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スナップエンドウは早めの支柱でスマートに育てる
スナップエンドウは苗が小さいうちから支柱を立てておくことで、その後の管理がぐんと楽になります。
早めに支柱を設置する理由
スナップエンドウは、苗が小さいうちに支柱を立てておきましょう。とくに本葉3〜4枚、草丈15cm前後の時期に設置すると失敗が少なくなります。
早めの支柱が大切な理由
- 根を傷めずに支柱を差し込める
- つるが絡みあう前に作業できるため手間が減る
- 初期から支柱があると、つるが自然に巻きつきやすい
- 株の形が整い、その後の管理がスムーズになる
このように最初のタイミングで支柱を準備しておけば、後々のトラブルを防ぎ、株がすっきりとした形に育ちます。
支柱で倒伏防止&収量アップ!
スナップエンドウは、支柱を立てることで安定して育ち、収穫量も増やせます。支柱を立てるメリット
- 根がしっかり張り、苗が倒れにくい
- 上に向かって育つため、風通しが良くなる
- 病害虫の発生を防ぎやすい
- 光が均等に当たり、花つき・実つきが良くなる
支柱は株を支えるだけでなく、収穫しやすい環境づくりにも役立つ重要なアイテムです。
初心者でも簡単|3つの基本スタイル
支柱の立て方にはいくつもありますが、ベランダ菜園ではシンプルで扱いやすい方法が向いています。ここでは、取り入れやすい3つのスタイルをご紹介します。
単柱+麻ひもでシンプルに
麻ひもを使えばナチュラルな雰囲気が出て、見た目もおしゃれに。
園芸用のプラスチック支柱や竹支柱と組み合わせれば、安定感のある仕上がりになります。
単柱+ネットでしっかりと
プランターの四隅に支柱を立て、園芸ネットを張るだけのシンプルな支柱。
つるが自然に絡むので、誘引の手間がほとんどかかりません。
四隅を囲う構造で安定感があり、特に風が強いベランダに適したスタイルです。
あんどん支柱で手軽に
既製品をプランターに差し込むだけで、設置もスムーズです。
色と素材でベランダ菜園をおしゃれに
支柱は「支える道具」ですが、素材や色にこだわることでベランダの雰囲気も変わります。ここでは雰囲気を高めるポイントをご紹介します。黒や茶色の支柱で落ち着いた雰囲気に
一般的な緑色の支柱も便利ですが、黒や茶色を選ぶとベランダ全体がぐっと引き締まります。植物の緑とコントラストが生まれ、ナチュラルで落ち着いた印象に。
インテリア性を重視するなら、プランターやフェンスの色に合わせて統一感を出すのもおすすめです。
トレリスやオベリスクをアクセントに
デザイン性を楽しみたいなら、トレリスやオベリスクがおすすめ。繊細な模様やアンティーク調のデザインが多く、ベランダに置くだけでインテリアのような存在感を放ちます。
小型のオベリスクならプランターにも設置でき、スナップエンドウをおしゃれに演出できます。
ガーデニング フェンス トレリス アイアン 日本製 高さ195cm
支柱に合わせてプランターもおしゃれなものを
支柱だけでなく、プランターとの組み合わせも大切。布製やウッド調など自然素材風のプランターを選べば、ナチュラルでおしゃれな雰囲気にまとまります。
さらに支柱と色味をそろえることで、ベランダ全体に統一感が生まれ、洗練された空間に仕上がります。
つるの誘引は早めに始めて形よく整える
支柱を立てただけでは、つるが好き勝手に伸びてしまうので、早めに誘引を始めて形を整えることで見映えも収量もアップします。
ここからは、実践しやすい3つのポイントをご紹介します。
誘引を始めるタイミングは草丈20〜30cm
誘引を始めるのは草丈20〜30cm・本葉5〜6枚の頃が最適。この時期につるを支柱に軽く添えると、自然に巻き付きやすくなります。
