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春菊の香りが好きな人へ|ベランダで間引きしながら収獲を楽しむ方法


春菊は半日陰でも育つため、日当たりが悪いベランダ菜園にもぴったり。プランターで間引き収穫を繰り返せば、香り豊かな葉を長く楽しめます。

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さつき

植木屋&ガーデニングライターです。1級造園施工管理技士・2級造園技能士の資格を活かし、植物と暮らしをつなぐガーデニングをお手伝いしています。「何を植えればいい?」「うまく育たない…」そんな悩みに寄り添いながら、植物がもっと元気に育つ小さな工夫やコツを丁寧にお伝えしています。「楽しそう!」「やってみたい!」と思える、実践しやすく役立つ記事を目指しています。…続きを読む

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春菊 間引き 記事アイキャッチ画像
 

春菊はベランダ菜園にぴったりな野菜

ベランダ菜園にぴったりな野菜
春菊は、日当たりがあまり良くないベランダでも育てやすい葉物野菜。

根が深く広がらないため、プランターでも十分に育てられ、省スペースで収穫を楽しめます。

また、春菊特有の香りは害虫を寄せつけにくく、管理が手軽なのも魅力です

ベランダ菜園なら、料理の直前に必要な分だけ摘み取れるのでとても便利。

採れたての春菊は香りが一段と強く、爽やかな風味が食卓をいっそう引き立ててくれます。家庭菜園に取り入れやすい、おすすめの野菜です。

春菊を香りよく育てる栽培の基本

春菊を香りよく育てる栽培の基本
春菊は、特別な道具や広いスペースがなくても育てられる野菜です。

プランターや土の準備、種まきの時期、水やりや置き場所など、基本を押さえるだけでベランダでも元気に育ちます

ここからは、その栽培のポイントを順番にご紹介します。

深さ15cm以上のプランターと培養土で

春菊は根が浅いため、深さ15cm以上のプランターであれば大丈夫

長さは60cm程度がベランダにも置きやすく、管理もしやすいサイズです。

土は市販の野菜用培養土で十分なので、特別な準備をしなくても始められます。

種まきは春(3〜5月)と秋(8〜10月)が最適

春菊は種から育てるのが一般的です。

生育適温は15〜20℃で、春と秋がもっとも育てやすい季節。

特に秋まきは害虫の被害が少なく、冬の寒さにも強いため、収穫を長く楽しめます。

 

春菊の種は光を好む「好光性種子」のため、土を厚くかぶせると発芽しにくくなります。

種にかぶせる土は薄くかける程度にとどめましょう。

また、発芽までは乾燥させないよう、水分をしっかり保ってください。

乾燥に弱いため毎日の水やりが香りを保つコツ

春菊は乾燥に弱く、成長期に水切れすると葉がかたくなり、生育も止まります

特に水不足は香りや風味にも影響するので注意が必要です。

水やりは「土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷり」が基本。

また、風の強いベランダでは土が乾きやすいため、こまめに確認して水切れを防ぎましょう。

冬は水が凍らない午前中に、それ以外の季節は早朝か夕方に与えると、株への負担が少なく安心です。

半日陰でもOK!風通しを確保して香りを引き出す

春菊は半日陰でも育つため、日当たりの悪いベランダでも栽培できます。

ただし株が混み合うと蒸れて病気の原因になるので、間引きや株間を確保して風通しを良くしましょう

プランターは、壁際にぴったり置かず少し離すと空気が流れやすくなります。

逆にエアコン室外機の風が直接当たる場所は、乾燥や温風で株を傷めることがあるため避けてください。

春菊の間引き方法と活用レシピ

春菊は発芽率が高い野菜。

発芽後にそのまま育てると株同士が競い合い、弱ってしまうことがあります。

そこで欠かせないのが間引きです。

適切に間引きを行えば株が健やかに育ち、収穫まで長く楽しめます。

ここでは、春菊の間引きの流れと、間引き菜を活用する方法をご紹介します。

1回目は本葉1〜2枚で

1回目は本葉1〜2枚で
発芽がそろい、本葉が1〜2枚になったころが最初の間引きのタイミング。

株間が2〜3cmになるように調整し、混み合った芽を抜いて株間を整えます。

おすすめレシピ

この時期の葉はとても柔らかく、ベビーリーフ感覚でサラダに加えると新鮮な風味を楽しめます。

2回目は本葉3〜4枚で

2回目は本葉3〜4枚で
2回目の間引きは、本葉が3〜4枚に育ったころが目安。

株間を5〜6cmに広げ、残した株がのびのびと成長できるように整えます。

おすすめレシピ

この時期の間引き菜は香りが少ししっかりしてきて、薬味としても活躍します。

うどんやそばにのせたり、湯豆腐に散らすと、春菊ならではの爽やかな風味が楽しめます。

3回目は株間10〜15cmになるように

3回目は株間10〜15cmになるように
最後の間引きは、株がしっかりしてきて互いに触れ合い始めたころが目安。

最終的に株間が10〜15cmになるように整えます

 

