マルシェ出店にはどんな準備が必要?出店募集への応募方法や出店料の相場も気になる

消費者と直接のやりとりをしながら野菜を販売できるマルシェ。定期的に出店する農家の姿もよく見られますが、出店するには何を準備したらよいのでしょうか。農家がマルシェに出店する際のコツや費用についてご紹介します。


タペストリーと空

出典:写真AC
青空のもと、多くの出店者・来場者でにぎわうマルシェでは、野菜を販売する農家の姿が目につきます。新鮮な地場産野菜を求めてマルシェに訪れる消費者も少なくないようです。

消費者と直接やりとりをしながら、無駄なく野菜を販売できる、マルシェへの出店方法や出店料の相場などについてご紹介します。

まずはマルシェの開催情報を集めよう

陳列された野菜
出典:写真AC
マルシェへの出店を考えているのなら、まずはマルシェの開催情報を収集しましょう。ネットで「マルシェ 地名」で検索したり、地方新聞や広報などをチェックしたりするのがおすすめ。

開催時期、出店料、申し込み期間を確認して、参加できそうなマルシェがあったら早速申し込んでみましょう。

マルシェに出店するには?出店準備や必要なものは

マルシェの様子
出展:写真AC
自分が作る野菜やお米、加工品などの固定ファンを作りたい、規格外品を販売して収益向上を狙いたいのなら、比較的簡単に始められるマルシェへの出店を考えてみましょう。マルシェへの出店は直売所での直販やネット通販よりも手軽ですが、次のような事前準備が必要です。

立地条件と主催側に用意してもらえるものを確認

出店する場所はどのような形状なのか、野外なのか屋内なのか、地面は芝かコンクリートかなど、立地条件を確認しておきます。出店者の車はどこまで入れそうか、出店場所から駐車場の距離は?など、細かいことですが事前に確認しておくと当日の動きがスムーズになります。

また、都市部・都心近郊では、駐車場代が高額になってしまうこともあります。近隣の駐車場料金についても確認しておきましょう。電源の有無、荷物の配送の可否、使える水道設備があるか、などのチェックも大切です。ここで問題が見つかったときには、事前準備の段階から対策を練ることもできます。

イベントを主催する団体や企業がマルシェ当日に用意してくれるものも忘れず確認しておきましょう。陳列棚や机、テントを主催側が用意するマルシェもあります。

ディスプレイ用のコンテナ・包装用資材の準備

ディスプレイされた野菜
出典:PIXTA
野菜をより魅力的に見せるために、いつもの収穫用コンテナではなく、木箱など少しおしゃれな陳列用コンテナを用意しておくと便利です。包装用資材は名入れまでする必要はありませんが、土の付いた野菜を入れる袋やたくさん購入してくれたお客様用の大きめの袋といったように、用途に合わせて使える袋・資材を用意しておくと安心です。

ゴボウやネギ、長芋のように細長い野菜を販売する場合は、野菜の形状に合った細長い袋も用意しておきましょう。

当日のレイアウトを考えてPOPを準備

陳列された野菜
出典:写真AC
マルシェの来場者の目に留まるように、商品名と値段を書いたPOPを作ります。どのようなデザインにすればよいのかわからないときには、ネットで無料のテンプレートを探して活用するのも手です。

手作り感がある手書きのポップも、親近感があり人気です。全体的に統一感のあるデザインにしてみましょう。


気になる出店料は

積み上げられたコイン
出典:Pixabay
出店料は、開催されるマルシェごとに異なります。

出店料の相場

おおよその相場は1ブース5,000円程度。自治体が主催するものは3,000円程度から。出店料が1万円を超えるマルシェはほとんどありません。
ブースごとではなく、売上金によって出店料が変わるマルシェもあります。その場合、売上金の10%~を出店料とするところが多いようです。

ブースごとの出店料の例

千葉県流山市の森のマルシェでは、テント式の出店料で5,000円、移動販売車の出店料は1万5,000円です。
森のマルシェ出店者募集|流山市

売上金ごとの出店料の例

東京の小石川で開催されている小石川マルシェは、売上の10%を出店料としています。出店料は、マルシェの閉会後に売上金を自己申告し、支払うシステムです。
小石川マルシェ|小石川マルシェ実行委員会

マルシェの出店で気を付けたい!接客のコツ

POPを持つ店員
出典:写真AC
マルシェで野菜を販売する時には、慣れない接客にも挑戦しなければなりません。接客の際に気を付けたいポイントを見ていきましょう。

清潔感のあるユニフォームを

出店当日は、白いシャツにエプロンなど、清潔感のあるユニフォームで来場者にクリーンなイメージをこころがけます。スタッフ数名で出店する場合には、おそろいのユニフォームにして来場者の目を惹く工夫もしてみましょう。

ていねいな対応を心がける

マルシェで野菜を購入してくれる消費者はお客様です。ていねいな対応を心がけることで、心地よく野菜を購入してもらえます。消費者は、野菜の味のおいしさはもちろん、接客の良しあしもチェックしています。

「またこの人から買いたい」と思ってもらえるような接客を心がけてください。

配布物を準備しておこう

名刺やチラシ、パンフレットなど、農園や農産物のアピールができるツールがあると便利です。商品を使った簡単なレシピカードもおすすめです。印刷したものでなくても、手描きの文字やイラストを添えたチラシなど、来店者の印象に残る配布物を用意しておきましょう。

しっかり準備してマルシェにいざ出店!

陳列されたブドウ
出典:Pixabay
採れすぎてしまった野菜や規格外品などをマルシェで販売して、収益の向上を目指してみませんか?マルシェでは、テントや陳列棚も運営側が用意してくれていることが多く、販売したい野菜と陳列用のコンテナ、包装用資材、POPを準備するだけで出店できます。

同じマルシェに定期的に出店することで、リピーターやファンの獲得にもつながります。SNSを活用して出店をアピールしましょう。

気になるマルシェの開催情報をキャッチしたら、ぜひ出店してみてください。

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高橋 みゆき

北海道在住のフリーライター。北海道の畑作農家に生まれ、高校卒業後に農業協同組合に入組。JAでは貯金共済課の共済係として、窓口にて主に組合員の生命保険・損害保険の取り扱いをしていました。退組後、2013年まで酪農業に従事。現在はスマート農業に興味津々。テクノロジーを活用した農業についてお伝えしていければと思います。

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