目次
春菊を長く収穫する摘み取り方
春菊は、摘み取る位置や量によって、長く収穫できるかどうかが変わります。
株を弱らせずに収穫を続けるためのポイントを見ていきましょう。
脇芽と葉を残して切る
摘み取り収穫を続けるには、次に伸びる脇芽と、株を育てるための葉を残すことが大切です。
切り方は次の手順で行います。
- 下葉を3〜4枚残して主枝を切る
- 葉の付け根から脇芽を伸ばす
- 育った脇芽を収穫する
- 下葉を2枚ほど残して繰り返す
切る位置に迷ったら、切り口の下に「葉」と「小さな脇芽」が残っているかを確認しましょう。
一度に摘み取りすぎない
春菊を長く収穫するには、一度に取り過ぎず、株に葉や小さな脇芽を残すことが大切です。
残した葉が光合成をすることで、新しい脇芽が育ち、次の収穫につながります。
育った茎から順番に少しずつ収穫し、小さな脇芽は残して育てましょう。
数株ある場合は、収穫する株を順番にずらすと、一度に取り過ぎるのを防ぎながら長く楽しめます。
春菊の摘み取り収穫はいつから?収穫時期と草丈の目安
春菊の摘み取りを始める時期は、株の育ち具合を見て判断します。
草丈や葉の枚数など、収穫を始める目安を確認しておきましょう。
摘み取りを始める草丈の目安
最初の摘み取りは、株がしっかり育ってから行います。
草丈20cm前後、本葉10枚ほどがひとつの目安です。
- 本葉が10枚ほどある
- 下葉を3〜4枚残せる
- 茎がしっかり伸びている
株が小さいうちに切り過ぎると、その後の脇芽が伸びにくくなります。
草丈だけで判断せず、下葉を十分に残せることを確認してから主枝の先端を切りましょう。
摘み取り収穫を続けられる時期
茎を順番に摘み取って収穫する春菊は、脇芽が元気に伸びている間は繰り返し収穫できます。
収穫できる期間は、栽培する時期や気温、株の状態によって変わります。
- 秋まき:とう立ちしにくいため、長く収穫しやすい
- 春まき:比較的とう立ちしやすいため、収穫期間が短くなりやすい
春まきは花茎が伸び始める前に、やわらかい茎や葉を早めに収穫しましょう。
摘み取り後に春菊を弱らせない管理のコツ
摘み取り後の春菊は、新しい脇芽を伸ばすために水分と養分を必要とします。
水切れや肥料切れに注意し、次の収穫につながるように管理しましょう。
収穫後は水切れに注意する
土が乾き過ぎると、春菊の生育が鈍くなることがあります。
特にプランター栽培は乾燥しやすいため、土の表面をこまめに確認しましょう。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与えます。
いつも湿った状態にするのではなく、土が乾いてから水やりするのが基本です。
追肥で次の脇芽を育てる
摘み取り収穫を続けると、株は新しい脇芽を伸ばすために養分を使います。
葉色が薄い、脇芽の伸びが悪いなど、生育が鈍ってきたら追肥のタイミングです。
葉物野菜用の肥料を、商品の表示に沿った量で与えましょう。
肥料の与え過ぎも株を弱らせる原因になるため、一度に多く施さないよう注意します。
葉を食べる野菜の肥料
春菊の収穫量が減る原因と対処法
春菊の収穫量が減ってきたら、株の様子から原因を探ってみましょう。
| 株の様子 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 新しい葉や脇芽が伸びにくい | 葉の取り過ぎ | 収穫を休んで回復を待つ |
| 葉が小さい・葉色が薄い | 肥料不足・水切れ | 水やりや追肥を見直す |
| 花茎が伸びてきた | とう立ち | 早めに収穫する |
葉を取りすぎている
収穫後に新しい葉や脇芽がなかなか伸びてこない場合は、葉を取り過ぎている可能性があります。
葉が少なくなると光合成が十分にできず、新しい脇芽も育ちにくくなります。
株の勢いが落ちているときは収穫をいったん休み、葉や脇芽が増えるまで回復を待ちましょう。
肥料不足や水切れで株が弱っている
葉が小さい、葉色が薄い、茎が伸びないときは、肥料不足や水切れが考えられます。
まず土の乾き具合を確認し、乾いていたらたっぷり水を与えましょう。
水切れしていないのに生育が鈍い場合は、肥料の表示に沿って適量を追肥します。
とう立ちしている
「とう立ち」とは、花を咲かせるために花茎が伸びてくる状態のことです。
春になって日が長くなり、気温が上がると、春菊はとう立ちしやすくなります。
とう立ちが始まったら、葉や茎がかたくなる前に早めに収穫しましょう。
春菊を長く収穫したいなら「摘み取り型」がおすすめ
春菊には、株ごと収穫する「株張り型」と、伸びた茎を順番に収穫する「摘み取り型」があります。
何度も繰り返し収穫したい場合は、脇芽を伸ばしながら収穫できる摘み取り型がおすすめです。
| タイプ | 特徴 | 主な収穫方法 |
|---|---|---|
| 株張り型 | 株元から横に広がる | 株ごと抜く・切る |
| 摘み取り型 | 茎が立ち上がり、脇芽が伸びる | 茎を順に摘み取る |
中葉春菊には株張り型と摘み取り型の両方があるため、種を購入するときは種袋の表示を確認しましょう。
「摘み取り」「摘み取り栽培向き」などと記載された品種を選ぶと安心です。
摘み取り収穫におすすめの春菊3選
繰り返し収穫したいなら、茎が立ち上がり、脇芽が伸びやすい品種を選ぶのがポイントです。
家庭菜園で育てやすい、摘み取り向きの春菊を3種類紹介します。
きわめ中葉春菊
脇芽が多く出る、摘み取り栽培向けの品種です。
草姿が立性で収穫しやすく低温期にも育ちやすいため、秋冬に長く収穫しやすい品種です。
中葉春菊
生育が早く、伸びてきた茎を順番に摘み取って収穫できる品種です。
下葉を残して摘み取ることで脇芽が伸び、繰り返し収穫を楽しめます。
さとゆたか
早生で収量の多い中葉春菊です。
節間が詰まって脇芽が出やすく、べと病にも強いため、家庭菜園でも育てやすい品種です。
よくある質問
春菊は何回くらい摘み取り収穫できますか?
摘み取り収穫できる回数に、決まった目安はありません。
気温や品種、株の状態によって変わり、脇芽が元気に伸びている間は繰り返し収穫できます。
春菊を摘み取りすぎたらどうすればいいですか?
葉や脇芽が少なくなった場合は、しばらく収穫を休んで株の回復を待ちましょう。
水切れに注意し、必要に応じて追肥をすると、新しい脇芽が伸びやすくなります。
春菊の摘み取り収穫はいつまで続けられますか?
やわらかい脇芽が伸びている間は、摘み取り収穫を続けられます。
とう立ちして花茎が伸び始めたら、葉や茎がかたくなる前に収穫を終えましょう。
春菊は株元から切ってもまた伸びますか?
株元近くまで切ると、新しい葉や脇芽が出にくくなります。
繰り返し収穫したい場合は、葉や脇芽を残して切りましょう。
春菊は脇芽を残して長く収穫しよう
春菊を長く収穫するためのルールは、次の3つです。
- 葉と脇芽を残し、一度に取り過ぎない
- 土が乾いたら、たっぷり水を与える
- 株の状態を見ながら、適量を追肥する
摘み取る位置と量に気をつけ、収穫後の株もいたわりながら、春菊を長く楽しみましょう。


























