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ごぼう茶の作り方とおいしい飲み方は?「おばあちゃんの知恵」に学ぶ、簡単おいしい養生ごはん【管理栄養士監修】


ごぼう茶は、はなまるマーケットやヒルナンデスでも取り上げられて話題を集めています。ここでは、ごぼう茶の栄養や効能効果とともに、簡単な作り方と飲み方を紹介します。あわせてごぼう茶の粉末の活用法や、電子レンジやオーブンを使った作り方、山本漢方などの市販品についてもお伝えします。
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ごぼう茶

出典:写真AC
メディアなどでしばしば取り上げられ、話題になっているごぼう茶。独特の風味があり、ごぼうが好きな人やヘルシー志向の人にはぜひおすすめしたいお茶のひとつです。市販品もありますが、気軽に手作りできることをご存知でしょうか。

そこで今回は、ごぼう茶の魅力とともに、作り方とおいしい飲み方をお伝えします。電子レンジやオーブンを使った簡単な方法や、粉末ごぼう茶などの活用法についても紹介します。

 

簡単!自家製ごぼう茶の作り方【基本】

ごぼう茶
写真提供:養生キッチンふうど
ごぼう茶は「切る→天日干し→焙煎する」という3つの工程で完成します。手作りしたごぼう茶は格別の香りがあり、焙煎時間を工夫することで好みの味に調整可能。できあがったごぼう茶は長期保存できます。ごぼう茶の作り方を紹介します。

〈材料〉作りやすい分量(ごぼう茶10~12杯分)
・ごぼう 2本


作り方

ごぼう茶
写真提供:養生キッチンふうど
1)ごぼうは土をさっと洗い流し、ピーラーなどで薄くスライスする。
2)ごぼうをザルや新聞紙の上などに重ならないように並べて、天日で干す(夏は半日~1日、冬は1~2日程度が目安)。
3)乾いたごぼうをフライパンに入れて、焦げないように木べらなどで混ぜながら、弱火で3~5分乾煎りする。パリパリになりよい香りが出てきたら、できあがり。清潔な保存容器に入れて、湿気に気をつけて保管する。

ポイント

ごぼうは皮に近い部分にサポニンなどの有効成分が多く含まれています。ごしごし洗ったり皮をむいたりすると、有効成分が減ってしまいます。表面の土などをさっと洗い流す程度にして、皮ごと使うようにしましょう。

ごぼうを乾煎りする時間によって、ごぼう茶の風味が変化します。香ばしい味が好きな人は長めに、あっさりした味が好みの人は短めに焙煎するなど、好みに合わせて調整してください。完成したごぼう茶は常温で保存できますが、夏場など高温多湿になる時期は冷蔵庫に入れておくようにしましょう。

電子レンジやオーブンを使ったごぼう茶の作り方【時短】

天日干しする時間がないときや雨が続いているときなどは、薄くスライスしたごぼうを電子レンジで乾燥させ、オーブンを使って焙煎する方法もあります。電子レンジやオーブンの機種などによって、加熱する時間は変わります。初めて作るときは、様子をこまめに見ながら時間を調整するようにしましょう。

<電子レンジとオーブンを使う方法>
1)電子レンジの耐熱皿の上にクッキングペーパーを敷き、スライスしたごぼうを重ならないように並べる。
2)600Wで2分加熱した後、様子を見てさらに30秒加熱する。ごぼうの水分が飛ぶまで、これを何回か繰り返す。
3)オーブンの天板にクッキングシートを敷き、ごぼうを重ならないように並べる。
4)オーブンを180℃に設定して、焦げないように気をつけながら8~10分程度加熱する。


粉末ごぼう茶の作り方【便利】

ごぼう茶 粉末
写真提供:養生キッチンふうど
ごぼうをミルサーなどで砕いて粉末状にしておくと、ごぼうの風味をより抽出しやすくなります。粉末緑茶(茶葉がパウダー状になったもの)を使う場合のように、カップなどにごぼう茶の粉末と熱湯を入れれば、茶こしなどでこさずに飲むことができます。カップの底にたまったごぼう茶の出がらしも丸ごと食べられます。

ごぼう茶のおいしい飲み方|栄養をしっかり摂取する方法も紹介!

ごぼう茶
写真提供:養生キッチンふうど
ごぼうを乾燥させて焙煎したら、さっそく味わってみましょう。

〈材料〉1杯分
・乾燥して焙煎したごぼう 3~4g
・熱湯 200ml


飲み方

1)急須などにごぼうを入れて、熱湯を注いで3~5分程度待つ。
2)茶こしなどでこせば、できあがり。温かいうちに飲むようにする。

濃く抽出したいときは「煮出す」のがおすすめ

ごぼうの風味をより濃く抽出したいときは、やかんなどで煮出してみましょう。人数分の乾燥させて焙煎したごぼうと水をやかんに入れて火にかけ、沸騰したら弱火で5~10分程度お好みの濃さになるまで煮出します。作り置きもできるので、まとめて作っておくと便利です。その場合は、ごぼう茶の粗熱を取ってから、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。冷めると味や香りが変化するので、飲むときに温めるようにするのがおすすめです。

「風味が強過ぎる」と感じたら、量を調整するかブレンドしてみよう

「ごぼうの風味が強過ぎる」と感じたら、使用するごぼうの量を減らしたり水の量を増やしたりして調整するようにしてください。麦茶や番茶などクセの少ないお茶にごぼう茶を加えて、ブレンドするのもおすすめです。

