部屋をおしゃれにセンスアップ！ちょっとめずらしい観葉植物11選！

置くだけで部屋をすてきに見せてくれる観葉植物。室内にグリーンがあると、気持ちもリラックスしますよね。
ひと口に「観葉植物」と言っても、枝を伸ばして育つものから、つる性のものまで、その種類は多種多様。葉の形や色合いもバラエティ豊富です。
今回は「形」「葉の色」「香り」をキーワードに、部屋のインテリアをセンスアップしてくれる、ユニークな植物を集めました。置き場所や水やりなど、上手に育てるためのポイントもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください！

 

1.形のユニークな観葉植物

枝の伸び方や葉っぱの形がユニークな植物たち。立体的なフォルムで、テーブルや棚の上などに飾るだけで、部屋の印象ががらりと変わります。

ソフォラ リトルベイビー

ジグザグに伸びる細い枝と、3mmほどの小さな葉。まるで大木をミニチュアにしたような不思議な姿のソフォラは、ニュージーランド原産のマメ科植物です。繊細そうに見えますが、寒さに強く、室内なら真冬でも落葉しません。ただし、日照不足や乾燥によって葉を落とすので、明るい場所に置き、乾燥しやすい夏は、ふだんの水やりのほかに、ときどき霧吹きで葉に水をかけるとよいでしょう。

フィロデンドロン セローム

深い切れ込みの入った大きな葉が特徴で、リゾート風の部屋にも、和室にもしっくりなじみます。本来は1m以上の高さに成長しますが、コンパクトに仕立てた鉢もインテリアグリーンとして人気。熱帯性で高温多湿の環境を好むので、夏は土が乾いたらたっぷり水やりし、乾燥を防ぐための葉水も与えてください。反対に、冬はほとんど成長しなくなるので、水やりの回数を減らし、過湿にならないように育てましょう。また、直射日光は苦手なので、レースのカーテン越し程度の日ざしが入る場所で育てます。

シュガーバイン

シュガーバインはブドウ科の植物。手のひらを広げたような5枚葉がかわいらしく、つるを伸ばすタイプの観葉植物としては、アイビーやワイヤープランツなどと並んで人気があります。棚の上に置いたり、ハンギングにしたりして、垂れ下がるように飾るとインテリアのアクセントになります。半日陰でも育ちますが、あまり暗いと葉の色が悪くなるので、レースのカーテン越しくらいの明るさの場所に置きましょう。また、過湿が苦手なので、土が乾いたのを確認してから水やりをしてください。

サンセベリア ボンセレンシス

サンセベリアの仲間はアフリカや南アジアの乾燥地帯に分布していて、その数は70種ほどと言われています。剣のような形や、棒状、白や黄色の斑入りなど、品種によってビジュアルはいろいろ。どれも乾燥に強く丈夫で、水やりを忘れても、よほどでなければ枯れることはありません。冬は全く水やりをしなくてもOKです。「ボンセレンシス」は、太く丸い棒のような葉が特徴で、見た目のインパクト大！

ドラセナ トルネード

熱帯アフリカや熱帯アジア生まれのドラセナは、原産地では高さ20mほどにも育つ常緑の樹木です。葉の形や色がバリエーション豊富で、たくさんの種類が観葉植物として親しまれています。「トルネード」は、台風のように渦巻く葉が特徴の、小型の品種。光沢のある濃緑の葉が美しく、生命力を感じさせます。春から秋は旺盛に育つので、伸びすぎたときは剪定しましょう。寒くなると成長が止まり、水やりもほとんど不要になります。

2.葉色の美しい観葉植物

葉の色合いは植物によってさまざま。グリーンの濃いものや淡いもの、赤や黄色の模様入りなど、たくさんのバリエーションの中から、部屋のイメージにぴったりくるものを選びましょう。

コーヒーノキ

丈夫で初心者にも育てやすいコーヒーノキは、つやのあるみずみずしいグリーンの葉が魅力的。置くだけで、部屋を明るくしてくれそうです。数年育てて1m以上の大きさになると、花や果実をつけることもあるので、いつか自分で育てたコーヒーが味わえるかもしれません！熱帯アフリカやマダガスカル島が原産地で、日当たりのよい場所を好みます。水やりは、春〜秋は土が乾いたらたっぷりと、冬は控えめにするのがコツです。

