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アシストスーツで農作業を快適に!おすすめ5社比較&補助金申請について

アシストスーツが農業や介護分野で注目されています。腕や腰の疲れに対して効果的なのか、実際に着用してみた農家の声をお届けします。またメーカーごとの特徴の比較や、アシストスーツ導入のための補助金制度などについてもご紹介します。農家さん限定でアンケート回答いただくとギフト券500円分をプレゼントするキャンペーンも実施していますので、ぜひご覧ください。

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農作業の救世主!アシストスーツ

農作業では、かがんで作業したり重い荷物を持ち上げたりと腰に負担がかかりがち。また、摘果などでは腕を上げた状態で作業をするため、腕に疲れが生じることも多いでしょう。

アシストスーツはこういった負担を軽減させる装着器具。パワーアシストスーツ・パワードスーツとも呼ばれています。アシストスーツにはどういう効果があって、どんな種類が販売されているのか、おすすめメーカー5社を比較表付きでご紹介します。作業負荷を軽減して効率が上がるパワーアシストスーツの特性を知って、導入を検討してみませんか。

アシストスーツとは?どんな効果がある?

アシストスーツってどういうもの?

アシストスーツは、人間をサイボーグ化させる道具ともいわれます。特に電動式の高機能タイプは、腰や腕・脚に装着することで普通の人間には大きな労力がかかる重量物を負担なく運んだり、重い荷物を持ったまま軽く動けるようになります。
ただし、そこまで高機能のものは価格も張るので、導入しているのは大手企業などごくわずか。航空会社での荷物の運搬や積込み、飲料メーカーでの液体の運搬、建設・工事現場での鉄骨など重量物の運搬といった用途に使われています。

農業で取り入れられているアシストスーツはもっとコンパクトで、機能が限定されているタイプのもの。腕や腰など負担がかかりやすいところをピンポイントで守り、疲れを軽減させる目的で使います。重い荷物の上げ下ろし、かがんだ体勢での作業、上を向いての作業などが多い農作業の強い味方になります。

アシストスーツの効果は?

出典:PIXTA
アシストスーツは、2000年頃から開発されていましたが、当初の電動のアシストスーツは重い、価格が高いなどの理由でなかなか普及しませんでした。
しかし、非電動の比較的安価なタイプが次々と発売されたことで、広い業種で用いられるようになっています。人手不足に悩まされる重労働の工事現場、力が必要な介護現場、高齢化が進む農業などさまざまなシーンで活躍しています。

農業においては、2012年1月1日の日経新聞に、ブドウ農家での枝の剪定などにパワーアシストスーツを使った実証実験についての記載があります。この頃から、農家でのアシストスーツ導入に注目が集まるようになり始めました。
非電動のアシストスーツは、主に次の動作の助けになります。
  • 重い物を持ち運ぶ作業
  • 中腰での作業
  • 上を向いての作業
少子高齢化は社会全体の問題ですが、ことに農業従事者の高齢化は深刻な問題です。農業に限らず、きつい仕事は離職率が高く、作業上の身体への負荷が低い業務へと人材が流れる傾向にあります。若い従事者が離職して人不足になると、ベテランの作業従事者は新人育成に時間を割くことができなくなり、負のスパイラルに入ってしまいます。このような悪循環を断ち切るためにも、アシストスーツに期待する企業・農家が増えてきているのです。

どんな作業が、どのくらい効率化される?

出典:写真AC
アシストスーツを導入すると、実際にどういった効果が見込まれるのでしょうか。
農林水産省のスマート農業推進フォーラム2020のサイトには、以下のようなメリットが記載されています。

・持ち上げ作業において負荷を軽減(20kgのコンテナ持ち上げ時、10~30%の力を補助)
・負荷軽減に伴い作業時間を短縮
・軽労化により、高齢者や女性の就労を支援

出典:農林水産省 スマート農業推進フォーラム2020『アシストスーツ』

どれくらい効率化されるかは、メーカーごと、製品ごとに幅がありますが、簡易なもので2kgf程度、高機能なものだと25kgf程度となっています。
kgfというのは力の単位のことなので、2kgfと記載されている製品だと2kgまでの荷物なら身体に負担がかからず持ち上げられるということです。

