目次
イチゴの枯れ葉は取る?残す?見分け方
茶色く乾いた枯れ葉は取り除き、緑色の葉や中心から出る新葉は残します。
冬前は葉を減らし過ぎず、「完全に枯れた葉だけを整理する」のがポイントです。
取ってよい枯れ葉と残す葉
全体が茶色く乾いた葉や、黄色く枯れ込んだ古葉は取り除きます。
一方、緑色の部分が多い葉や、株の中心から出ている新葉は残しましょう。
取り除く葉の目安
- 全体が茶色い葉
- 黄色く枯れ込んだ古葉
残す葉の目安
- 緑色が多く残る葉
- 中心部の新葉
冬はイチゴの生育がゆっくりになる時期です。
見た目をすっきりさせようと、元気な葉まで切り過ぎないようにしましょう。
枯れ葉はどこから切る?
枯れ葉は、葉柄を株元までたどり、付け根近くを清潔なハサミで切ります。
株元ぎりぎりまで深く切り込まず、葉柄を少し残すくらいでOKです。
手で強く引っ張ると株元を傷めることがあるため、簡単に外れない葉は無理にむしらずハサミを使いましょう。
冬前の株元管理|土寄せはクラウンを埋めない
冬前には、株元の状態を確認し、必要に応じて土を補います。
このとき注意したいのが、イチゴの生育の中心となるクラウンを埋めないことです。
冬前に土寄せする理由
冬前に土が減って根が見えている場合は、そのままにせず土を補います。
露出した根は乾燥しやすく、寒冷地では凍結や寒風の影響を受けることもあります。
土寄せで根を覆い、冬のダメージから守りましょう。
クラウンを埋めてはいけない理由
クラウンとは、根と葉の間にある株元の太い部分で、新しい葉や根が発生する重要な場所です。
土をかぶせ過ぎると生長点まで埋まり、新葉が展開しにくくなったり、生育が悪くなったりする原因になります。
反対に根が露出するほど浅くするのも避け、クラウンの中心部が土に埋まらない高さを保ちましょう。
土寄せはどこまで?適切な高さ
根が露出している場合は、根が隠れるように株元へ土を補います。
ただし、クラウン全体や中心の新芽まで土で覆う深植えは避けましょう。
クラウンと土の境目を確認しながら、根が乾燥しない高さに整えるのがポイントです。
イチゴ用培養土
枯れ葉が多いイチゴは復活する?病気との見分け方
枯れ葉が増えても、すぐに株全体が枯れたと判断する必要はありません。
株の様子を見ながら、回復できる状態か、異常が出ていないかを確認していきましょう。
復活できる株・難しい株の見分け方
復活できるかどうかは、クラウンと新芽の状態で判断します。
クラウンがしっかりしていて、中心に新芽が残っていれば回復が期待できます。
次のような状態が重なっている場合は、回復が難しい可能性があります。
- クラウンが黒褐色で柔らかくなっている
- 中心の新芽まで枯れている
- 株全体がぐったりして回復しない
株の中心部が生きているかを確認するのが見分けるポイントです。
自然な枯れ葉と病気の見分け方
自然な枯れ葉か病気かを見分けるときは、枯れ方や症状の広がり方を確認します。
自然な老化では、外側の古い葉から黄色くなり、少しずつ茶色く枯れることが多いです。
一方、斑点や変色が複数の葉に現れ、症状が広がっていく場合は病気も疑いましょう。
斑点・葉枯れ病・チップバーンのチェックポイント
症状を見分けるときは、葉のどの部分に、どのような変化が出ているかを確認します。
| 症状・異常 | 主な特徴 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 斑点 | 葉に茶色や紫褐色などの斑点が出る | 斑点が増える・広がるか確認 |
| 葉枯れ病 | 小さな紫褐色の斑点が増え、葉が褐色に枯れ込む | 周囲の葉にも症状が広がるか確認 |
