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コンポストとは|おすすめ13選と自作方法、メリット・デメリット、虫や臭い対策などを徹底解説!


生ごみを使ったコンポスト堆肥の種類や作り方、虫やカビの対策を解説。おしゃれコンポストや回転式、段ボール式やミミズ式など様々なタイプのおすすめコンポスターを紹介します。さらに、DIYバケツコンポストの自作方法や補助金の情報まで!

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murasaki

DIYなどのものつくりや植物系のガジェットが好き。 屋上で菜園をしたり、自作器具で水耕栽培をしたりしています。…続きを読む

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芝生におかれた3台のコンポスト

出典:写真AC
普通に捨てればゴミになるだけの落ち葉や生ゴミ。コンポストを使えば堆肥に変えられます。ゴミ削減にもなるので、一石二鳥です。でも「臭くならないの?」「虫がわいたりしない?」「生活感が出てしまうのはイヤ」など、気になるポイントがありますよね。この記事では、そんな気になるポイントやおすすめのコンポスト、購入補助金の情報を解説します。

コンポストとは

コンポスト
出典:写真AC
コンポストとは、枯れ葉や生ゴミなどの有機物を分解、発酵させて作られた堆肥のことです。また、ゴミの処理方法や堆肥を作る容器自体も指します。

自然界で落ち葉から土が作られる仕組みと同じように、微生物の力で堆肥が作られます。微生物の活動によりコンポスト内部の温度が上下し、各季節の微生物が同時に活発になるため、自然界よりも素早く堆肥化が進みます。堆肥は植物に栄養を与える肥料になると同時に、土を肥沃にし、土壌の性質を良くする土壌改良材として使われることも。近年では生ゴミを焼却せずに、各家庭がコンポスト容器を庭などに設置し、堆肥をつくる取り組みがおこなわれています。

コンポストのメリット

生ゴミ
出典:写真AC
コンポストで堆肥を作れば、生ゴミ排出量が減らせると同時に、家庭菜園への利用もできます。最終的には、環境を保護することにも。コンポストを使って堆肥を作るメリットを3つ紹介します。

生ゴミを捨てたり袋を購入したりする手間がなくなる

生ゴミを捨てに行く手間が省けます。ゴミ収集日まで、生ゴミを家の中に置いておくと、室内に悪臭が充満することもあります。コンポストに生ゴミを集めてしまえばその心配もなくなりますよ。ゴミ袋を買いに行く必要もなくなるので、時短かつ経済的です。

堆肥を自作し家庭菜園に活用できる

コンポストにゴミを集めれば、堆肥を作って家庭菜園に活用できます。自宅の生ゴミから作るため、化学物質が入っていません。化学肥料による人体への影響が気になる人でも、安心して作物を食べられますよ。市販の肥料代の節約にもなります。

環境保護活動になる

コンポストを利用することで、環境保護に繋がります。焼却するゴミの量が減らせるので、二酸化炭素の排出量削減に貢献できるからです。自宅で農業をする際の肥料にすれば、肥料を手に入れるために、排出したであろう二酸化炭素も削減できます。

コンポストのデメリット

コンポスト
出典:写真AC
コンポストは便利で環境にいいアイテムですが、デメリットもあります。手間がかかったり、臭いや虫の被害があったり。コンポストを使って堆肥を作るうえでのデメリットを3つ紹介します。

コンポスターにより手間がかかることがある

コンポストによっては、少し手間がかかるものがあります。微生物が生ゴミを分解しやすいようにするために、生ゴミを細かく切らなくてはなりません。野菜の硬い芯や生米、果物の種は分解に時間がかかるので、避けたほうが無難でしょう。空気を入れ替え、分解を促進させるために、生ゴミを定期的にかき混ぜる必要もあります。

堆肥が完成するまでに時間がかかる

堆肥を作るにはある程度の時間がかかります。微生物が生ゴミを分解するのに時間がかかるからです。肥料の質を問わない場合は、市販の製品を買ったほうが時間の節約になります。時間がかかり過ぎだと思ったら、分解しにくいものが入っていないか確かめてみましょう。

虫や悪臭が発生する可能性がある

コンポストには生ゴミを入れるので、虫や悪臭が発生しやすいです。虫が発生しないように、コンポストをしっかり密閉する必要があります。コンポストの容器自体をゴミ袋に入れてしまうのもいいでしょう。悪臭がする場合は、中身をかき混ぜると、臭いが改善されることがほとんどです。

コンポストで作った堆肥の用途

堆肥
出典:写真AC
自宅のコンポストで作った堆肥は家庭菜園で使えます。わざわざお店で購入しなくていいので、時間とお金の節約になりますね。そもそも堆肥とは何なのかについても併せて解説します。

堆肥とは?