腕に装着するタイプのアシストスーツは、腕を上げて作業していてもアーム付きチェアに腕を乗せているような感覚になります。長時間腕を上げっぱなしでも痛みが生じることを予防できます。
最大で30kgの手荷物運搬・積み卸しを行う航空では、アシストスーツの導入で腰痛での労災をゼロにしたという事例も出ています。

アシストスーツの種類とメリットデメリット(電動式・非電動式)

アシストスーツは、大きく電動式と非電動式に分けられます。それぞれのメリット・メリットを確認してみましょう。

電動式アシストスーツ

電動式アシストスーツは、電池とモーターなどの動力を使って腰や腕の負担を減らします。「アクティブタイプ」のアシストスーツともいわれます。ただ腰や腕をサポートするだけでなく、より高い作業効果を生み出します。製品によっては人間の能力以上の力を発揮します。
また、次のような付加価値を持つスーツもあります。
      • センサーを搭載し、作業者の動きを測定し、健康状態を把握する
      • AI(人工知能)を搭載し、アシストスーツの動き方を解析・改善する
効果は高いのですが、アシストスーツ自体が重く、着脱がしにくい、稼働時間に限りがあるなどの欠点も。さらに高価なものが多く、大きな組織でないと購入しにくいものとなっています。
また、故障した場合にはメーカーにメンテナンスを依頼する必要があります。

非電動式アシストスーツ

非電動のアシストスーツは、伸縮素材の人工筋肉、ガススプリング、バネなどを用いて腰や腕の動きをサポートします。「パッシブタイプ」のアシストスーツともいわれます。

電動式アシストスーツに比べると機能的には劣りますが、着脱しやすく安価で導入しやすいため農家では非電動式アシストスーツが人気です。

電動式・非電動式のメリット・デメリット

上記を踏まえて、電動式・非電動式のメリットとデメリットをまとめるとこのようになります。
電動式非電動式
メリットアシスト力が強い
高機能
パワー調整が可能な製品がある
着脱しやすい
長時間の使用が可能
取扱いが簡単
軽い
安価
デメリット着脱や取扱いが難しい
重い
稼働時間に限りがある製品もある
高価
電動式に比べてパワーが弱い
単機能
 

身体のサポート位置による種別

出典:PIXTA
電動・非電動アシストスーツともに、全身をサポートするもの、身体の一部分だけをサポートするものとに分類されます。サポート範囲が広いほど高機能=高価なものになる傾向があるので、使用目的によってどこを重点的に守りたいのかを考えるといいでしょう。
      • 腰+脚+腕
      • 腰+腕
      • 腕または手

農業現場での活用事例

農業分野で取り入れられているアシストスーツどのような作業に用いられているのでしょうか。

重量野菜の運搬

カボチャやサトイモ・ジャガイモ、ダイコン、ニンジン、キャベツ・ハクサイ、スイカといった重量野菜は運搬や出荷時の荷積みのときに腰を痛めてしまいます。

収穫や植え付け

キャベツ、レタス、ホウレンソウなどの葉菜類、ダイコン、カブ、ニンジン、ゴボウなどの根菜類、キュウリ、トマト、カブなどの果菜類の収穫、植え付け、手入れなどの作業は中腰で行うことが多いのでこちらもまた腰を痛めてしまいます。
運搬やかがんでの作業では、腰を重点的にサポートしてくれるものを選びましょう。

果樹の摘粒や摘果

果樹の剪定や袋掛け、摘粒・摘果などの作業は、上を向いたままで腕も上げっぱなし。腕に痛みが生じることも少なくありません。
腕をサポートしてくれるタイプのアシストスーツでこれがラクになります。

農作業におすすめ!アシストスーツメーカー5社を徹底比較!

