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この記事では、そんなメリットの多い砂利や砕石について詳しくご紹介します。
▽砂利敷きについて、おすすめの種類や価格などをこちらの記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。
駐車場に敷く砂利の種類とは?
一般的に駐車場に敷く石として向いているのは砂利ですが、もっと安価で踏み固めることのできる砕石を使うこともあります。砂利(じゃり)
砂利とは数cmの小さな小石のことで、土木工学では5mm以上の大きさが 85%以上混じるものと定義されています。粒同士の大きさがあまり変わらないので、踏み固めることができず、ずっと凸凹が残ります。砂利に関する記事はこちらでも!
砕石(さいせき)
砕石とは、天然の岩を人工的に細かく砕いたものです。砂利と違うのは、砂ほどの小さな粒が混ざっているので、踏み固めると地盤がしっかり締まる点。DIYの際にブロックの基礎としても使うことができます。駐車場に砂利や砕石を敷くメリット・デメリット
砂利や砕石を敷くことで得られるメリットは多いです。しかしもちろん、デメリットもあります。メリット・デメリットのどちらも知ったうえで駐車場に砂利や砕石を敷くことを検討をするのがおすすめです。【メリット1】雑草が生えにくくなる
1つ目のメリットは、砂利や砕石を敷くと雑草が生えにくくなることです。砂利や砕石を敷くことで、太陽の光が地面に届きにくくなるため、雑草が生えにくくなります。またもし生えてきても、砂利や砕石の上からであれば抜きやすいですし、そもそも生える量も少ないので、雑草を抜く手間がかなり減ります。
【メリット2】防犯対策になる
砂利や砕石を踏むと、土やアスファルト、コンクリートを踏んだときよりも大きな音がします。そのため侵入者が来たことがわかりやすく、防犯対策に。周りに砂利や砕石を使用した場所がない場合、誰かが駐車場内を歩いていることがとくにわかりやすくなりますね。【デメリット1】管理に手間がかかることも
上記のようなメリットがある一方、管理に手間がかかるというデメリットもあります。砂利や砕石を敷くと、駐車場に凹凸ができます。その隙間に入り込んだゴミや落ち葉を掃除するのは、アスファルトやコンクリートを掃除するよりも大変です。また、砂利や砕石は徐々に減っていくので、定期的に砂利や砕石を継ぎ足す必要もあります。
【デメリット2】石が飛び散る
車で砕石や砂利を踏む際に、石が周囲に散らかってしまうことがあります。公道と駐車場が近い場合、公道の際まで石を敷かずに50センチ程度間をあけるのがおすすめです。駐車場に敷くならどっち?砂利・砕石のメリット・デメリット
駐車場に砂利か砕石を敷くことを決めたあとも、「砂利と砕石のどちらがいいのかわからない」「違いがわからない」などの悩みが出てきますよね。確かに両者の見た目や敷くことで得られるメリットに大きな差はありませんが、細かく見ると異なる点も多いです。砂利と砕石、両方のメリット・デメリットを解説します。砂利を敷くメリット・デメリット
砂利敷きのメリット
砂利敷きのメリットとして、ぬかるみや水たまりができにくいことが挙げられます。靴や車が汚れにくいので、雨の日でも快適。また砂利は形が均一なので見た目が美しいうえ、種類が豊富なことからご自宅に合った色を選べることもメリットの1つです。砂利敷きのデメリット
形が均一で丸いことで砂利同士がうまくかみ合わず、地面を踏み固めづらいことが砂利敷きのデメリットです。地面が固まりにくいため歩きにくく、タイヤが滑ったり沈んだりすることも。値段も砕石より高めです。砕石を敷くメリット・デメリット
砕石敷きのメリット
砕石は砂利と違って形が不ぞろいなのでかみ合いやすく、踏み固めやすいです。そのため地盤が安定し、歩きやすいのがメリットの1つ。また、値段も砂利より安いです。砕石敷きのデメリット
砕石敷きのデメリットとして、水たまりやぬかるみも砂利よりできやすく、車体や靴が汚れやすいことが挙げられます。また砂利より小さい石も含まれるため、タイヤの溝に砕石がはまることもあります。さらに、砕石は角の尖った石が多いため、車のタイヤに負担をかけてしまう可能性もあります。
駐車場に砂利や砕石を敷く費用は?|DIYと業者を比較!