フィットニア フェルシャフェルティー

ペルー原産の多年草で、網み目のような葉脈が目立つことから、「アミメグサ」とも呼ばれます。赤い網み目の入る「フェルシャフェルティー（ベニアミメグサ）」のほかに、白い網み目の「アルビウェニス」、明るい黄緑の葉に白い網み目の「サニーイエロー」などの品種があり、寄せ植えで色の取り合わせを楽しむのもおすすめです。半日陰や室内の明るい場所に置き、直射日光は避けましょう。寒さに弱く、室温が15度以下になると株が弱ってしまうので、冬は暖かい場所で管理してください。

ペペロミア プテオラータ

熱帯～亜熱帯に約1000種が分布するペペロミアは、明治時代の中頃に日本に入ってきたと言われています。「プテオラータ」は、肉厚で瓜のようなしま模様の葉がかわいらしく、赤い茎との対比も鮮やか。強い日ざしに当たると葉が変色したり、枯れてしまったりするので、レースのカーテン越しくらいの日当たりで育てましょう。厚みのある葉に水分をたくわえることができるので、乾燥に強く、過湿が苦手です。水のやりすぎに気をつけてください。

ペペロミア プテオラータ スタイリッシュ陶器鉢植え

3.香りを楽しむ観葉植物

美しいグリーンと、香りが同時に楽しめる観葉植物もあります。リラックスしてすごしたい、リビングや寝室などにいかがでしょうか？

アロマティカス

シソ科のハーブの一種で、葉をこすったりちぎったりすると、ミントに似たさわやかな香りが立ち上ります。見て楽しむだけでなく、摘み取ってハーブウォーターなどで香りを楽しむのもおすすめ。葉が肉厚なことから、多肉植物として扱われることもあり、乾燥に強く丈夫です。日当たりでよく育ち、茎葉がどんどん広がるので、剪定して形を整えながら育てましょう。切った茎から挿し木でふやすこともできます。

ユーカリ

気分がスッキリさせてくれる清涼感のある香りが特徴のユーカリ。殺菌効果が高く、ユーカリの精油には気管支炎や鼻炎などの炎症を鎮める効果があると言われています。日当たりを好み、本来は屋外で育てるのに向いていますが、昼間たっぷりと日ざしの入る窓辺などに置けば、室内でも育てられます。過湿が苦手なので、水やりは控えめにして、土が乾いているのを確認してから与えてください。成長が早いので、枝が伸びすぎたら先端近くを摘芯して高さを抑えます。切った枝は切り花にあしらったり、スワッグにしたりして楽しみましょう。

ホヤ カルノーサ

ホヤは、熱帯アジアやオーストラリア原産のガガイモ科の植物。甘い香りのする桜色の花を咲かせる「カルノーサ」は、別名を「サクララン」と言いますが、ランの仲間ではありません。つるを伸ばして育ち、高いところに置いて垂れ下がるようにしたり、ハンギングにしたりするとインテリアに立体感が生まれます。日当たりのよい場所に置き、やや乾燥気味に育てます。夏はふだんの水やりのほかに、ときどき葉全体に霧吹きで水をかけるとよいでしょう。開花は夏で、一度花をつけた位置に翌年も花が咲くので、花を目的に育てるなら、そのつるは切らないようにします。

4.インテリアに合わせて、すてきな植物を選ぼう

形も色も大きさも、バラエティ豊富な観葉植物。購入前に、まず置きたい場所を決めて、日当たりなどの生育条件が合うものを選ぶと、失敗が少なくなります。成長の仕方も、上に伸びるタイプや下に垂れさがるタイプなどさまざまななので、成長後の様子もイメージしてみて、部屋のインテリアにぴったり来るものを選んでくださいね。

買ったときの美しい姿をキープするには、ふだんの管理がとても大切です。水やりや植え替えなど、観葉植物の基本的な育て方は、こちらの記事を参考にしてください。

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