ローゼルとは?
白い花と真っ赤な実
実を包んでいる赤い部分は食べられる
ローゼルの花言葉
ローゼルの花言葉は「新しい恋」や「常に新しい美」です。ローゼルの育て方!種まきや植え付けのコツは?
栽培カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ||||||||||
植え付け | ● | ● | ||||||||||
肥料 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||
収穫 | ● | ● |
種まき
ローゼルは発芽に20℃前後必要で、時期は4~5月です。十分に暖かくなってからでないと失敗しやすいですが、かといって遅まきになると、果実が収穫できないこともあります。寒さが心配な場合は、室内の温度管理できる場所で育苗するといいでしょう。ポットに種まきして、種が軽く隠れる程度の土をかぶせたら、土が乾かないように水やりしながら発芽を待ちます。うまくいけば1~2週間程度で芽を出します。
植え付け
植え付けは5~6月に行います。時期が遅れると、果実を付ける前に寒さで枯れてしまうこともあるため、注意してください。地植え:腐葉土や堆肥を混ぜ込んだ、水はけのいい肥えた土へ植え付けます。
鉢植え:花や野菜用の園芸用培養土か、赤玉土と腐葉土を6:4くらいの割合で混ぜて植えましょう。
1~2mの高さになる植物なので、倒れないように支柱を立てておきます。また、ローゼルは連作障害を起こす植物です。前の年とは違う場所で育ててください。
日当たり
水やり
鉢の表面が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。地植えした場合は基本的に水やり不要ですが、何日も雨が降らないときは人の手で水を与えてください。肥料
植え付けから収穫まで、肥料を切らさないようにしましょう。緩効性の肥料を1~2カ月に一度、株元へ施してください。もしくは、液体肥料を2週間に一度与えてもOKです。害虫
アブラムシやハダニが発生することもあります。殺虫剤などを使わない防虫の方法や自然派農薬などについては、この記事で確認を!
ローゼルの実や種の収穫方法
ホウ・ガク・実を分ける
主に食用として利用されるのは、外側の実を包んでいる赤いホウと、ギザギザしているガクの部分です。収穫したローゼルを丸ごと水洗いしたら、内側に入っている実は除いて、ガクとホウを分けましょう。尖っていないほうの下半分を包丁で切り、中に入っている種を取り出します。切った断面に割り箸を当てて、尖っているほうに向かって押し出すと、作業が簡単です。
種を採って、ローゼルを増やそう!
春に植えたローゼルは冬に枯れてしまうので、挿し木ではなく、種まきで増やします。次の年もローゼルを育てたいなら、実の中の種を採取してみましょう。
種を取るタイミングの目安は、花が咲いてから45~60日後です。早く採取しすぎた種は、うまく発芽しないこともあるので、しっかり熟したものが取れるまで待ちましょう。
ローゼルの食べ方&レシピ|生・加熱・乾燥OK!
生のままハーブティーや塩漬けにしても
ガクとホウは、そのまま生食できます。かなり酸味が強いですが、料理の彩りや味のアクセント、塩漬けなどにして調味料代わりにも使えます。ハーブティーにする場合ははちみつを入れるのがおすすめ!ハイビスカスティー(ローゼルティー)
千切りにしたローゼルのホウとガクを、耐熱カップにたっぷり入れ、熱湯を注いだらふたをし、3~5分蒸らします。そのままだと酸っぱいので、お好みで砂糖やはちみつを加えましょう。とっても簡単に作れて、色や香りなどにも癒やされます!出典:クックパッド「ハイビスカスティー(ローゼルティー)」
塩漬け
煮沸消毒した瓶に、種を取り出したローゼルのホウとガク、ローゼルに対して10%の塩を入れ、軽く振ってなじませます。2~3日冷蔵庫で寝かせたら完成です。ご飯と一緒に食べたり、おにぎりの具にしたりと、梅干しと同じ使い方ができますよ。塩を多めにすれば常温保存も可能!出典:クックパッド「ローゼルの塩漬け」
加熱しても鮮やかな色のまま
ローゼルとリンゴのジャム
種を取り出したローゼルのホウとガクを、皮をむいて細かく切ったりんご、砂糖と一緒に煮詰めます。材料の分量はお好みで調整OK!りんごと砂糖を加えることで、ローゼルの酸味がやわらぎ、ほどよい甘酸っぱさになります。出典:クックパッド「鮮やかな♪ローゼルとリンゴのジャム」