砂利と砕石を敷くのではどれくらいかかる費用が異なるのか、気になりますよね。そこで、同じ面積で比較したとき、どれくらい費用の差があるのかを表にしてまとめました。ぜひどちらにするかの判断材料の1つにしてくださいね。種類 | DIY(1平米あたり) | 業者(1平米あたり) |
砂利 | 約2,000円 | 約3,000円 |
砕石 | 約1,100円 | 約3,000円 |
DIYの価格について、1平米のスペースに厚さ5cmで敷くことを想定し、1平米につき100kgの砂利や砕石が必要だと仮定しています。
業者に頼む場合、重機費用が30,000円ほどかかるので、上記の値段×面積+30,000円ほどかかります。業者や面積によって価格がかなり変動するので、あくまで参考程度にし、詳しくは利用を検討している業者に直接尋ねるのがおすすめです。
DIYで砂利を敷く際に注意すべき点として、防草シートがしわにならないように固定することがあります。シートを固定するためには、地面を平らにならし、防草シートを敷く場所の形に合わせて切り抜きながら敷き、シート固定用のピンを打ち込む作業が必要になるので、少し手間がかかります。広い駐車場をつくる場合は土の削り取りと残土処分は業者に依頼するのもいいかもしれません。少しのスペースであれば、DIYもおすすめです。
防草シートのピンについてはこちらもぜひご覧ください。
おしゃれ!駐車場に敷くおすすめの「砂利」5選
せっかく自分で駐車場を作るなら、おしゃれにしたいですよね。しかし一口に砂利といってもさまざまな種類があり、どれがいいかわからなくなりがち。そこで、どんな雰囲気にしたいか迷っている方や、家の雰囲気にマッチした駐車場にしたい方におすすめの砂利を5つご紹介します。和風・洋風どちらにもマッチ
和風、洋風どちらの雰囲気にも合う白玉砂利です。この砂利からはとくに大理石独特のきらめきを感じられます。石のサイズも幅広く展開されているのも、この白玉砂利の特徴の1つ。複数のサイズを組み合わせると地面が踏み固めやすくなるだけでなくおしゃれにもなるので、大量購入する際はさまざまな大きさのものを購入することをおすすめします。イエローのクラッシュストーン
こちらは名前の通り、明るい色合いのクラッシュストーンです。黄色系の砕石がミックスされたもので、とくに洋風の雰囲気との相性が良いです。雨にぬれても発色が良いので、暗い気分になりがちな雨の日でも明るい雰囲気を保ってくれます。明るくおしゃれな駐車場にしたい方におすすめです。クラッシュストーン イエロー
容量 | 20kg |
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サイズ | 約15~30mm |
高級感のある黒
磨き加工を施した光沢が特徴の天然硅石100%の黒磨き玉砂利。敷くだけで上品かつ高級感のある仕上がりに。つるつるとした手触りで発色も良く、水に濡れてもほとんど色が変わりません。モダンでおしゃれな空間になります。黒磨き 玉砂利
容量 | 10kg、20kg、100kg |
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サイズ | 15〜30mm |
ナチュラルで優しいピンク系
ピンクの玉砂利。優しい色合いと粒の丸みが、ナチュラルな雰囲気を演出します。一粒ずつ色合いが違うので、敷き詰めれば自然なグラデーションに。乾いている状態では全体的に白っぽく、濡れるとピンクの色味が濃くなるので色の変化も楽しめます。玉砂利 ピンクタンブル 15-30mm
口コミ・レビュー
ガレージの砂利道が殺風景なため、可愛らしくなるかと思い購入しました。
可愛らしいピンク色で、まばらに撒くだけでも印象がすっかり変わりました。
まだまだ使用したい箇所があるので、今後追加購入していこうと思います。
出典:Yahoo!
容量 | 20kg、100kg、200kg、500kg、1000kg |
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サイズ | 15〜30mm |
カラフル&モダン
白、赤、緑などの色が入ったカラフルな玉砂利です。2分、3分、4分、5分、8分の5つからサイズを選べます。水にぬれると美しいツヤがでて、乾いているときとは異なった印象に。自社製造にこだわられた日本製の砂利なので、安心して使用できます。安い!駐車場に敷くおすすめの「砂利」3選
想定以上の量が必要になることも多い駐車場の砂利。1袋だけならあまり気にならない値段でも、数十袋も買うとなるとかなりの額になることもありますよね。色や形も価格を重視したい方におすすめの安価な砂利を3つご紹介します。コスパ重視ならこれ!
工事用でも使用される砕石です。水はけがよく、地面が引き締まります。石の粒の大きさにはばらつきがありますが、全体的に小さめです。 一般的な駐車場でも使用されることが多いので、よくある駐車場のイメージと同じような駐車場になります。圧倒的に価格が安いことも負いので、広い駐車場を作ることを検討している方にとくにおすすめです。防犯・防草どちらもかなう
踏むと大きな音がして、防犯効果もある砂利です。リサイクルガラスを高温で溶解して発泡させたもので、環境に優しい素材になっています。焼成加工がなされているので、無菌、無臭で清潔。さらに防草効果もあるので、防犯や防草を安い値段で実現したい方におすすめです。タイヤにやさしい!
