長崎で就農を!長崎県が農業研修生を募集
農業未経験・県外出身でもOK!
長崎県では就農希望者を受け入れて1年間の研修を行っています。研修生は2カ月の基礎技術研修と10カ月の農家派遣研修を受講し、農業に必要な知識と技術を習得して、県内での独立就農や雇用就農へ羽ばたいていきます。これまでの研修生の約9割が他職種の従事者や、農業系以外の学校の卒業生など、まったくの農業未経験者。また、出身地を問わず長崎県で農業をしたい人を受け入れるため、県外からの研修生も全体の半数近くに上り、その出身は、宮城、東京、兵庫、福岡、佐賀など多様です。長崎での就農を目指して夫婦や親子で来る人たちもいます。
相談員が就農まで徹底的にサポート
長崎県の技術習得支援研修が選ばれているのには理由があります。新規就農相談センター相談員
長崎県では最初の2カ月間、学校形式で基礎技術研修を実施しています。
学校形式の基礎技術研修でしっかり学べる自治体は珍しく、ほかの自治体では紹介された農家ですぐに研修が始まることが多いです。そして、新規就農相談センターの相談員が寄り添って就農まで徹底的にサポートしてくれるのも魅力の一つ。
新規就農相談センター相談員
就農にあたっては、私たち相談員が研修生の皆さんに寄り添って、一緒に就農スケジュールや営農計画を作成したり、資金の借り入れ、農地の確保などの紹介あっせんをしたりします。
2カ月間の基礎技術研修|専門家が登壇、農家の見学や体験も
2カ月の基礎技術研修では、果樹・畜産・花・野菜などの栽培のスペシャリストのほか、簿記の専門家、気象台の職員などが登壇し、研修生は農業に必要な知識を習得します。また、トラクター講習や機械安全講習を受けたり、長崎県の農地やスマート農業の担当者から制度や補助事業の話を聞いたりすることもあります。2カ月の間には、実際の農家を見学・体験する機会もあり、法人化や六次産業化をしている農家などを訪問したり、農家の仕事を1週間体験したりしながら、農業が自分に向いているかどうかを考えます。先に新規就農をした先輩の話を聞く講座もあり、新規就農への心構えが作られていきます。
研修生
農業の専門用語を学び、農家の人からのアドバイスを的確に理解できるようになりました。
10カ月の農家派遣研修|選定された農家のもとでマンツーマン研修
2カ月の基礎技術研修を終えると、いよいよ10カ月の農家派遣研修に入ります。研修生が就農したい場所や栽培したい品目に合わせて、1人の研修生につき1戸の農家が研修先として選定され、マンツーマンで研修が行われます。新規就農相談センター相談員
研修先の農家には、指導力、人間力、包容力が備わった実績のある人を選定しています。
人生をかけて長崎での農業を志してきた研修生が働くだけで終わることなく充実した研修を受けられるよう、相談員は地元の関係機関に協力を仰ぎながら適切な研修先を見つけています。
研修後も師弟関係は続きます。就農にあたって農地探しに協力してもらったり、栽培時に作業は遅れていないか、病害虫の被害は出ていないかと気にかけてもらったりすることがあるそうです。
技術習得支援研修の概要
対象者
- 長崎県内での就農を目指す方(研修開始時年齢64歳未満)
- 研修受入団体等の指導のもと研修を実施できる方
- 県内で栽培実績のある品目を希望される方
- 農作業を行うにあたり健康上問題のない方
- 研修先まで通うことができる方
研修期間
研修開始から1年間基礎技術研修|2カ月
新規就農相談センター(諫早市)等において、肥料・ 病害虫防除など基礎的な知識習得、トラクターなど農業機械作業の技術習得、就農計画の作成演習等を行い、農業の基本を学びます。農家派遣研修|10カ月
県内各地の生産部会等の受入団体において、実践的な生産技術及び経営管理技術を習得します。※希望する就農地域の受入農家に通いで研修。
定員
1期あたり25名受講料
無料(教材費や保険加入料などの自己負担あり)。条件を満たせば国の支援制度により年間約150万円の支援(原則最長2年間)を受けられることがあります。
技術習得支援研修のメリットは?卒業生のコメント
卒業生の声
・マンツーマン研修で直接トップ農家から指導を受けられたことが役立っています。(増田勇弥さん・大村市でキュウリを栽培)
・基礎~マンツーマン研修中に考えることができました。人脈を作ることができたことが重要でした。(清口永幸さん、法子さん・大村市で大玉トマトを栽培)
・農家研修先の松元さんに栽培技術の指導を受けて、今も行き来があります。座学では現地研修で他品目を見られたのが良かったです。(平山幹夫さん・平戸市でイチゴを栽培)
卒業後の進路
研修が終わると、約9割の人は自営農業を始めます。新規就農相談センター相談員
私たちは研修生を広く受け入れています。資金面などで自営が難しい人には雇用就農をおすすめすることもあります。
申込のチャンスは年2回!事前相談で不安も解消できる
申込の流れ
- 新規就農相談センターで事前相談を実施
- 応募願書と健康診断書を新規就農相談センターに提出(郵送可)
- 面接
申込期間
期 | 申込期間 | 試験日 |
第1期(6月開講) | 令和4年1月14日(金)から令和4年2月18日(金) | 令和4年3月4日(金)面接 |
第2期(10月開講) | 令和4年6月8日(水)から令和4年7月20日(水) | 令和4年8月3日(水)面接 |
事前相談にはオンライン就農相談会が便利!
問い合わせ
長崎県新規就農相談センター〒854-0062 諫早市小船越町3171
TEL:0957-25-0031 FAX:0957-25-7716
[就農相談は最寄の振興局でも受付けています]
県央振興局:0957-22-0057
島原振興局:0957-62-3610
県北振興局:0956-41-2033
五島振興局:0959-72-5115
壱岐振興局:0920-45-3038
対馬振興局:0920-52-4011
E-mail:s070301@pref.nagasaki.lg.jp