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鎌倉野菜とは?
鎌倉の夏は海からの風により暑くなりにくく、冬も積雪が少ない恵まれた気候で、農閑期が短いのが特徴です。そのため、夏野菜も冬野菜もよく育ちます。現在、数多くの農家が鎌倉野菜の栽培に力を入れています。
鎌倉野菜は種類も豊富!
中でも、とりわけ個性的な3つの鎌倉野菜をご紹介します。
白ナス
皮はやや硬めですが、種子が充実するのが遅いため果肉は柔らかく口当たりが良いのが特徴です。アクが少ないので手軽に調理ができるほか、食物繊維が多いので便秘解消にも効果があるといわれています。
熱を入れると甘くトロリとするので、揚げ物や煮物、汁物、炒め物などの加熱調理がおすすめです。
白ナスを使ったレシピ「トースターで簡単!焼き白ナス」
材料(2人前) 白ナス2本、すりおろし生姜適量、かつお節適量1. 白ナスのヘタとガクを取り、皮目に縦に2cm間隔の切り込みを入れます。
2. トースターにアルミホイルを敷いて裏と表を約10分ずつ焼きます。
3. 焼けたらしばらく放置して粗熱を取ったあと皮をむきます。
4. 仕上げにすりおろし生姜、かつお節を合わせて盛り付ければ完成です。お好みでみょうがや大葉、小ねぎなどでアレンジを加えてもいいですね。
白ナスの魅力であるトロリとした柔らかい口当たりを楽しめる料理です。
四角豆
なんといってもその特徴は、四方にひだの付いた個性的な形です。輪切りにするとアルファベットの「X」のような断面が現れ、料理に加えた時の見た目のインパクトは抜群です。四角豆にはカロテンやビタミンCが多く含まれていることから、抗酸化作用があり生活習慣病予防に最適といわれています。
基本的に生では食べず、火を通して食べることが多いです。
四角豆を使ったレシピ「四角豆のチャンプルー」
材料(2人前) 四角豆3本、豚ロース肉120g、薄力粉20g、木綿豆腐1丁、卵2個、ごま油大さじ1、だしの素小さじ1、しょうゆ小さじ21. まず、四角豆は約2分下ゆでし、食べやすい大きさに切ります。豆腐と豚ロース肉も食べやすい大きさに切り、豚ロースには薄力粉をまぶします。
2. ごま油で豆腐と豚ロース肉を炒め、少し火が通ったところで四角豆を入れます。
3. 全体に火が通ったら調味料を混ぜ合わせたものを投入し、味をなじませます。
4. 最後に溶き卵を回し入れ、中火で軽く炒めたら完成です。
沖縄で栽培が盛んな四角豆は、沖縄料理のチャンプルーとも相性抜群です。ゴーヤの苦みが嫌いな人にもおすすめです。
コリンキー
βカロテンが豊富でお肌の調子を整えてくれるほか、抗酸化作用があるためアンチエイジング対策にも取り入れられることが多い野菜です。生の食感を生かしたサラダなどに使われます。
コリンキーを使ったレシピ「コリンキーと彩り野菜のバーニャカウダ」
材料(2名分) コリンキー、アスパラガス、スナップエンドウ、きゅうり、にんじんほか季節の野菜適量、ディップソースの素(にんにく20g、アンチョビペースト10g、オリーブオイル50g、マヨネーズ大さじ2)1. コリンキー、きゅうり、にんじんはスティック状に切ります。アスパラガス、スナップエンドウはゆでておきます。
2. ディップソースの素をミキサーにかけ、耐熱皿に移してレンジで温めます。
3. 野菜とディップソースをそれぞれ盛り付けたら完成です。
コリンキーをはじめとした色とりどりの野菜たちを自家製のディップソースで楽しむバーニャカウダは、ホームパーティなどで大活躍です。
鎌倉野菜を購入するには?直売所や市場に行ってみよう
直売所
鎌倉野菜を手に入れる手段のひとつが、農家の近くに併設されている「直売所」です。直売所のひとつ「かん太村」では、野菜を販売するだけではなく、地域の人と触れ合えるお祭りやバーベキューなどのイベント、福祉施設と連携した体験プロジェクトなども行なっています。単に野菜を販売する場所ではなく、人々のつながりを生み出すコミュニティとしても直売所が活用されているのです。
直接足を運び、農家さんの人柄に触れて野菜へのこだわりや想いを知ることで、よりいっそう鎌倉野菜のおいしさを感じられるはずです。
鎌倉野菜市場「かん太村」
市場
鎌倉野菜を手に入れるためには市場もおすすめです。鎌倉では「鎌倉市農協連即売所(通称レンバイ)」と呼ばれる市場が有名です。昭和3年から続く歴史ある市場で、年始以外は土日を含め朝8:00ごろから日没ごろまで毎日営業しています。市場の近くにはスイーツ店やパン屋さんなども並んでいるので、野菜以外のショッピングも楽しめます。鎌倉野菜は農家さんによって栽培方法や力を入れている品種が違います。市場にはさまざまな農家の野菜が並ぶので「この野菜を買うならここ、あの野菜はここ」と自分好みに選んでいける楽しさがあります。野菜の味を食べ比べしたり、ショッピングを楽しんだりしたいという人は、市場に足を運んでみると良いでしょう。
「鎌倉市農協連即売所」
ネット販売
直売所も朝市もそれぞれの魅力がありますが、どちらも現地へ赴く必要があります。鎌倉から離れた人や毎日鎌倉野菜を食べたい人におすすめなのが「ネット販売」です。野菜は鮮度が命です。鎌倉野菜の定期便「かまベジ」では、旬の鎌倉野菜をネットで注文することができ、収穫から最短1日の新鮮な野菜が自宅に届きます。さらに品目数、配達頻度、配達時間帯などがアレンジできるため、自分に合ったペースで鎌倉野菜を手に入れることができます。
鎌倉野菜の定期便「かまベジ」
鎌倉散策のランチに♪地産地消レストランで鎌倉野菜を味わう
Osteria Gioia(オステリア ジョイア)
イタリアンレストラン「Osteria Gioia(オステリア ジョイア)」では、オーナー自ら自家農園を営み、丹念に育てた鎌倉野菜を提供しています。野菜のおいしさは育てた人が一番理解しています。こちらのレストランでは、オーナーが愛情込めて育てた野菜を、おいしさを存分に引き出す調理方法で味わうことができます。「オステリア ジョイア」
鎌倉野菜カレー「かん太くん」
「かん太くん」は、直売所「かん太村」と同じオーナーが運営しているレストラン。看板メニューはチキンカレーです。厳選された鎌倉野菜の素揚げが竹ざるに山盛りで出てくるため、それぞれの野菜をじっくり味わうことができます。カレーは老若男女愛される料理なので、家族で立ち寄る際などにはぴったりのお店です。食べログ「鎌倉野菜カレー かん太くん」
Rans kamakura
「Rans kamakura」
人気の野菜ブランド「鎌倉野菜」をおいしく楽しもう
新鮮な鎌倉野菜を手に入れるには、農家さんと直接コミュニケーションが取れる直売所や朝市のほか、通販の定期便などもあります。鎌倉野菜をプロの料理で堪能するなら、地産地消レストランにも足を運んでみて。