり作ったりしているのは、ほどんどがこちらのタイプです。塩漬けした食材をお酢に漬込み、発酵させずに作ります。発酵するのを待たずに食べられるのが特徴です。酢とハーブを使って作る「ピクルス液」によって味が大きく変わります。ピクルス専門店の味を知ろう!
専門店のおいしいピクルスを食べてみませんか?見た目が鮮やかなピクルスは、贈り物にも最適です。萩野菜ピクルス
「萩野菜ピクルス」は、山口県「萩」で採れた野菜を使っているブランドです。カラフルな瓶に詰まったピクルスは、とてもおしゃれ!2016年のグッドデザイン賞を受賞しています。数百円から試せるお手頃さが嬉しいですね。→萩野菜ピクルス 公式サイト:http://hagiyasai.com/
鎌倉ピクルス
「鎌倉ピクルス」は、鎌倉野菜を使った無添加・保存料なしのピクルスブランド。野菜本来の味が楽しめるよう、酸味を抑えて作ってあります。昆布だしがポイントです。→鎌倉ピクルス 公式サイト:http://www.kamakura-yasai.net/SHOP/58019/list.html
ピクルスを手作り!簡単、しかもおいしいレシピ
一般的なピクルスの作り方をご紹介します。酢に漬けて発酵させずに作るタイプです。材料
酢、砂糖、塩、好みの野菜作り方
1.野菜の下処理 切り方のコツ
すじを取った野菜を用意し、食べやすい一口大に切ります(スティック状やブロック状、輪切りなど)。硬い野菜は薄めに、やわらかい野菜は厚めに切ると味が浸透しやすくなります。2.ピクルス液を作る
味の決め手となるピクルス液を作ります。酢をベースに、砂糖、塩を加えましょう。酢と砂糖が大さじ5なら、塩は大さじ2分の1ほどで充分です。お好みでコショウを加えてください。味付けに不安があるなら、ミックススパイスや専用の酢を使うと失敗しにくいですよ。有機ピクリングスパイスミックス
ピクルス液を作るのに便利な、7種のスパイスがミックスされています。お酢に加えれば、より奥深い味わいに! イエローマスタードが主原料です。有機栽培にこだわっているので安心です。
・内容量:25g
・参考価格:550円前後~
・内容量:25g
・参考価格:550円前後~
3.熱いピクルス液を野菜に注ぐ
ピクルス液を鍋に入れ、沸騰させます。その中に硬い野菜から順番に入れていき、再沸騰させます。沸騰したら火を止め、蓋をして1分間置きます。ちなみに、茹でた野菜とピクルス液をチャック付きの袋に入れ、半日ほど浸ける方法でも作れます。4.冷ます
瓶に詰め、熱が取れたら冷蔵庫で保管します。ピクルスの日持ちは?長期保存の手順
家庭で作ったピクルスは、瓶かチャック付きの袋に詰め、冷蔵庫に入れて保存します。以下の方法で上手に殺菌すれば、約1年間保存が可能です。ただし、素人の殺菌だと工程の途中で菌が入りこむ可能性もあるため、早く食べるに越したことはありません。野菜の殺菌
ピクルスにして長期保存する野菜は必ず、1度沸騰したお湯にかけてください。野菜に付いている菌を殺すには、約1分以上沸騰したお湯に浸けておく必要があります。瓶の殺菌
ピクルスを詰めた瓶は、必ず消毒殺菌します。ピクルスを入れる前に殺菌するのではなく、入れた瓶を殺菌するのがポイント!鍋に水をはって沸騰させ、その中に瓶を入れ、数分置きます。脱気
最後に、瓶の中の空気を抜き、菌の繁殖しにくい環境を作ります。消毒後のピクルス瓶を5分程度冷まし、フタを一瞬だけ緩めて空気を抜いたら、すぐにまた閉めてください。ピクルスにおすすめの野菜
ズッキーニ
調理に迷いがちなズッキーニは、ピクルスにするのがおすすめです。緑のズッキーニと黄色のズッキーニを両方使えば、彩り豊かに仕上がります。→ズッキーニの育て方はこちら
カリフラワー・カリフローレ
カリフラワーもピクルスにおすすめな野菜です。色が白いので、ズッキーニやミニトマトなど、どんな野菜と合わせてもよく調和します。→カリフローレの育て方はこちら
れんこん
れんこんは、ほかの野菜と組み合わせてピクルスにするのがおすすめです。あと1品欲しいときに活躍する、常備おかずとしてストックしておきたい野菜です。玉ねぎ
サラダ感覚で食べれちゃう、玉ねぎのさわやかなピクルス。肉料理や魚料理の付け合わせとしても活躍します。にんじん
にんじんのピクルスは、和風の味付けともよく合います。れんこんやズッキーニなど、ほかの野菜と組み合わせるのがおすすめです。ミニトマト
赤くてかわいいミニトマトは、食卓に彩りを加えたいときに大活躍!ほかの野菜と混ぜても、単体でもおいしく食べられます。→トマトの育て方はこちら