堆肥は枯れ葉などの植物や牛ふんなどの家畜のふんを堆積して発酵させたものです。大きく分けて、植物性堆肥と動物性堆肥の2種類があります。植物性堆肥は炭素を多く含み、土壌改良剤の性質が強いです。動物性改良剤は植物の生長を促す作用が高いです。
混同されやすいですが「堆肥」と「肥料」は異なるものです。堆肥は土壌を改良することが目的ですが、肥料は植物に栄養を補うことが目的です。

家庭菜園の肥料に活用できる

堆肥は家庭菜園で土壌改良剤として活用できます。家庭で主に作られる植物性堆肥は土をフカフカにしてくれる効果があります。保水性と通気性も上がるでしょう。植物性堆肥には、植物に栄養を与える効果はあまりないので注意してくださいね。堆肥を自作できれば、有害なものが入っていないので、安心して食べられますよ。

コンポストの種類と使い方

コンポスト
出典:写真AC
コンポストの種類を解説していきます。6つの種類があり、それぞれ特徴があります。どの方式のコンポストが自分に合っているのかを考えながら、読み進めてくださいね。

土中式

土中式コンポスト 土の中の微生物の力を借りて、生ゴミを分解するタイプです。コンポスト容器を地面に埋めて使います。大量のごみや落ち葉などを処理しやすく、農家などでも使われます。土の中の微生物が直接分解してくれるので、生ゴミを頻繁にかき混ぜる必要がありません。

密閉式

密閉式コンポスト 容器を密閉し、酸素を必要としない嫌気性の微生物を利用して分解します。撹拌する必要がなく、虫がわきにくいのが特徴です。発酵するにつれて、発酵液が出てくるので、こまめに取り出す必要があります。発酵液を薄めて液肥として使うことも可能です。

回転式

回転式コンポスト コンポスト容器自体を回転させられるタイプです。容器自体が回転することによって、中身も回転し、かき混ぜられます。手でかき混ぜる必要はありません。手でかき混ぜるよりもむらなく酸素が行き渡ります。どこにでも置けるので便利ですね。

バイオ式電動生ごみ処理機

バイオ式電動生ごみ処理機 生ゴミといっしょに微生物資材を入れ、自動で堆肥化してくれるコンポストです。コンセントから電源を確保します。温風で生ゴミの水分を飛ばし、微生物が活動しやすい温度をキープ。撹拌も自動でおこなってくれます。電気代がかかったり、運転音がしたりする点に注意しましょう。

段ボールコンポスト

段ボールコンポスト お手軽コンポストの代表として有名な段ボールコンポスト。ピートモス・くん炭などの基材を入れた段ボールを使います。通気性と保水性、保温性が高い段ボールを利用することで、空気が好きな微生物を繁殖させます。コストが低くできるのが特徴の一方で、耐久性が低いのがデメリットです。かき混ぜを頻繁におこなう必要があります。

段ボールコンポストの自作方法はこちら。

    ミミズコンポスト

    ミミズコンポスト その名の通りミミズを入れたコンポスト。ミミズは生ごみを食べ、細かく分解してくれます。ミミズの体内を通ることで微生物が増え、より良質な堆肥に。ミミズの動きにより土が撹拌されるので、発酵中のにおいが少ないのも特徴です。毎日少しずつごみを加えるのに適しています。

    種類によるメリット・デメリット比較表

    土中式密閉式回転式バイオ式
    電動生ごみ処理機
    段ボールミミズ
     発酵方式 好気性発酵 嫌気性発酵 好気性発酵 好気性発酵 好気性発酵 なし
     設置場所 土のある庭、畑 屋外、屋内 屋根のある屋外、屋内 屋根のある屋外 屋根のある屋外、屋内 屋根のある屋外
     温度管理 不要 不要 必要 不要 必要 必要
     撹拌頻度 週1回 なし 2〜3日に5〜10回転 なし 毎日 なし
     メリット 大量に処理しやすい・液肥ができる
    ・屋内でも使いやすい
     手でかき混ぜなくていい 手間がかからない 低コストで手軽・においが出にくい
    ・熟成期間が不要
     デメリット 庭、畑が必要・独特のにおいがする
    ・液を頻繁に抜く必要がある
     大きいので場所を取る ランニングコストがかかる 毎日の攪拌が必要 設置場所が限られる

