柿酢の作り方はこちら。
りんご酢とは?
りんごの搾り汁を発酵させた「りんご酢」
りんご酢は、りんごの搾り汁に酵母を加えてアルコール発酵をした後、酢酸発酵をして作られます。米酢や穀物酢などと比べて、りんご独特の甘さと爽やかな香りがあり飲みやすいのが特徴です。りんご酢は日本だけでなく世界各地にあり、特にアメリカでは一般的なお酢としてよく利用されています。全国食酢協会中央会・全国食酢公正取引協議会の食酢品質表示基準によると、りんご酢は「果実酢のうち、りんごの搾汁の使用量が果実酢1Lにつき300g以上のものをいう」と定義されています。
そのまま飲食してもおいしいりんご酢ですが、最近はりんご酢に甘味料などを加えたドリンク用の「飲むりんご酢」なども数多く出回っています。
りんご酢の栄養
りんご酢には、クエン酸などの有機酸やミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。アメリカのバーモント州は長寿で有名な地域ですが、現地ではりんご酢と蜂蜜を日常的に摂取する方が多く、これは「バーモント健康法」と呼ばれています。この健康法は世界中から注目を浴び、りんご酢と蜂蜜を混ぜた飲み方は、1960年代ごろに日本でも大きなブームになりました。おうちでアレンジ!りんご酢の作り方
市販のりんご酢はりんごを搾り、その搾り汁を発酵させるため、家庭などで手作りするのは難しいといわれています。そこで今回は、お酢にりんごの風味を付けた「簡単りんご酢」の作り方をご紹介したいと思います。市販のりんご酢とは一味違う仕上がりになりますが、ぜひ気軽に作ってみてくださいね。簡単りんご酢を作ってみよう
りんご・酢・砂糖を使って作る、基本のレシピです。このレシピで作ると甘味がある仕上がりになり、どちらかといえばドリンク用に向いています。〈材料〉作りやすい分量
・りんご 2個
・酢 300cc
・てんさい糖 200g
・消毒した透明な保存瓶
作り方
1.りんごはよく洗い、くし切りにする(りんご表面のワックスや農薬などが気になる場合は皮をむく)。2.清潔な保存瓶に、1のりんご・酢・砂糖を入れて冷暗所で保存する。
3.1日1回は混ぜるようにして、1~2週間経てばできあがり。りんごを取り出して、冷蔵庫で保管し数カ月以内に食べ切るようにする。
ポイント
・取り出したりんごは酸味が強くて変色しており、食べるのには向いていません。完成したりんご酢を楽しむようにしてください。・もし異臭がするなど不具合がある場合には、飲食を控え処分するようにしてください。
「砂糖なし」で作りたいなら?すりおろしりんごを使ってみよう
簡単りんご酢のレシピでは、砂糖をしっかりと加えています。砂糖を使うことで酸味が和らいで食べやすく保存性も高まりますが、「砂糖なしで作りたい!」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、すりおろしたりんごに酢を加えて「短時間で作り、早く食べ切る」というレシピもご紹介しますね。〈材料〉作りやすい分量
・りんご 1/2個
・酢 100㏄程度(りんごが浸かる量)
・消毒した透明な保存容器
作り方
1.りんごは皮をむいて芯を取り、すりおろす。2.1のりんごを保存容器に入れて、ひたひたに浸かる程度の酢を加える。
3.冷蔵庫に入れて、一晩~半日程度置いたらできあがり。冷蔵庫で保管して、数日以内に早めに食べ切る。
ポイント
・酸味が強いので、食べる時にお好みで蜂蜜などを加えてください。・りんごをすりおろして使うことで、短時間でお酢に風味を移すことができます。
りんご酢の飲み方(りんご酢を使ったドリンク)
りんご酢の水割り(お湯割り)
りんご酢が用意できたら、まずはシンプルに味わってみましょう。りんご酢の量が多いと胃を傷めてしまう場合があるため、最初は少量から試してみるようにしてください。お好みで、レモンや柚子などの柑橘類の搾り汁や、ハーブなどを加えてもおいしいです。〈材料〉作りやすい分量
・水またはお湯 200㏄(カップ1杯)
・りんご酢 大さじ1~2
・蜂蜜など(お好みで) 適量
作り方
1.カップにりんご酢と水(またはお湯)、お好みで蜂蜜を加えてよく混ぜる。りんご酢入りホット豆乳
温めた豆乳にりんご酢を加えた飲み物です。豆乳がない時には牛乳でも代用できます。〈材料〉作りやすい分量
・無調整豆乳200㏄(カップ1杯)
・りんご酢 小さじ1~2
・蜂蜜・シナモンパウダーなど(お好みで) 適量
作り方
1.豆乳を温めておく。2.カップにりんご酢と1の豆乳、お好みで蜂蜜を加えてよく混ぜて、仕上げにシナモンパウダーを振る。