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- Akiko Isono
編集者兼ライター。家庭菜園・ガーデニング専門誌の編集に8年間携わり、現在は雑誌やムック、WEBを中心に、植物、農業、環境、食などをテーマとした記事を執筆。好きな野菜はケールとにんじん。…続きを読む
部屋から一歩出るだけで、とれたての野菜やハーブが収穫できるベランダ菜園、憧れますよね!
野菜を育てるには、広いスペースがあるに越したことはありませんが、狭いベランダでも、工夫次第でいろいろな野菜が栽培できます。ポイントは、ベランダの限られたスペースを立体的に活用すること。そのためのアイデアと、便利なアイテムをまとめてご紹介します!
ベランダ菜園についての基本情報を知りたい方は、こちらの記事も
1.果菜類はオベリスクでコンパクトに
家庭菜園で育てたい野菜で真っ先に名前が挙がるのが、トマトやきゅうり、ゴーヤなど、夏の果菜類です。人気の理由は、いろいろな料理に使えて、実をつけたときの達成感が味わえること。ベランダでも、深型の野菜用プランターを使えば手軽に育てられます。ただし、果菜類は場所を取るのが難点。特にきゅうりやゴーヤなどのつる性の野菜は、幅1m、高さ2m程度のスペースが必要です。
すっきりコンパクトに育てたいときは、オベリスクが便利。もともとは、つるバラやクレマチスなどを誘引して、円筒形や三角形のタワーに仕立てるものですが、野菜の栽培にも活躍します。茎やつるを支柱に沿ってらせん状に誘引して、横への広がりを制限できるのがポイントで、設置も簡単です。
オベリスクを使って上手に育てるコツは、茎やつるが大きく育つ前にこまめに誘引することと、風通しが悪くならないように、適度に整枝することです。また、場所によっては風で倒れやすいので、しっかり支えるために容量が大きめのプランターを選ぶのがおすすめ。台風などの時は、風の当たらない場所に移動しておくとよいでしょう。
ミニオベリスク B-160型
直径25×高さ160cmで、ミニトマトなどに向いています。リングとパイプの組み立て式で工具は不要。リングの位置が調節できるので、茎の誘引も楽にできますね。G-story トマトオベリスクS
丈夫なスチール製で、土にさすだけでしっかり植物を支えてくれます。幅20×高さ150cmで、トマトのほか、ネット状にひもを張れば、きゅうりやゴーヤもきれいに仕立てられそうです。2.ガーデンシェルフや木箱で、縦の空間を活用
床面積の狭いベランダなら、ガーデンシェルフを置いたり、木箱を重ねたりして、縦の空間を利用しましょう。下の段にはガーデニンググッズを置き、上の段にプランターを並べれば、ベランダ全体が整理されてすっきり!また、日当たりの悪いベランダも、高さを出すことで改善できる場合も。ガーデンシェルフは、アンティーク調のアイアン製、ナチュラル感のある木製など、素材やデザインの凝ったものがいろいろあるので、室内や周りの風景とのマッチングを考えながら選びましょう。
木箱は横置きにして、収納BOXのように使うのがポイント。積み上げるだけで、おしゃれな棚が完成します。
シェルフ ミーティア S 2段
幅65.5×高さ73.5×奥行36.5cm、棚板の耐荷重は1段目が15kg、2段目が10kgで、プランターのほかに、培養土や肥料などもまとめて置けます。曲線的なデザインは重厚感がありおしゃれ。アカシアガーデンラック 3段
幅46×高さ57.5×奥行30cmと、ベランダに置きやすいサイズ感。折り畳み式で、使わないときはコンパクトにしまっておけるのもうれしいですね。・材質:主材:アカシア
・塗装:オイル仕上げ
アンティーク 木箱 ポテトBOX
素朴なナチュラルブラウンで、ベランダにも庭にもしっくりなじんでくれそう。幅50cmと大きめで、葉物野菜やハーブなどの小さめのプランターが並べられます。・材質:木
・色:アンティークブラウン
3.ハンギングでおしゃれに空中栽培