タイヤの溝に挟まりにくい大きさの砂利です。車が踏むたびに地面が締まるような設計になっています。また車の重量にも耐えられるような硬い石を使用しているので、駐車場にぴったり。さらに雑草の成長を抑制するアルカリ性を帯びているので、防草効果も期待できます。120kgと量が多いので、広い駐車場を作る方におすすめです。駐車場の砂利止めに!飛散防止アイテム
放っておくと砂利はどんどん減っていきます。とくに頻繫に歩くところの砂利はすぐなくなってしまいがち。ここでは砂利を飛ばさないようにする、砂利止めアイテムをご紹介します。せっかく敷いた砂利を長持ちさせるためにも、ぜひご使用ください。飛散防止マット
四国化成 砂利パーキング 8枚入
10t車までOK!駐車場に敷くことで、砂利の散乱を防ぎます。足が砂利に取られにくくなり、安全性もアップ!ラインキャップを使えば数字やマークが描けます。
サイズ | 524×524mm |
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材質 | ポリプロピレン、再生ポリエチレン |
グラベルフィックス プロ
ハチの巣状の砂利地盤安定材です。自動車の駐車スペースに敷くことで、砂利が飛び散りにくくなるのはもちろん、ハイヒールや自転車もより安定します。
サイズ | 1176mm×764mm×32mm |
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材質 | ポリプロピレン製 |
ズレ防止材
かんたん固まるくん 1kgセット
砂利を固めることで、砂利・砕石の散乱を防ぎます。使い方はかんたんで、スプレーするだけ!面倒な施工いらずなので、手軽さ重視の人におすすめです。
セット内容 | 1kg缶、スプレー、ジョウゴ、手袋 |
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日本ミラコン 小砂利散乱防止液 MR-011
砂利同士をくっつけるスプレーです。砂利が散らばりにくくなるだけではなく、掃き掃除も楽に!猫の糞対策にも使えます。効果は約6カ月持続。時間が経ったら再度スプレーしましょう。
容量 | 300g |
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DIYに挑戦!駐車場の砂利の敷き方|砂利を固める方法も!
「実際に自分で砂利を敷くことに決めたけど、どうやったらいいかわからない…」とお悩みの方も多いですよね。ここからは、駐車場に砂利を敷く方法をお伝えします。DIYの前に確認!
砂利や砕石は100kgを目安に準備する必要があります。購入の際は自家用車では運びきれないことがあるため、軽トラックをレンタルできるホームセンターを利用するか、通販で買うことがおすすめです。また、闇雲に砂利や砕石敷きを始めると作業が思うように進みません。施工例などのイメージは予め用意しておきましょう。
Step1. 駐車場の現状を確認する
駐車場に砂利を敷く前に、まず駐車場の現状を把握する必要があります。ここでは確認すべき2点をご紹介します。駐車場の広さを確認する
駐車場の広さによって必要な砂利の量は変わってきます。そのため、まず駐車場の広さの確認が必要です。一般的に、駐車場に敷く砂利の厚みは3~5cmが望ましいとされています。この厚さにするには、1平方メートルあたり60~100kgほどの砂利が必要です。
駐車場の面積を測り、必要な砂利の量を計算しましょう。
地面の状態を確認する
地面の状態を確認し、砂利を敷ける状態にするのも大事なポイント。雑草が生えていたら取り除く必要がありますし、地面がぬかるんでいたら土を入れて平らにならす必要があります。Step2. 整地・転圧する
駐車場の状態の確認が済んだら整地をします。とくに土の地面の場合、整地せずに砂利を敷いてしまうと砂利を敷いた後に砂利が防草シートごと地面に埋まってしまいます。整地の際、転圧機を利用すればきれいに整地できます。自宅に転圧機がない方は、ホームセンターでの転圧機の貸し出しサービスを利用するのも1つの手です。整地する面積が狭ければ、足で踏み固めることも可能です。
Step3. 防草シートを敷く
地面が平らになったら、草取りの手間を省くために防草シートを敷きます。防草シートとは遮光性や貫通抵抗力のあるシートで、その名の通り草が生えてくるのを防ぎます。防草シートについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Step4. 砂利or砕石を敷く
Step1.で確認した量の砂利や砕石を敷きます。砂利や砕石は年々減っていくので、数年後には買い足す必要が出てきます。その際、以前購入した種類がわからなくならないために、購入した砂利や砕石の商品名・購入した店舗名などをメモするか、少しだけ砂利や砕石を保管しておくのがおすすめです。
Step5. 転圧する
砂利や砕石が敷き終わったら再度転圧します。地盤を安定させるために専用の機械で転圧するのがおすすめです。このあとさらに砂利を固めると、より管理が簡単になりますよ。
砂利を固める方法は、大きく分けて2つあります。1つは砂利とセメントを混ぜて固める方法、もう1はズレ防止剤を使用する方法です。ズレ防止剤を使用する方がより簡単に砂利を固めることができます。