グラデーションが美しい!オレガノ・ケントビューティの育て方

段々に重なったガクが、唯一無二の雰囲気を醸し出すオレガノ・ケントビューティー。日当たり次第でピンク~緑色にグラデーションし、寄せ植えなどにもおすすめです!長く楽しむコツや増やし方など、オレガノ・ケントビューティーの育て方を紹介。


木箱から溢れるオレガノ・ケントビューティ

出典:写真AC
オレガノ・ケントビューティは、ベルのように垂れ下がる「苞葉(ほうよう)」が美しい色合いのグラデーションになる多年草。花壇でも寄せ植えでもシーズン問わず楽しめるので、1本植えてあるだけでも優しくセンスのいい庭になります。

形と色合いにうっとり!オレガノ・ケントビューティ栽培の魅力

かわいい花が咲いたオレガノ・ケントビューティ
出典:PIXTA
オレガノ・ケントビューティは、イギリス南東部のケントで作り出されたといわれている、シソ科オレガノ属の園芸品種です。オレガノには、料理のスパイスとして使われるオリガヌム類、マヨナラ類、観賞向きのアマラスク類があり、ケントビューティはアマラスク類の一種にあたります。花のように見えるのは、葉が変化したほう葉(ガク)と呼ばれる部分です。このほう葉のすき間から、紫色の小さな花が6~7月に咲きます。

毎年芽吹く多年草

オレガノ・ケントビューティは多年草なので、一度植えれば毎年楽しむことができます。地面を這うように茎が伸びていき、草丈は10~30cm程度。冬には地上部が枯れてしまいますが、春にまた新しい芽が出てきます。

日当たりで色が変わる

花のように見えるほう葉の部分は、日当たりによって色が変化します。太陽光をしっかり当てるとピンク色が出やすいですよ。逆に、光が届きにくい場所ではグリーンになります。

オレガノ・ケントビューティの楽しみ方

バスケットから溢れるオレガノ・ケントビューティ
出典:写真AC

庭植え・鉢植え

オレガノ・ケントビューティは、ほう葉の部分が垂れ下がるように咲きます。高さがある花壇や鉢の縁に植えて、こぼれるような姿を楽しむのがおすすめです。

寄せ植え

寄せ植えに使うときも、ほう葉の部分が垂れ下がる性質を利用して、鉢の手前に植えましょう。あえてビビットな色合いの花とは組み合わせず、白、淡いピンクやパープル、シルバーリーフなどと一緒に、ロマンチックにまとめると美しいです。

ハンギング

ハンギングプランターからあふれるように育てて、高さがある場所でボリューミーな姿を楽しみましょう。花がない時期でも存在感のあるハンギングに!

切り花

オレガノ・ケントビューティの花束
出典:写真AC
オレガノ・ケントビューティの切り戻した枝は捨てずに、花瓶などに挿して飾りましょう。やさしい色合いのほう葉が部屋になじみ、おしゃれな空間を演出してくれます。枝がたくさんあるときは、花束のようにしてもすてきです。

ドライフラワー

多くの花はドライフラワーにすると色がくすんでしまいますが、オレガノ・ケントビューティの場合、ほとんど退色がありません。きれいに育ったら、ぜひドライフラワー作りにも挑戦してくださいね。

オレガノ・ケントビューティの栽培カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け・植え替え・株分け
肥料
植え替え
挿し木
開花時期

オレガノ・ケントビューティの育て方



ピンクのオレガノ・ケントビューティ
出典:PIXTA
オレガノ・ケントビューティは、地植えより鉢植えで育てるのがおすすめです。なぜなら暑さに弱く、寒冷地では寒さで枯れることもあるため、季節ごとに場所を移動させたほうが管理しやすいからです。日当たり・水やりにも気を配りましょう!