    種類別おすすめコンポスト(コンポスター)13選

    届いたらすぐに始められるキットから、本格的に使える大容量タイプ、キッチンに置いても違和感の無いデザインのものまで、おすすめのコンポスターを15個に絞って紹介します。

    土中式|庭にも畑にも違和感のないデザイン

    木製コンポスト(堆肥増加型)

    すっきりとしたデザインで、庭にも畑、ベランダやテラスにも違和感なく馴染んでくれるコンポスト。国産ヒノキを材料に、大工が一つづつ手作りで制作しているハンドメイド。防腐塗料を施して床も設けているため、地面を汚さずに利用する事ができます。

    分解方式土中式
    サイズ幅500×奥行460× 高さ570mm
    容量73L

    土中式|500Lの大容量コンポスト

    コダマ樹脂工業 ゴミキエール(生ゴミ処理容器)HC-500

    大量の落ち葉や草刈りで出た枯草を処理するのにぴったりな大容量コンポストです。畑や裏庭に一個置いておけば、たくさんのゴミを処理できますよ。

    分解方式土中式
    サイズ上部開口直径396×底部径900×高さ1,100mm
    容量500L

    土中式|害虫駆除剤が付属

    三甲 サンコー 生ゴミ処理容器 コンポスター130型 805039-01

    庭に埋めて使う土中式のコンポストです。本体は二重構造になっており、耐久性、耐水性に優れています。水が侵入することはありません。生活害虫駆除剤が付属しています。

    分解方式土中式
    サイズ直径600×660mm
    容量130L

    密閉式|キッチンにもおけるおしゃれなデザイン

    リブウェル ボカシコンポスト

    台所に置けるサイズの密閉式コンポストです。しっかりふたが閉められる密閉タイプ。別売りのEM菌をかけて発酵させる仕組みです。白、黒、黄色があり、キッチンの雰囲気に合わせてカラーを選べますよ。

    分解方式密閉式
    サイズ幅290×奥行290×高さ410mm
    容量19L

    密閉式|水気をしっかり取る中ふた付き

    アイリスオーヤマ コンポスト 生ゴミ発酵器 EM-18

    別売りのEM発酵剤をふりかけて、生ゴミを発酵させます。中ふた付きなので、生ゴミの水気も切れるし、虫の侵入も防げます。下部の蛇口から、液肥を取り出し、土に撒きましょう。

    分解方式密閉式
    サイズ幅370×奥行360×490mm
    容量18L

    密閉式|液肥も同時に作れる

    サンコー EMワーカー

    生ゴミから堆肥と液肥を作れるコンポストです。できた堆肥は花壇や畑、プランターに埋めて使えます。液肥は付属の専用カップで回収し、排水口やトイレの臭い消しとして効果を発揮しますよ。

    分解方式密閉式
    サイズ径314×高さ344mm
    容量15L

    密閉式|液肥を計れる計量カップ付き

    高儀 EM生活 マジックボックス MB-18

    堆肥づくりに使いやすいサイズのコンポストです。容器内には、堆肥と液肥を分離させる目皿付き。ダイヤルを回すだけで液肥を取り出せる簡単設計です。ぼかしや液肥を計れる計量カップも付いています。

    分解方式密閉式
    サイズ幅310×奥行310×390mm
    容量18L

    回転式|時期をずらして2つ同時に堆肥化できる

    回転式 生ごみコンポストバケット

    大型の回転式コンポストです。生ゴミを入れるスペースが2つあるので、時期をずらして同時に堆肥化が進められます。回転させても、本体が倒れにくい頑丈設計です。

    分解方式回転式
    サイズ幅660×奥行600×935mm
    容量160L

    回転式|容器を回転させて撹拌

    タカショー 回転式コンポスター CP-TC01

    面倒な撹拌を、容器を回すだけでおこなえます。手でかき混ぜる必要はありません。容量も大きく、大量のゴミがでやすい畑でも使いやすいでしょう。組み立て式です。

    分解方式回転式
    サイズ幅750×奥行770×高さ790mm
    容量182L

    電動生ゴミ処理機|2種類の堆肥を作り分けられる

    パナソニック 家庭用生ごみ処理機 温風乾燥式 MS-N53XD

    ゴミ箱サイズの電動ゴミ処理機です。130度の温風で乾燥と除菌をおこないます。悪臭は99%カット。肥料効果が高い堆肥と肥料効果が持続する堆肥の2種類を作り分けられるようになっています。

