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「家庭菜園、やってみたいけど自信がない……」。
そんな皆さんに、Ayaさんがいちばん最初におすすめするのがラディッシュ(二十日大根)です。
直まきでOK、菌ちゃんプランターを使えば肥料の管理もほぼいらず、ほったらかしに近い感覚でかわいい赤い実が採れます。今回は、お弁当の彩りにもぴったりなラディッシュを、できるだけ手間もお金もかけずに育てるコツを教えてもらいました。
🥬 まずは「育つ・採れる」を味わってほしい
「いきなり難しい野菜にチャレンジして、失敗して終わっちゃうのって、めっちゃもったいないと思うんです。」
Ayaさんが家庭菜園の入り口にラディッシュをすすめるのには、はっきりした理由があります。
ラディッシュをすすめる理由
私、最初ににんじんを作ろうとして失敗したことがあって。難しい野菜からいくと、芽も出ないし収穫もできなくて、「やっぱり私には向いてないんかな」ってなっちゃうんですよね。だからこそ、まずは簡単に育つもので「できた!」っていう成功体験を積んでほしいなと思って。
ラディッシュは生育が早く、結果が出やすい
二十日大根という名前のとおり、ラディッシュは生育が早く、家庭菜園初心者でも結果が出やすい野菜のひとつ。種をまいて、芽が出て、赤い実がぷっくり育っていく——その「育つ・採れる」喜びを、まず味わってほしいというのがAyaさんの願いです。
ここがポイント
- 生育が早く、初心者でも結果が出やすい
- 直まきでOKなので、育苗(苗づくり)の手間がいらない
- 種が比較的大きく、まきやすい
🍱 茶色になりがちなお弁当に、ひとさじの彩りを
お弁当って、気を抜くとめっちゃ茶色くなるじゃないですか(笑)。うちの子たちも、茶色ばっかりやと嫌がるんですよね。
ラディッシュをすすめるもうひとつの理由が、食卓やお弁当の「彩り」。
子どもがめちゃくちゃ喜ぶ野菜……ってわけではないんですけど(笑)、ご飯を作る側からすると、ぱっと赤を一色足せるのがすごくありがたくて。縁の下の力持ち的なポジションなんです。
赤くてころんとした見た目はそれだけでかわいく、薄く切って添えるだけでお弁当がぐっと華やぎます。お正月に飾り切りにして彩りに使うのもおすすめなのだとか。時期をずらして少しずつまいておけば、定期的に採れるのも家庭菜園ならではの便利さです。
✨ ラディッシュ栽培、3つのコツ
菌ちゃんプランターを使ったラディッシュ栽培は、おどろくほどシンプル。Ayaさんが大事にしているのは、次の3つだけです。
① 菌ちゃんプランターなら、肥料の管理がいらない
普通のプランターやと追肥(途中で肥料を足すこと)が必要やったりするんですけど、菌ちゃんプランターはそれがいらないんです。だから、ほぼほったらかしでいけちゃうイメージ。
菌ちゃんプランターは、土の中の微生物(菌ちゃん)が栄養を循環させてくれる仕組み。だから、栽培の途中で肥料を足す管理がほとんどいりません。工程が少なく、初心者でもつまずきにくいのが大きな魅力です。
菌ちゃんプランターの作り方は前回の記事で詳しく紹介しているので、まだの方はそちらを見てみてくださいね。
📎 あわせて読みたい:かわいくておいしい野菜づくり #02|プランターで始める菌ちゃん農法
② 種まきを工夫して、そもそも間引きをしない
間引きって、せっかく芽が出たのに抜いちゃうのが、なんだかもったいなく感じちゃって(笑)。だから私は、最初から間引きしなくていいようにまくんです。
ラディッシュは芽が密集すると、実が大きく育ちません。一般的には「間引き」で間隔をあけますが、Ayaさんのおすすめは、最初から間隔をあけてまく方法。
5〜6cmくらいずつ間隔をあけて、1粒ずつ置いていくイメージ。ラディッシュの種は比較的大きいから、これがやりやすいんですよ。
適当にパラパラまくのではなく、5〜6cm間隔で丁寧にまく。これだけで、あとから間引きする手間がぐっと減ります。
③ 水やりは「土が軽く湿る程度」をキープ
水やりはわりと適当でも大丈夫(笑)。プランターが軽く湿ってるくらいの状態を保てればOKです。
水やりの目安は、土がいつも軽く湿っている状態をキープすること。神経質になる必要はありませんが、ひとつだけ気をつけたいのが乾燥です。
乾燥だけはちょっと要注意。カラカラにしちゃうと、うまく育たないので、そこだけ気にかけてあげてください。
ラディッシュ栽培 3つのコツ
- 菌ちゃんプランターで、肥料の管理をしない
- 5〜6cm間隔でまいて、そもそも間引きをしない
- 水やりは土が軽く湿る程度(乾燥にだけ注意!)
☀️ 夏に育てるなら「温度と日差し」に気をつけて
ほったらかしに近いラディッシュですが、季節によって少しだけコツがあります。とくに暑い時期は、温度と直射日光に注意が必要です。
暑すぎると、ぐーんと間延び(徒長)して、花が咲いちゃってダメになるんです。体感やと、25度くらいまでがベストかなと思います。
| 暑い時期は直射日光を避ける | 遮光ネットをかけたり、ベランダの日陰で育てるのがおすすめ |
|---|---|
| 置き場所は「朝に光、夕方は影」 | 東向きなど、朝ほどよく日が当たって夕方に影になる場所が◎。強い西日が当たる場所は要注意 |
| 生育の適温は25度くらいまで | 真夏は涼しい場所で育てるのが安心 |
| 発芽の適温は10度以上 | 寒い地域や冬は、寒冷紗(かんれいしゃ)などをかけてあげるとよい |
今のところ鳥に狙われたことはないんですけど、季節に合わせて置き場所をちょっと工夫してあげると、ぐっと育てやすくなりますよ。
🫙 採れすぎたら、ピクルスや漬物で
プランター1個でも、密集させずに育てると結構採れるんですよ。お弁当に困らないくらい採れます(笑)。一気にまきすぎると、逆に大変なので、少しずつね。
たくさん採れたときは、ピクルスや漬物にしておくのがAyaさんのおすすめ。保存がきくので、無駄なくおいしく食べきれます。
一気にまかずに時期をずらしてまいておくと、ちょっとずつ長く楽しめるので、そのほうがおすすめです。
💕 
私自身、自分でやり方を考えながらやってみて、ちゃんとできたんです。だから皆さんも、きっとできます。
ラディッシュは、家庭菜園のいちばん最初の一歩にぴったりの野菜。難しい道具も、たくさんの手間も、特別なお金もいりません。
本物はおいしい。それを、自分で育てて、家族と食べる。その第一歩に、ラディッシュはほんとにぴったりやと思います。難しく考えずに、まずは一粒、まいてみてくださいね。
茶色くなりがちな食卓に、自分で育てたかわいい赤をひとさじ。その小さな成功体験が、きっと次の野菜づくりへの自信につながります。
🌱 
Aya(あや)
和歌山県那智勝浦町で、無農薬・無肥料の菌ちゃん農法に取り組む。2022年に就農。主婦をしながら、エディブルフラワーや季節の野菜、ハーブなどを栽培。「本物はおいしい」をモットーに、誰でもできる無理のない野菜づくりを発信中。
📷 Instagram:@sanchu_farm