ごぼう茶の出がらしも、捨てずに食べよう

ごぼう茶を作った後の出がらしも、余すところなく食べられます。炒めものやスープなどに加えたり、細かく刻んでハンバーグや餃子(ぎょうざ)などの具材として利用してみましょう。ごぼうの食物繊維がしっかり摂取できて生ゴミも減るので、一石二鳥です。エシカルな暮らしを楽しみたい人にもぴったりです。

ごぼう茶はスープなど料理にも活用できる

ごぼう茶
写真提供:養生キッチンふうど
そのまま飲むのもおいしいですが、ごぼう茶に自然塩やたたいた梅干し、とろろ昆布などを加えて「即席スープ」のようにして食べるのもおいしいです。隠し味として、スープやみそ汁に少量加えるのもよく合います。

ごぼう茶の栄養と効能・効果

ごぼう
写真提供:養生キッチンふうど
ごぼう茶とは、ごぼうを使ったお茶のこと。ごぼうを切って乾燥させた後、香ばしく焙煎(ばいせん)して作ります。ごぼう独特の土の香りや甘さを楽しむことができ、ハーブティーのような感覚で飲むことができます。

ごぼう茶には「茶」という文字が入っていますが、緑茶や番茶のように茶の木の葉を原料にしたものではありません。そのためカフェインが含まれておらず、子どもや妊娠中の女性はもちろん、就寝前なども安心して飲むことができます。

ごぼう茶の栄養成分

イヌリン

ごぼう茶の原料であるごぼうには、水溶性食物繊維の一種「イヌリン」が豊富に含まれています。イヌリンには糖の吸収を抑える働きや、善玉菌の栄養源となって腸内環境を整える効果が期待できます。

※参考:わかさの秘密「イヌリン」

サポニン

ごぼうは抗酸化作用や免疫力アップに役立つとされる「サポニン」も含有しています。サポニンは、高麗人参やマメ科の植物に含まれる成分であり、体を温める作用や免疫力向上が期待できます。

※参考:健康長寿ネット「サポニンと効果と摂取量」

ポリフェノール

抗酸化作用があるといわれる「ポリフェノール」も含まれています。ポリフェノールはたくさんの種類がありますが、ごぼうには「タンニン」「クロロゲン酸」「アルクチゲニン」が多く、高い抗酸化作用が期待できます。

ごぼうはもともと、薬用として中国から日本に伝わりました。ごぼうの種は漢方薬として殺菌や解毒などに使われ、根は利尿や新陳代謝の向上などに用いられたとされています。「ごぼうは体によい」とわかっていても、毎日食べるのはなかなか難しいかもしれません。ごぼう茶であれば、無理ぜずに継続して摂取できそうですね。

※参考:片山 佳子、小林 壮「ごぼう茶の抗酸化活性」

ごぼう茶は、はなまるやヒルナンデスにも登場!

ごぼう茶は、テレビ番組「はなまるマーケット」や「ヒルナンデス」でもその魅力や作り方などが取り上げられ、話題になりました。残念ながら私自身はこれらの番組を観ていませんが、実際にごぼう茶を飲んでいる人たちの様子が放送され、美肌や便秘解消、アンチエイジングにも効果が期待できそうだと紹介されていたそうです。

味が気になる人は、山本漢方などの市販品を試してみては?

ごぼう茶は、スーパーやドラッグストア、インターネット通販サイトなどでもよく見かけます。「どんな味なのか気になる」「まずは飲んでみたい」という人は、市販品を購入して味わってみてはいかがでしょうか。

山本漢方のごぼう茶はごぼうの皮ごと使用し、遠赤外線焙煎により仕上げています。香ばしさがあり、飲みやすいのが特徴です。
ITEM
ごぼう茶
・原材料:ごぼう
・容量:3g×28バッグ

ごぼうの香りが、たまらなく良い。
飲みやすいです。


手作りのごぼう茶を飲んで、健やかに過ごそう

ごぼう茶
写真提供:養生キッチンふうど
美と健康の維持に役立つとされる、ごぼう茶。市販品もありますが簡単に手作りでき、お茶にすることでごぼうを継続して摂取しやすくなります。
実はごぼうは家庭菜園でも栽培できます。ごぼう茶をたくさん手作りしてみたい人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ごぼう茶をおいしく飲んで、健やかに過ごしたいですね。

ごぼうの育て方についてはこちら


おばあちゃんの知恵を活用しよう!バックナンバーはこちら

おばあちゃんの知恵

栄養監修 宮崎奈津季
管理栄養士、薬膳コーディネーター。介護食品メーカーで営業を2年間従事した後、独立。レシピ開発、商品開発、レシピ本の栄養価計算などの経験あり。現在は、特定保健指導、記事執筆・監修をメインに活動中。

紹介されたアイテム

ごぼう茶

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この記事の筆者:
松橋 佳奈子

早稲田大学を卒業後、企業とNPOにてまちづくりの仕事に10年以上携わる。その間にバックパッカーとして35カ国を訪問・視察し、世界各地の風土と食文化について考察を深める。2014年に薬膳とおばあちゃんの知恵をベースに「養生キッチンふうど」を立ち上げる。現在は愛知県を拠点とし、風土食やエシカル、ソーシャルビジネスについての執筆活動を行っている。主な資格は、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)と国際薬膳師。

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