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よい香りも楽しめる花木|四大香木を育ててみよう【Garden Story連携企画】


ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」との連携企画! 今月は、花だけでなく芳香も楽しめる「香木」の代表4種を紹介します。開花時期や植え付け、剪定のポイントも併せてお届けします!

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くちなしの花

提供:Garden Story
花はその美しさはもちろんですが、香りもまた私たちを楽しませてくれるものです。よい香りを持つ花はいろいろありますが、特に強くかぐわしい香りを持つ花木として、三大香木や四大香木とされているものがあります。どれもガーデンでも育てられる樹木なので、季節の香りを楽しむために育ててみるのもいいですね。
今回は、四大香木に数えられる香りのよい花木をご紹介します。

ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」。植物を取り入れたライフスタイルの発信とDIYや料理レシピなどの豊富なコンテンツが魅力的なサイトです。
AGRI PICKではGarden Storyとの連携企画として、毎月季節を彩る花をご紹介しています。
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四大香木とは

沈丁花
提供:Garden Story
四大香木(四大芳香花)とされているのは、ジンチョウゲ(沈丁花)、クチナシ(梔子)、キンモクセイ(金木犀)、ロウバイ(蝋梅)の4つ。いずれも強い香りを持ち、私たちにとってもなじみ深い花木です。
それぞれ開花期が異なり、春のジンチョウゲ、夏のクチナシ、秋のキンモクセイ、そして冬のロウバイと、一年を通して香りを楽しむことができます。いずれも庭木としても利用される育てやすい樹木です。

ジンチョウゲ

沈丁花
提供:Garden Story
ジンチョウゲはジンチョウゲ科の常緑低木で、2月下旬〜4月上旬頃に花を咲かせます。ジンチョウゲの香りに春の訪れを感じる方も多いのではないでしょうか。樹高は1mくらいと四大香木の中でもコンパクトに育ち、剪定もしやすい育てやすい樹木です。花のように見える部分はじつはガクなので、花期が長いのも嬉しいですね。ただし、ジンチョウゲの実は有毒なので、誤って口に入れたりしないように気をつけましょう。

植え付けの適期は4月頃か10月頃。西日の当たらない半日陰の環境がよく、水はけ、水もちのよい土壌に植え付けます。移植を嫌うので、根鉢を傷めないように作業しましょう。一度根づけば、放任してもよく育ちます。
強い剪定をすると枯れてしまうことがあるので、剪定をする場合は、花芽を落としてしまわないよう春の花後すぐに行い、乱れた樹形を整える程度の軽い剪定にとどめましょう。

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クチナシ

クチナシ
提供:Garden Story
アカネ科の常緑低木で、花の美しさと香りだけでなく、一年中みずみずしい葉を保ってくれるのも魅力です。開花期は6〜7月頃。一重咲き、八重咲きがあり、濃厚な甘い香りを漂わせます。日向で管理するほうが花つきはよくなるのですが、曇りや雨の日のほうが純白の花の美しさが際立ちます。

植え付けの適期は3〜4月頃。生育が始まる前の毎年1月下旬〜3月頃と開花後の7月頃の2回を目安に、緩効性肥料を与えましょう。また、開花直後に、伸びすぎている枝や込み合っている部分の枝を剪定します。やや寒さに弱いので、寒冷地では霜や凍結に注意し、必要であれば鉢植えにして室内に取り込むとよいでしょう。

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キンモクセイ

キンモクセイ
提供:Garden Story
モクセイ科の常緑樹で、9月下旬〜10月上旬頃にオレンジ色の小さな花を多数咲かせます。離れたところからでも感じられる甘い香りを持ち、日本人にとっては秋の訪れを感じさせてくれる植物の代表で、四大香木の中でも最もなじみ深い花かもしれませんね。生け垣としてもよく利用されます。樹高は5〜6mにもなりますが、剪定により2〜3mまでに抑えることができます。

植え付けの適期は3〜4月、または10〜11月頃。半日陰の環境にも耐えますが、日向のほうが花つきがよくなります。乾燥すると花つきが悪くなるので、真夏は水切れしないようにしましょう。秋の開花後から翌春の4月までの、厳冬期を避けて剪定を行いましょう。

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ロウバイ

ロウバイ
提供:Garden Story
ロウバイ科落葉性花木で、寒さの厳しい12月中旬〜2月にまるで蝋細工のような質感の黄色い花を咲かせ、フルーティーな甘い香りを漂わせます。江戸時代初期に日本に伝わり、茶花などに利用されてきました。自然樹高は4mほどになりますが、剪定によって庭のスペースに合う樹高にコントロールすることができます。

植え付けの適期は2月中旬〜3月頃。日向〜半日陰の水はけのよい場所に植えましょう。一度根づけば放任してもよく育ちます。剪定の適期は3月頃。自然に樹形が整うので、あまり強く切り戻さずに、込み合いすぎている部分の枝を切り取る程度にするとよいでしょう。

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季節の巡りを香りでも感じよう

バラの香りをかぐ少女
提供:Garden Story
今回は、四大香木として知られる香りのよい花木についてご紹介しました。豊かな香りを放つ花木は、ふとした瞬間にも季節の巡りを教えてくれます。ここでご紹介した以外にも、香りのよい花を咲かせる樹木や草花はたくさんあります。かぐわしい花の香りを楽しめるのは、ガーデナーの特権。香りのよい花を植栽に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
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