    分解方式電動生ゴミ処理機
    サイズ幅268×奥行365×高さ550mm
    容量1回約2kg(約6L)、1日約8kg(約24L)

    電動生ゴミ処理機|乾燥時間を自動で制御

    島産業 パリパリキューブライトアルファ PCL-33-BWR

    トリコロールカラーがさわやかな電動生ゴミ処理機。自動で生ゴミの状態を検知して、運転を終了するため、無駄な電気代がかかりません。生ゴミの悪臭は脱臭炭を使ったフィルターで脱臭してくれるので安心ですね。

    分解方式電動生ゴミ処理機
    サイズ直径215×高さ283mm
    容量通常モード/1回最大約700g(約2.0L)節電モード/1回最大約400g(約1.2L)

    電動生ゴミ処理機|グッドデザイン賞を受賞

    島産業 パリパリキュー PPC-11

    グッドデザイン賞をはじめ、国際的なデザイン賞を複数受賞している電動生ゴミ処理機です。キッチンに置いても、違和感のないデザイン。運転音は36デシベルと小さめなので、深夜でも使えます。

    分解方式電動生ゴミ処理機
    サイズ幅230×奥行270×高さ270mm
    容量1回約500g(約1.4L)〜最大約1,000g(約2.8L)

    段ボールコンポスト|ペットのふんも処理可能

    ダンポスト スタートセット

    これ1台で約100kgの二酸化炭素削減につながります。好気性の微生物が分解するため、悪臭がしにくくなっています。廃食油やペットのふんも処理可能です。毎日かき混ぜて堆肥化を進めましょう。

    分解方式段ボールコンポスト
    サイズ
    容量

    ミミズコンポスト|植物も同時に育てられる

    ガーデンタワープロジェクト

    堆肥を作るだけでなく、植物も一緒に育てられるコンポストです。中央部分がミミズコンポストになっており、上から生ごみを入れていくだけで、堆肥となって外側の植物の栄養に変わります。

    分解方式ミミズコンポスト
    サイズ幅660×高さ1,120mm
    容量

    おすすめコンポストをチェック!


    コンポストを使用する際の注意点

    野菜くず
    出典:写真AC
    コンポストを使ってみたいが「虫やにおいが心配」という人も多いはず。虫やにおい対策、入れてはいけないものなど、気になるポイントをまとめました。使い始める前にしっかりと理解しておきましょう。

    ゴキブリなどの虫対策

    生ゴミにはゴキブリなどの虫が寄ってきますが、対策できます。市販のコンポストなら熱処理されており問題ありませんが、他人から譲り受けた場合は、コンポストをしっかりと洗浄し、熱処理しましょう。コンポストに生ゴミを入れたら、外から入ってくる虫や卵を産み付ける虫を防ぐために、防虫ネットで覆いましょう。特にベランダや屋外にコンポスターを置くときは、防虫ネットは必須です。

    虫がわいてしまったら、コンポスト内の温度を上げることで虫を退治できます。特に段ボールコンポストでは、発酵が盛んにおこなわれているときには40~50度程度まで発熱し、虫の卵などを殺してくれます。米ぬかや油、発効促進材などを投入するのも手です。

    臭い対策

    コンポストの種類によって、臭う頻度や臭いの種類が異なります。対策すれば、困ることはありません。嫌気性の微生物を使う密閉式のタイプは独特の酸っぱいようなにおいがしますが、密閉しているのでふたをあけたとき以外はほぼにおわないでしょう。段ボールコンポストとミミズコンポストは腐葉土のような土臭いにおいがしますが、不快なにおいではありません。

    ただしどのコンポストでも、微生物の分解速度を超えて生ゴミを入れてしまうと、腐ったような臭いが発生することがあります。生ゴミを入れる量や水分、かき混ぜ頻度などに気を使うことで防げるでしょう。

    カビが発生しても大丈夫

    カビが発生するのはよくないことだと思ってしまいがちですが、問題ありません。カビもごみを分解してくれる味方の一つです。白いカビは林で腐葉土を作るカビの仲間で、栄養たっぷりの堆肥を作ってくれます。黒いカビが生えて臭いにおいがするときはコンポストの環境が悪いかもしれません。水分を少なくして、油や米ぬかなどの促進剤を入れてやりましょう。