植え付け

3~4月、もしくは9月中旬~10月中旬が植え付けの適期です。過湿になると根腐れしやすいため、水はけの良い土づくりを心がけましょう。山野草の土か、培養土にパーライトや軽石を混ぜたものを使うのがおすすめです。

おすすめのオレガノ・ケントビューティの苗

ITEM
オレガノ・ケントビューティ 苗
オレガノ・ケントビューティーの苗の3個セットです。小さなポットに植えられた状態なので、届いたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。

・内容:3号ポット苗×3個

日当たり

オレガノ・ケントビューティは、日当たりでほう葉の色が変化します。しっかり日の光を当てると、ほう葉がきれいなピンクに色付きますよ。逆に日があまり当たらないと、薄いグリーンになります。日光が好きな植物なので、日なたで管理するのが基本ですが、高温が心配な夏の間は半日陰で管理してください。

水やり

ジョウロと花
出典:Pixabay
乾燥気味の環境を好む植物です。鉢植えの場合は、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水やりしますが、頻繁にあげ過ぎると根腐れするので注意しましょう。また、夏は気温が高い昼間の水やりを控え、涼しく蒸れにくい朝か夕方に行ってください。地植えの場合は、極端に乾燥するとき以外水やり不要です。

肥料

春と秋に、緩効性化成肥料を置き肥します。肥料はこまめに与えず、控えめにしましょう。チッ素が多くなると枯れてしまいやすいので注意してください。

花がら摘み

オレガノ・ケントビューティの小さな紫色の花は、咲き終わるとしおれてきます。こまめに花がら摘みをしましょう。

切り戻し

蒸れに弱い植物なので、花がひと通り咲き終わったら、風通しを良くするためにも切り戻しを行いましょう。株元の茎が全体の3分の1程度(約5cm)残るように、思い切ってカットします。

病害虫

病害虫の心配はほとんどありませんが、高温・多湿の環境下では病気にかかりやすくなります。病気の部分は気付いた時点で取り除き、乾かし気味に育てましょう。

増やし方

いくつかの鉢と芽
出典:Pixabay

株分け

株分けの時期は、植え付けや植え替えと同じ、3~4月もしくは9月中旬~10月中旬です。生長したオレガノ・ケントビューティの根を傷つけないように掘り上げて、はさみなどで切り分け、それぞれ別の苗として植え付けます。

挿し木

1本のオレガノ・ケントビューティ
出典:写真AC
4~5月か、9月頃に行います。木質化していない緑の若い茎を選んで、10cmくらいの長さでカット。下のほうの葉を取り除いてから、切り口を水に約半日浸します。その後、葉をとった節が埋まるように挿し木用土へ挿して、土の表面が乾かないよう日陰で管理しましょう。

オレガノ・ケントビューティを長く楽しむコツ

オレガノ・ケントビューティの鉢
出典:PIXTA

夏越し

オレガノ・ケントビューティは、高温多湿な環境は不得意です。夏越しは、必ず知っておきたい大切なポイント。次のような管理を心がけてくださいね。
・梅雨:雨が当たらない軒下に移動させる
・真夏:涼しい半日陰に移動させる
・真夏:水やりは、蒸れやすい昼間にせず、朝か夕方に行う

冬越し

-10℃程度まで耐えられる植物です。気温が0℃以下になると落葉し、地上部が消えてしまうこともありますが、完全に枯れたわけではありません。土が凍って根まで枯死していなければ、また春に芽吹きます。土が凍る地域では、室内や軒下に移動させるなどの工夫をしましょう。

植え替え

ずっと同じ鉢で育てていると根詰まりするので、植え替えは毎年行うようにしてください。時期は、最初に植え付けを行ったのと同じ3~4月か、9月中旬~10月中旬に。一回り大きな鉢と、水はけの良い土を使って植え替えます。

ロックガーデンとの相性も◎

オレガノ・ケントビューティ
出典:写真AC
上品でメルヘンチックな雰囲気を出すことができるオレガノ・ケントビューティは、ロックガーデンや洋風ガーデンにぜひ取り入れたい植物です。鉢やハンギングプランターからあふれるように育つ、美しい花姿を楽しみましょう!

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オレガノ・ケントビューティ
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MitsuyaNao
MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。