これまでの「ハッピーファミリーファーマー日記」
こんなときだからこそ、底力を見せる家族経営農家
さぁて。2週間の休校が始まりました。こういうときにこそ底力を見せるのが家族経営農家。食べ物はある。親も近くにいる。農村地帯なので人口密度は低い。基本的に健康な食生活を送っているので免疫力も高い。家族の人数が多いので、1人でも感染したら一気に6人に広がりますが、今のところ兆候はありません。大きな影響といえば、お米の減り方が異常に早いこと。ま、でもコメ農家ですから…。
休校の間に息子たちとやりたいこと
午前中は英語の授業と自習、その合間にゲームや家事の手伝い。午後は何かしらの作業。オヤツの後は野球の練習。グラウンドには行けなくても田畑があるし、雨が降ったらビニールハウスがあるので、練習場所にも相手にも不足はありません。
人を雇ってまでするほどの仕事ではないビニールハウスの片付けや竹林の整備など、休校の間に息子たちとやりたいことが多過ぎて、ワクワクするほどです(笑)
「人手」や「働き手」がいるということ
明日も続きをやって、あさっては阿蘇名物のタカナの収穫。今年は暖冬だったので、例年より2週間ほど早い感じです。タカナの収穫は、息子たちにとっては久しぶりの作業。昔取った杵柄、の腕前を見せてもらいたいものです。
1日も早くこの異常な状況が収束してほしいですが、家族に感染者が出ない限りは、こうして日常と変わらないどころか、むしろ普段より充実した我が家の日々は続きそうです。
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大津 愛梨(おおつ えり)プロフィール
1974年ドイツ生まれ東京育ち。慶応大学環境情報学部卒業後、熊本出身の夫と結婚し、共にミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里である南阿蘇で農業後継者として就農し、有機肥料を使った無農薬・減農薬の米を栽培し、全国の一般家庭に産直販売している。
女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長を務めるほか、里山エナジー株式会社の代表取締役社長、一般社団法人GIAHSライフ阿蘇の理事長などを兼任。日経ウーマンの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」やオーライニッポン「ライフスタイル賞」のほか、2017年には国連の機関(FAO)から「模範農業者賞」を受賞した。農業、農村の価値や魅力について発信を続けている4児の母。
ブログ「o2farm’s blog」