    コンポストに入れてはいけないもの

    コンポストにはすべてのごみを入れられるわけではありません。分解しやすいもの、分解しにくいもの、入れてはいけないものがあります。ご飯や麺類、肉、魚などは分解しやすいです。人が食べるものはほとんどが分解しやすいものに入ります。

    分解しにくいのは玉ねぎやにんにくの皮、生米、カニなどの殻、卵の殻などです。分解に時間がかかるため、続けて入れないようにしましょう。割りばしやビニール、腐った生ごみなどは入れてはいけません。

    コンポストで作った堆肥の使い方

    堆肥
    出典:写真AC
    コンポストで堆肥を作ったら実際に植物に与えてみましょう。1平方メートルあたり2〜3kgをまくとよいでしょう。土がかたい土地ならば、もう少し多めにまきます。まく時期は植物の種まきや植え付けの2週間前が好ましいです。
    1. 植物を植える区画を軽く耕します。小石やいらない植物の根を取り除いておきましょう。
    2. 土壌酸度を測り、必要であれば、酸度を調整しておきます。
    3. 区画に必要な量の堆肥をまんべんなくまきます。
    4. 30cmくらいの深さまでクワを入れて、堆肥をなじませながら耕します。
    5. 畝立てをします。
    6. 2週間ほど経ったら、種まきや植え付けをします。

    コンポストの作り方|段ボールやバケツで自作しよう

    自作の段ボールコンポスト
    撮影:murasaki

    段ボールコンポストの作り方

    段ボールコンポストは、段ボールの箱に基材を入れるだけで簡単に作ることができます。材料さえそろえれば所要時間は20分ほど。

      バケツコンポストの作り方

      バケツとシャベル
      出典:写真AC
      土中タイプのコンポスターも作り方は簡単です。2つ作っておいて、片方で分解を待つ間に、もう片方に生ゴミを入れていくと、時間を無駄にせずに済みますよ。
      1. ふた付きのバケツ(大きいものが好ましい)を用意します。
      2. のこぎりで底を切り取ります。
      3. バケツの半分を土に埋め、ふたをかぶせます。
      4. 生ゴミの水を切ってコンポストに入れ、上から軽く土をかぶせます。
      5. 週1回ほどかき回します。
      6. そのまま2カ月ほど放置すれば完成です。

      コンポストを補助金で賢く購入

      豚の貯金箱と電卓で家計管理
      出典:写真AC
      自治体によっては、生ゴミ処理機やコンポスターの購入代金を一部負担する制度があります。ごみの減量化を推進するためのものです。多くの助成金は購入費用の半分を上限1万円まで負担してくれます。詳しい条件や助成金額は、各自治体にお問い合わせください。下記のサイトで、お住いの自治体が助成金を出しているか簡単に調べることができます。

      PARIS PARIS CUBE「自治体の購入助成金制度検索」

      東京都千代田区の場合

      対象となるのは、電気・ガスなどの動力を利用する機械式の生ゴミ処理機と手動式の生ゴミ処理機です。千代田区民であり、購入から1年を経過していなければ、受けられます。税込み購入金額の3分の2の金額が補助されます。限度額は3万円です。領収書と機械の保証書、千代田区民であることを証明する書類を用意して、申し込みましょう。

      千代田区「家庭用生ごみ処理機購入助成制度のご案内」

      石川県小松市の場合

      対象となるのは生ゴミ処理機1台、コンポスト2台までです。小松市民であり、小松市内の事業所で機器を購入した場合のみ、補助を受けられます。生ゴミ処理機とコンポストの補助金額は購入費用の半分です。生ゴミ処理機の限度額は3万円、コンポストは1台あたり5,000円です。領収書や銀行口座、印鑑などを準備して、申し込みましょう。

      小松市「生ごみ処理機・コンポスト等設置事業補助金について(家庭用)」

      コンポストでエコな堆肥づくりを始めよう

      コンポスト
      出典:写真AC
      コンポストは環境保護に貢献しながら、農業にも活用できるお役立ちアイテムです。コンポストに興味がある方は、すぐに始められるキットを使ってみるといいですよ。自分に合ったコンポストを使って、エコな生活を始めてみましょう!

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