おすすめレシピ

この時期の間引き菜は十分に大きく育ち、香りも一層豊か。

おひたしや鍋物に加えれば、春菊ならではの風味をたっぷり味わえます。

香りよく育てる間引きの基本ルール

春菊を健やかに育てて香りを楽しむためには、ただ株間を広げるだけでなく、どの株を残すか・間引き後にどう管理するかも大切です。

ここでは、間引きのときに押さえておきたい基本ルールをまとめました。

間引きは生育不良の株を抜くのが正解

間引きでは、徒長してひょろ長い株や小さな株、葉色の悪い株を抜き、元気な株を残します。

こうすることで生育が安定し、春菊本来の香りと風味をしっかり楽しめます。

間引き後は土寄せと追肥で株を元気に育てる

間引きが終わったら、株元に土を寄せて株を安定させます

根がしっかり張ることで倒れにくくなり、乾燥や肥料流出の防止にも役立ちます。

 

追肥は2回目の間引きのあとが適期です。

株元から少し離れた場所に葉物野菜用の肥料を与えると、肥料焼けを防ぎつつ栄養を補給でき、生育が安定して元気に育ちます。

無限収穫テクニック|株立ち品種で長く楽しむ

無限収穫テクニック|株立ち品種で長く楽しむ
春菊には「株立ち型」と「株張り型」の2つのタイプがあります。

長く収穫を楽しみたいなら、株立ち型がおすすめです。

株立ち型は、茎の節から脇芽が次々と伸びる性質があります。

そのため、根を残したまま上部の茎や葉を切り取る「摘み取り収穫」が可能

少しずつ収穫できるので、ベランダ菜園でもフレッシュな春菊を長期間味わえます。

一方の株張り型は、株元から茎葉が一斉に広がるタイプで、一度に株ごと収穫するのが基本。

収穫期間は短くなりますが、一気にたっぷり使いたいときに便利です。

香りを楽しむならこの3品種がおすすめ

中葉春菊|香りが強く鍋や和え物に最適

中葉春菊は、春菊の中でも香りが強く、風味をしっかり感じられる品種です。

葉の切れ込みがやや深く、鍋料理や和え物に加えると香りが引き立ちます。

株立ち型の品種も多く、摘み取り収穫で長く楽しめるのも魅力です。


大葉春菊|香りがマイルドで育てやすい

大葉春菊は葉が大きく肉厚で、香りがおだやかで食べやすいのが特長です。

寒さに強く、プランターでも育てやすいので、家庭菜園に取り入れるのにぴったり。

初めて春菊を育てる方にもおすすめです。

鍋物や炒め物など、幅広い料理に合わせやすい万能タイプです。


サラダ春菊|えぐみが少なく生食にぴったり

サラダ春菊は葉が柔らかく、香りは爽やかでえぐみが少ないため、生のまま食べられる品種です。

摘みたてをサラダやしゃぶしゃぶに添えれば、春菊らしい香りをやさしく楽しめます。

プランター栽培にも向いており、ベランダ菜園でも気軽に挑戦できます。

サラダ春菊

春菊栽培のよくある質問Q&A

春菊栽培のよくある質問Q&A(1)
春菊を育てるときに、よく寄せられる疑問をまとめました。

間引きをしないとどうなる?

間引きをしないまま育てると、株同士が競い合い、ひょろ長く弱々しい株になってしまいます

さらに風通しが悪くなり、病気や害虫が発生しやすくなる原因にもなります。

春菊の連作障害は?

春菊も同じ場所で続けて育てると、連作障害が起こることがあります

キク科の野菜なので、レタスやサンチュなどとの連作は避けましょう。

プランター栽培の場合は、新しい培養土に入れ替えてから育てるのがおすすめです。

害虫対策は必要?

春菊は独特の香りで虫がつきにくい野菜ですが、アブラムシが発生することがあります

見つけたら早めに取り除きましょう。

木酢液やベニカナチュラルスプレーなど、天然素材を使った防除は効果的です。

また、無農薬への道といった忌避剤を活用するのもおすすめです。




まとめ

春菊の間引きまとめ
春菊は半日陰のベランダでも育てやすく、間引きをしながら長く収穫を楽しめる野菜です。

株立ち型なら摘み取り収獲で無限収穫も可能

間引き菜も料理に活用でき、香り豊かな春菊を無駄なく味わえます。

プランターと培養土があれば気軽に始められるので、ぜひベランダ菜園で挑戦してみてください。

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