アシストスーツ
アシストスーツは、農業、介護、航空、運送ほかさまざまな分野で取り入れられています。今後はさらに導入範囲が広がるだろうと見込まれていて、アシストスーツを製作するベンチャー企業が数社立上ったほか、農業機械メーカー、物流機器メーカー、家電メーカーなどもアシストスーツに参入しています。おすすめメーカー5社をピックアップしたので、用途に合ったものを見つけてみてください!

トヨフレックス|無電気で使いたい時に簡単に着用!

トヨフレックスは、ミニロープ(ワイヤーロープ)を核とした製品を製造・販売している会社です。

腰アシストスーツWay-sis
充電したり空気を入れたりといった前準備が不要で、使いたいときに簡単に着用できます。農作業・介護・荷物の運搬・工事現場など、重量物の持ち上げ・運搬や、中腰姿勢での作業時の腰をサポート。構造がシンプルなので壊れにくいのも特長です。


・価格帯:オープン価格、実勢20万円前後
・重量:3.8kg
・補助力:8.76kgf
トヨフレックスHP:http://www.toyoflex.com/products/newprod.html

トヨフレックスの製品に関するお問い合わせはこちらから
WEB受付フォーム


イノフィス|「着る、筋肉」のマッスルスーツ!

イノィスは東京理科大学発のベンチャー企業です。「着る、筋肉」のキャッチコピーやCMなどで知名度が上がっています。
イノフィス マッスルスーツ Every



「イノフィス マッスルスーツ Every」は、空気圧で稼働する人工筋肉のはたらきで動作を補助する装着型アシストスーツ。人工筋肉には、ゴムチューブを筒状のナイロンで包んだ構造を採用。ゴムチューブへの圧縮空気注入に伴うゴムチューブ膨張が引張り力になります。人を抱え上げる、重い物を持ち上げる、中腰姿勢を保つ、といった作業時に腰の負担を低減する効果を発揮。

・価格帯:約13万円
・重量:3.8kg
・補助力:25.5kgf
・イノフィスHP:着る、筋肉。マッスルスーツEvery(エブリィ)

ATOUN|「あうん」の呼吸で動くロボットを追求

ATOUNは、電動タイプのパワードウェア(パワーアシストスーツ)の製造販売、ほかにロボット技術を活かした業務を行うパナソニックグループの企業です。
ITEM
ATOUN MODEL Y AWN-12
「パワードウェアATOUN MODEL Y」は腰の動きをセンサーがとらえ、パワフルなモーターの力で重量物をもったときにかかる腰部への負担を軽減する着るロボット。床から胸までの高さまでの持ち上げと、そこから連続する動きにおいて人の動きを妨げない作りになっています。

・価格帯:約77万円
・重量:4.5kg(バッテリー含む)
・補助力:最大10kgf

upr(ユーピーアール)|物流業界発!荷物の持ち運びを熟知したスーツ開発

uprはアシストスーツ事業のほか、パレット・物流機器のレンタル・販売、物流IoTなど、物流関係をメインに扱う企業です。
ITEM
upr サポートジャケットBb-PROII
「サポートジャケットBb-PROII」 は持ち上げ・中腰作業だけでなく、立ち・前傾姿勢にも効果を発揮します。uprが製造しているサポートジャケットは、人工工学に基づいたパワーベルトで荷物の上げ下ろし、立ち作業、中腰姿勢など軽作業での筋力補助、疲れの軽減に役立ちます。

・価格帯:約4万1千円
・重量:約0.6kg
・補助力:ー

クボタ|農業機械のトップメーカーも参入中

産業機械、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカー。農機メーカーとして有名です。
ITEM
ラクベスト ARM-1D
腕を上げたままの作業を軽労化する「ラクベスト」は果樹などの作業に。腕の下に台を置いてあるような感覚で使えるため、腕に痛みが生じたり疲れたりということを予防できます。