反対に放置するとつる同士が絡み合い、誘引が難しくなるだけでなく、風通しが悪くなって病害虫の温床に。
早めのひと手間で、その後の管理がぐっとスムーズになります。
クリップで茎をやさしく固定
つるを固定するなら、園芸クリップやビニールタイが便利。茎を傷めないように、軽く留めるのがポイントです。
ひもで結ぶよりも扱いやすく、仕上がりもすっきり。
小さなベランダでも取り入れやすく、見た目もスマートに整います。
摘心で株をコンパクトに育てる
つるが上に伸びすぎたら、先端をカットして摘心を行います。すると脇芽が伸びて株が横に広がり、風通しが良くなって実つきも安定。
狭いベランダでも、すっきりとした形でコンパクトに管理できます。
ベランダ栽培なら「つるなし」品種がおすすめ
限られたスペースのベランダでは、品種選びも育てやすさに直結します。ここでは、つるあり・つるなしの違いや、おすすめ品種をご紹介します。
つるあり vs つるなし|メリット・デメリット
まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。特徴 | メリット | デメリット | |
つるあり | 草丈1.5〜2mほどに伸びる | ・収量が多い ・長期間収穫できる | ・高い支柱(2m前後)が必要 ・プランターでは育てにくい |
つるなし | 草丈1m前後でまとまる | ・低めの支柱でOK ・プランターで育てやすい | ・収量はやや少なめ ・収穫期間は短め |
一方「つるなし」はコンパクトにまとまり、1m程度の支柱で十分。
プランターでベランダ栽培ができ、狭いスペースでも気軽に楽しめるのが魅力です。
支柱なしでもOK?つるなし栽培のポイント
「つるなし」でも支柱は必要です。草丈はおよそ1mほどまで伸びるため、支柱なしで育てると倒伏し、風で茎や葉を傷めてしまいます。
支柱を立てて支えてあげることで、株は倒れにくくなり、安定した収穫につながります。
おすすめのつるなし品種3選
スナック2号
甘みと歯ごたえのバランスが良く、プランターでも育てやすい定番品種。安定した収量が期待でき、初めての栽培にもおすすめです。つるなしスナック2号
●数 量:商品名に記載 ●生産地:アメリカ ●発芽率:80%以上 ●有効期限:2026年5月末日 ●粒数目安:55粒 ※チウラム1回処理済 ※ご注文時、まきどきにご注意下さい。
ホルンスナック
莢(さや)が大きく肉厚で、食べごたえ満点。見た目にもボリュームがあり、料理に使えば存在感を発揮する品種です。あまいえんどう
名前の通り甘みが強く、やわらかな食感が魅力。プランター栽培にも適しており、手軽に楽しめる人気の一品です。よくある質問で栽培の不安を解消
Q. プランターには支柱は何本必要?
プランター栽培では3〜6本ほどが目安です。小さなプランターなら3本で十分ですが、プランターの大きさに合わせて支柱が安定するように本数を増やしていきます。
Q. 100均のものでも大丈夫?
ベランダ栽培であれば、100均の支柱やネットでも十分使えます。ただし、長期間の使用や繰り返し利用を考えると、耐久性にはやや不安が残ります。
長く育てたい場合や翌年も使いたい場合は、丈夫なものを選ぶのがおすすめです。
Q. ベランダの強風対策は?
ベランダは風の影響を受けやすいため、強風対策は必須です。- 深めのプランターを選び、支柱をしっかり深く差す
- 3本支柱やネット仕立てなどで連結して固定する
- 支柱をフェンスより高くしすぎない
これらを意識することで、支柱のぐらつきを抑え、倒伏を防げます。
まとめ
スナップエンドウは、支柱を早めに立ててつるを誘引することで、株が安定し、収穫量もアップします。
プランター栽培には、省スペースで育てやすい「つるなし品種」がおすすめです。
デザイン性のある支柱を取り入れて、おしゃれなベランダ菜園を始めてみましょう。