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鋤(すき)の使い方と種類|鍬(くわ)スコップ、シャベルとの違いは?


鋤は、古くから日本で使われている農具です。読み方は「すき」。鋤の主な用途は、土を掘り起こしたり、根菜類を収穫したりすること。似た道具に鍬(くわ)がありますが、鋤とは使い方や形状が異なります。ここでは、鋤と鍬、スコップやシャベルとの違いや、使い方を解説。使いやすく進化した、おすすめの鋤も紹介します!

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MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む

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鋤(すき)とは?使用用途や種類

鋤で土を掘る
出典:写真AC
鋤(すき)は、農作業で使われる道具のひとつです。鋤の役割は、畑の土を掘ったり、固い土を耕したり、草の根や雑草を取ったりすること。根ごとすくい取った土を運搬することもできます。また、ジャガイモやサツマイモなど、根菜類を掘って収穫するときにも便利です。

鋤は地鎮祭にも使われる重要な道具

家を建てる前に、地を鎮めて安全祈願を行う「地鎮祭」が行われます。その儀式に用いられるのが、木製の鎌と鍬、鋤です。鋤は、鍬で起こした砂を平らにならす「鋤取りの儀」に使われます。

地鎮祭用 鋤・鍬・鎌 3点セット


鋤の種類

鋤は、大まかに「普通鋤」と「踏み鋤・踏鋤(ふみずき・ふんずき)」の2種類にわかれます。

普通鋤の特徴

柄に対し、刃がまっすぐについているのが特徴です。スコップのように、手の力を使って土を掘り起こします。
普通鋤には「南部型」「関東型」など、構造の違いによる種類があります。

踏み鋤・踏鋤の特徴

普通鋤より柄が長く、刃にはやや角度がつけられているのが特徴です。刃には足をかける部分があり、そこへ片足を乗せて体重をかけることで、土を深く掘ることができます。
踏み鋤も、構造の違いにより「金鋤」「風呂鋤」などの種類があります。

鋤と鍬(くわ)との違いは?

出典:Pixabay
畑の土を耕す道具といえば、鍬(くわ)が定番ですよね。鍬と鋤は、よく混同されがちですが、形状や使い方に違いがあります。
ここでは、鋤と鍬の相違点について解説します。

形状による違い

鋤と鍬のイラスト
出典:イラストAC ▲右が鋤、左が鍬
鋤と鍬は、共に長い柄の先に刃が付いている農具ですが、刃の角度が異なります。
鋤の刃は、種類によってやや角度のついたものもありますが、ほとんどが柄と一直線になっているのが特徴です。スコップやシャベルをイメージすると、わかりやすいかもしれません。これに対し、鍬の刃は土が耕しやすいように、60~90度程度の角度がついています。

使い方による違い

踏み鋤は、刃に足をかけて先端を土へ押し込み、柄を手前に傾けて土をすくうようにして使います。普通鋤は、手の力で刃を土に挿し込んで、柄を手前に倒して使用します。
鍬は、上に振りかざした刃を土に打ち込み、自分の身体の方に引くようにして使うのが特徴です。

鍬の種類や使い方は、こちらの記事で!


鋤とスコップ・シャベルの違いって?

出典:Pixabay
スコップとシャベルも、鋤によく似た道具です。もともと、日本に古くから存在したのは鋤のほうでしたが、現代ではスコップが主流になっています。鋤は「日本の古典的なスコップ」と考えてもよいでしょう。

鋤のほうが幅広い用途に活躍!

鋤と似た使い方をするスコップやシャベルですが、主な用途は、土や砂を「すくう」こと。鋤は、土をすくうだけではなく、耕す、土を掘り起こすといった、より多くの作業に使うことができます。

鋤の使い方|動画でチェック!土の掘り起こしや根菜類の収穫に


こちらの動画を参考にしながら、鋤の使い方をチェックしてみてください!なお、鋤の見た目は製品によって異なります。画像のものは刃がフォーク状に分かれていますが、土をすくうのに向いた鋤は、刃が平たく分かれていないことが多いです。

土の掘り起こし

  1. 棒状の持ち手を握り、先端に付いた刃を地面に差し込みます。
  2. 足を刃の上部(足かけ)に置き、体重をかけて押し込むように踏みます。もう片方の足は、地面に踏ん張るように置いてください。
  3. 持ち手は自分の方に倒しながら、足をかけた場所を支点にして、土を掘り起こします。テコの原理です。

ジャガイモなどの根菜類の掘り取り

出典:写真AC
  1. 持ち手を握り、土の中に刃を差し込みます。作物に刃が当たらないよう注意!
  2. 足を刃の上部(足かけ)に置き、体重をかけて踏み込みます。
  3. 足が地面に接するくらい刃が埋まったら、刃の上部(足かけ)から足をおろします。
  4. 持ち手を自分のほうに引くように倒しながら、足をかけた場所を支点にして、地中の作物を掘り起こします。

農作業に便利!おすすめの鋤4選

1. 切れ味の良いスチール刃で、畦切りにも最適!

浅香工業 金象印 土切りしやすい鋤ショベル

土がよくすくえるスコップ型の鋤。持ち手を握り、さらに刃の部分に足を乗せて力をかけるので、土がしっかり掘り起こせます。職人の手による刃は切れ味抜群で、田んぼの畔切り作業にも最適です。

サイズ全長107×幅23.5cm
材質アルミ
重量2.37kg

2. 現代版の鋤で楽々土起こし!

深耕農具 アルキメデス

フォーク状になった刃で、効率よく耕せるこちらの鋤。背面のステップに片足をのせ、体重をかけて使います。腕力を使わずに深く耕せ、腰をかがめる必要もないので疲れにくいのが魅力。錆びにくく、お手入れが楽なアルミ製です。

サイズ全長107×幅23.5cm
材質アルミ
重量2.37kg

3. 粘土質の土や砂利に!すくいやすいスコップ型

浅香工業 鋤 細円匙

土がすくいやすいように、刃にゆるやかなカーブをつけた鋤。先端がとがっているので、粘土質の土にも刺さりやすくなっています。

サイズ全長106.5×幅13cm(先幅14.5cm)
材質アルミ、天然木
重量1.7kg

4. 根切りに特化した鋭い刃付きの鋤

吉岡刃物製作所 根切鋤

地中の根を切るための専用鋤です。6.6kgと重いですが、この重さを利用することで、太い根も簡単に切断することが可能。庭木や竹林の管理などにおすすめ!

材質全鋼
重量6.6kg
サイズ全長150cm、刃幅9cm

鋤は幅広い用途に使える便利な農具!

掘り採った畑のジャガイモ
出典:写真AC
日本で古くから使われてきた鋤。鍬やスコップに比べるとマイナーな存在かもしれませんが、じつは多用途に使える便利なツールです。腕の力を使わずに、固い土を掘り起こせるのも大きなメリット。土づくりや根菜の収穫用に、鋤を1本備えてみてはいかがでしょうか。

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