育苗箱とは?サイズや種類・使い方、自作方法までご紹介【便利な洗浄機も!】

農業や家庭菜園の育苗作業で使用する「育苗箱」。育苗箱の種類やサイズ、基本的な使い方のほかに自作方法を解説。また、育苗箱や洗浄機のおすすめ商品や、農家直伝の活用法まで、知っていて損のない育苗箱に関する知識をご紹介します!


出典:PIXTA
育苗作業の中で使用する容器には「育苗箱」「育苗ポット」「育苗トレー」などさまざまなものがあります。今回はその中でも「育苗箱」にスポットを当てて、種類や使い方、おすすめの商品や農家さんの活用方法をご紹介します!


育苗箱とは

育苗箱とは、苗を育てるときに使用する浅い箱のこと。プラスチック製が一般的で、大規模農家では数万枚使っているところもあります。水稲用が一般的ですが、野菜に使用することもできます。
メリットとしては、育苗箱を使うことで雨や風、害虫から苗を守ることができたり、収穫時期を早めたりすることができます。

育苗箱の種類とサイズ

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育苗箱は種類によって保水力や通気性などが異なります。育てる植物によって使い分けますが、中には野菜などの育苗には適さないものもあるので要注意。また、育苗箱を用いてベランダで栽培すると、苗が増え過ぎてしまうことも。

育苗箱の種類


積み重ねができて収納も簡単!中苗用育苗箱

ITEM
中苗用育苗箱
1枚あたりの穴数が1,301個もあるため、通気性が良いのが特徴です。また底面に凹凸がないため、病気発生の原因にもなる、かん水の滞留が少ないのもメリットです。
積み重ね使用も可能。

・サイズ:横580×縦280×高さ28mm
・穴径:3.5mm
・穴数:1301個

ダイヤカット/クリスタルカットの底面保水タイプ!

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稚苗用育苗箱 クリスタルカット
クリスタルカットの底面保水タイプの育苗箱です。苗が育ちやすく、保水力が高いため給水する回数を減らすことができます。また、根離れも良いので作業スピードを上げることもできます。ただし、野菜の栽培には向いていません。

・サイズ:横580×縦280×高さ34mm
・穴径:2.8mm
・穴数:1034個

短期間使用する稚苗用

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稚苗用育苗箱(56穴)
重ね用の溝が便利。ただ穴が少なく水はけも悪いことから、野菜の育苗にはあまり活用できません。育苗の初期段階である稚苗を育てる際に使用するのがおすすめです。

・サイズ:横580×縦280×高さ28mm
・穴径:2mm
・穴数:56個

自作もできる!

発泡スチロールの底面に穴を開けて自作することも可能。ただし、育苗トレーやポットを入れて使うのに適しているため、この育苗箱で直に育苗を行うのは難しいと言えます。

育苗箱のサイズ

サイズは長さ580×幅280×深さ280mmのサイズが一般的。
51型と呼ばれるものは、長さ506×幅357×深さ80mmで一般的なものよりやや深め。深さがあることから、育苗だけでなく挿し木や挿し芽にも利用することができます。
ほかにも長さ345×幅270×深さ75mmの35型や、長さ265×幅183×深さ77mmの6型などもあります。

育苗箱の使い方

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水稲苗の場合

1. 田んぼ10アールあたり20箱の育苗箱を用意し、消毒しておく。
2. 床土(とこつち)と肥料を詰め、播種機を使って芽出しをした種を均一にまく。
3. 播種の直前に細めのジョウロなどで十分にしみわたるまで灌水(かんすい)する。
なお、播種してから芽が出るまでに水をやると、土が流されてもみが露出することがあるので、出芽完了までは上から水を掛けないこと。
4. 寒冷な時期はハウス内で、比較的温かな時期は露地で育苗する。

野菜苗の場合

1. 育苗箱の中に種まき用の土を入れる。このとき穴が大きい育苗箱には敷紙やシートを下に敷いてから入れる。
2. 割りばしなどを用いて、種まき用の浅い溝を作る。
3. 種をそれぞれの溝にまいて、適度な土で覆う。種まきが終わったら、何の種をまいたのかがわかるように、プレートなどに記載し土に差しておく。
4. 育苗箱の入る大きめの水箱があれば、水を貯めてトレーを入れ土に給水を行う。水箱がない場合は、霧吹きなどで被せた土が流れないように給水を行う。
5. 土が乾燥しないようにこまめに水やりを行う。

使い終わった育苗器の保管

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洗浄機でしっかり洗えば長く使える!

育苗箱は使い終わった後の洗浄も大切。一度に100枚以上洗浄するなら洗浄機をおすすめします!
大きく分けて手動タイプと自動タイプがあり、どちらも時間短縮できると評判です。

 

手動タイプの育苗箱洗浄機

ITEM
オギハラ工業 手動式育苗箱洗浄機 クリーンクリーナーP
手早く簡単に、面倒な育苗箱清掃をすることができます。手動式ですので使用場所を選ばず、用水や川で泥汚れをきれいにすることが可能。
作業する人にもよりますが1時間でだいたい70~120枚くらい洗浄することができます。

・サイズ:幅470×奥行285×高さ550mm
・重量:7kg

今まではタワシでゴシゴシ洗っていましたが、
この商品のおかげで作業がはかどります。
もう1つ購入を考えています。


自動タイプの育苗箱洗浄機

ITEM
オギハラ工業 クリーンクリーナー CCO-250N
6条特殊ブラシで効率よく洗浄。上部からのシャワーが出るのでよりキレイにすることができます。キャスター2個とゴム足が付いていてるので移動は楽に行うことができ、作業中は安定しているので安心です。

・サイズ:幅525×奥行430×高さ635mm
・重量:30.8kg

長時間の作業でも、疲れることなく作業でき感動です!どんどん洗浄できるので購入して良かったです。


農家直伝!育苗箱の活用方法

農家の方に聞いた育苗箱の活用方法を2つ紹介します!

底面保水タイプの育苗箱を裏返して

底面保水タイプの育苗箱はひっくり返して使えば、水もたまらず問題ありません。

電熱マットでの育苗時に通気性を確保

また、冬場、電熱マットで育苗する際に活用する手も。マット面に水がたまるので、育苗箱をひっくり返してトレイとマットの間に置けば、通気性が確保できます。

育苗箱を活用して作業を効率化!

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育苗箱のおすすめの商品や、使い方、洗浄機をご紹介しました。育苗箱は使い勝手がよく工夫次第で色々な使い方ができます。上手に活用して育苗作業の効率をアップさせましょう!

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AGRI PICK 編集部
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AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や、家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方たちに向けて、農作業グッズや野菜栽培のコツなどのお役立ち情報を配信しています。