| チップバーン | 主に新葉の葉先や葉縁が茶色く枯れる | 新葉の縁に症状が集中しているか確認 |
葉枯れ病は斑点が増えて葉全体へ広がることがあり、チップバーンは病気ではなく生理障害です。
特に新葉の葉先や葉縁だけが枯れる場合はチップバーンの可能性があり、その葉はすぐに切らず、まず株の状態を確認しましょう。
復活が難しい場合は新しい苗も検討
クラウンまで傷んでいる株は、新しい苗に植え替えるのも一つの方法です。
気持ちを切り替えて、春の収穫を目指せる苗を選び直しましょう。
章姫
酸味が穏やかで甘みを感じやすく、家庭菜園でも人気のある品種です。
果実がやわらかいため、収穫後は早めに食べるのがおすすめです。
とちおとめ
甘みと酸味のバランスがよく、イチゴらしい味わいを楽しめる定番品種です。
生食はもちろん、収穫した実をデザートに使いたい人にも向いています。
宝交早生
家庭菜園でも親しまれている定番品種で、鉢やプランターでも育てやすいのが特徴です。
枯れ葉取り後の冬越し管理
枯れ葉を取った後は株の状態を見ながら冬越しの管理を続け、大きく育てるより株を傷めず春の生育につなげることを意識しましょう。
株元を清潔に保つ
切った枯れ葉や落ち葉は、株元に残さずその都度片付けます。
特に病斑のある葉は、病気の広がりを防ぐためにも周囲に放置しないようにしましょう。
株元を清潔にしておくと、クラウンや新芽の状態も確認しやすくなります。
あわせて新しい枯れ葉や異常が出ていないか、ときどき確認しておくと安心です。
水やりと防寒のポイント
冬でも土を乾燥させ過ぎないようにし、鉢植えは表面が乾いてから水を与えます。
寒さや泥はね対策には、敷きわらなどで土の表面を覆う方法がありますが、クラウンの上には資材を重ねず、株の中心は空けておきましょう。
冬の肥料は控えめに
冬は生育が緩やかなため、追肥は控えめにします。
植え付け時に元肥入り培養土を使っている場合は、追加せず株の状態を見守りましょう。
春に新葉が動き始めたら、株の生育に合わせて追肥します。
肥料は商品に記載された量を守り、与え過ぎないようにしましょう。
イチゴ用肥料
イチゴの株元管理・枯れ葉取りでよくある質問
イチゴの葉っぱを切る時期はいつですか?
茶色く完全に枯れた古葉は、気付いたときに取り除いてかまいません。
斑点など病気が疑われる症状がある葉は、ほかの葉や株元にも異常がないか確認しながら整理しましょう。
冬前に加え、春先の2〜3月ごろも、生育が本格化する前に傷んだ古葉を整理するタイミングです。
どの時期も、元気な緑葉や新葉までまとめて切らないようにしましょう。
冬にイチゴの葉が赤くなるのは枯れるサインですか?
寒くなると葉が赤みを帯びることがあるため、「赤い=枯れる」とは限りません。
葉に張りがあり、クラウンや中心の新芽に異常がなければ、まずは様子を見ましょう。
ただし、株全体が萎れる、茶色く枯れ込む、斑点が増えるといった症状があれば、病気も疑います。
病斑が広がる葉は整理し、ほかの葉や株元にも異常がないか確認しましょう。
枯れ葉を取ったあと葉が少なくても大丈夫ですか?
クラウンや新芽が元気なら、冬に葉が少なくなっても過度に心配する必要はありません。
残った緑の葉を大切にしながら、春の生育を待ちましょう。
枯れ葉を整理してクラウンを守ろう
冬前のイチゴは、枯れ葉を取り除いて株元を整え、土寄せではクラウンまで埋めないようにします。
元気な葉や新芽は残し、必要な部分だけ手入れすることが冬越しのポイントです。
株を傷めない管理を心掛け、春の生育につなげましょう。

