上と同じように、縦の空間を利用するもう一つのアイデアが、ハンギングです。ベランダの手すりに取り付けられるプランターや、ハンギング用スタンドなど、便利なグッズがいろいろそろっています。重さが制限されますが、ハーブや葉物野菜など、栽培できる野菜は結構たくさんあり、実がぶら下がるようにつくいちごなどは、実が傷みにくいメリットも。注意点としては、床置きの場合に比べて土が乾燥しやすいこと。土の状態をこまめにチェックして水やりしましょう。また、落下の危険があるので、手すりにかける場合は、必ずベランダの内側に向けてください。
65cmプランター ホルダー 用土のセット
葉物野菜などがたっぷり育てられる65cmの横長プランター。手すりやフェンスに掛けられるホルダーと、野菜や花が育てられる培養土もセットになっています。パーム ハンギングバスケット 深型フックタイプ
ココヤシ繊維の鉢と、スチールのフレームがセットになった、フックで吊り下げられるプランター。ハーブと花の寄せ植えなど、かわいいアレンジが似合いそう。ハンギングスタンド アンティークリーフ
幅35×高さ150cmのスリムなハンギング用スタンド。下にもプランターが置けるので、スペースをおしゃれに有効活用できます。4.室外機カバーで置き場所を増やそう
ベランダに置かれがちなエアコンの室外機。見た目がよくないだけでなく、室外機から出る風に当たると弱ってしまうので、近くに植物を置くことができません。室外機をうまく隠しつつ、プランターなどの置き場所を増やすには、室外機カバーを利用しましょう。
アイアン製モダン室外機カバーセット 棚付き
アイアンの室外機カバーと棚のセット。排気がこもらず、上のスペースにプランターやガーデニンググッズを置いてスペースを有効に使えます。水やりのときは、いったん鉢を下ろしましょう。有効内寸:幅85.5×奥行33.5×高さ74cm
・材質 本体:スチール(紛体塗装)
・重量(約):15kg
5.キャスターで、重いプランターも楽々移動
ベランダに置いたプランターは、洗濯物や布団を干すときに邪魔になることがあります。いちいち持ち上げて動かすのは面倒ですし、洗濯物を引っ掛けて、茎なを折ってしまう心配も。そこで便利なのが、キャスターのついたプランターや、プランターをのせるための台。果菜類や根菜など大型サイズも片手で楽に動かせて、数鉢まとめて移動させることもできます。生活スペースとベランダ菜園を分けるのがむずかしいときは、ぜひおすすめです。
コンテナキャリー
大型プランターも楽に移動できるプランター台。4輪で安定感がありますね。コロ付きベランダ菜園プランター 70型
幅69×深さ26×奥行25cmの大型プランター。トマトやナスなどの果菜類が、2株育てられるサイズです。片側に車輪がついていて、片手で軽く持ち上げるだけで移動できます。・容量:26L
6.便利アイテムは、野菜作りの強い味方!
置き場所や日当たり、スペースの使い方など、畑に比べてちょっと制限の多いベランダ菜園。「どうしよう?」と迷ってしまうことも多いかもしれません。でも、あれこれ探してみれば、限られたスペースでの野菜作りを助けてくれるグッズはたくさんあります。便利なアイテムを味方につけて、ぜひ、ベランダ菜園を楽しんでくださいね!
紹介されたアイテム
アップル ミニオベリスク B-160型
¥2,280 税込
菜園オベリスクS(トマトオベリスクS
¥2,390 税込
シェルフ ミーティア(S)2段
¥7,020 税込
アカシアガーデン ラック 3段 VGCC-7358
¥4,298 税込
【アンティーク 木箱】ポテトBOX 木箱
¥4,968 税込
65cmプランター・ホルダー・用土のセット(ホームプランターブラウン)
¥4,392 税込
タカショー NPM-HS2 ハンギングスタンドアンティークリーフ
¥4,980 税込
アイアン 室外機カバーセット
¥18,500 税込
コンテナキャリー(キャスター4個)
¥864 税込
コロ付ベランダ菜園プランター 70型
¥1,058 税込