・価格帯:約13万円
・重量:3.8kg
・補助力:ー

メーカー別アシストスーツ比較表

メーカートヨフレックスイノフィスATOUNuprクボタ
製品名Way-sistマッスルスーツ EveryATOUN MODEL Yサポートジャケット
Bp-PROII
ラクベスト
ARM-1D
重量3.8kg3.8kg4.5kg(バッテリー含む)約0.6kg3.8kg
動力ぜんまいバネ人工筋肉モーターパッシブタイプ(モーター不使用)電動(単3電池)
補助力8.76kgf25.5kgf最大10kgf
適応身長165~185cm165~185cm身長150~190cm155~192cm(S~3L)肩幅調整範囲120mm
価格帯約20万円約13万円約77万円約4万1千円約13万円

11社を比較!メーカー別アシストスーツ早見表


ひとことでアシストスーツといっても、商品によって価格・性能が大きく違い種類もさまざま。そこで、価格や作業内容別にひと目でわかる早見表を作成しました。有名メーカー11社をピックアップしたので、自分に合った製品を探してみてください。
(2021年6月現在)
さらにアシストスーツメーカーを知りたい方はこちらの記事もチェック!




【農家の声】農業現場での使用感は?

SNSのコメント
出典:写真AC
実際にアシストスーツを使ってみた農家さんの声を集めてみました。
収穫などの中腰作業でも、腰痛防止になったというコメントが見られます。

今日は玉ねぎを運ぶのに使わせてもらいました。アシストスーツがあるのは知っていたものの半信半疑でした。
実際着けた感想を言うと…
【驚く程腰の負担を軽減します!!!】
もう感動レベルでした。
今日は少しの時間でしたが、これを1日着けて、玉ねぎを植えたり収穫してみたくなりました。
恐らくかなり楽になるんじゃないかなと思えました。
どの仕事も現場の高齢化が進む中でこの開発はほんとに重要だと思います。
現在は腰の負担軽減ですが、手の負担軽減も今後開発していくそうで、僕達、重たい玉ねぎを収穫している農家にとってはかなり重要な部分なので、
是非とも更なる開発を期待します。企業の働き方改革が求められる世の中の救世主なんじゃないかなと思います。
出典:2525ファーム

今シーズンは、作業中の体をサポートしてくれるボディアシストスーツなるものを着用していました。
毎日数時間、中腰で収穫してきましたが、このアイテムのお陰でひどい腰痛などにはならずに過ごせました✨ 感謝です?
収穫も残りわずか。ボチボがんばります
出典:濱野健司さん

ネギの堀取り 皮むきの時使っています。今まで腰痛ベルトを使っていたのですが、お腹周りも楽になり 作業も楽になりました。
出典:楽天市場【 モリタ宮田工業 rakunie ラクニエ 】

購入前にチェック!補助金制度やレンタルは?

補助金
出典:写真AC
アシストスーツは価格が張ってしまうため、気になっていても購入はためらってしまうという農家も少なくないのではないでしょうか。
そんなときに利用したいのが農業用アシストスーツの補助金です。
自治体ごとに、アシストスーツ購入のための補助金制度を設けているところもありますし、そ期間限定で補助金の募集が行われていることもあるのでチェック時々チェックしてみてはいかがでしょうか。

自治体による補助金制度

日本一の果樹産地づくり事業(和歌山県)
スマート農機等の新機器、新技術導入費用。補助率は3分の1以内です。

農業用アシストスーツ等導入支援事業補助金(嬬恋村)
令和2年4月1日以降に購入した農業用アシストスーツ等の導入にかかる費用を対象経費の2分の1(限度額7万円)。

その他の補助金制度

令和2年度の募集は終わっていますが、農林水産省の『経営継続補助金』、中小企業生産性革命推進事業の『ものづくり補助金』などの補助金制度が今後も利用できる可能性があります。

アシストスーツはレンタルも!

繁忙期だけアシストスーツを導入したい、時期によって従業員数が変わるためその時々で台数を調整したい、という場合はレンタルの利用もおすすめです。また、とりあえず使ってみてから購入を考えたい場合は、トライアルが可能なものもありますのでメーカーにお問い合わせを!

アシストスーツで快適な農作業を!

出典:PIXTA
農作業で生じる身体の痛みや疲れは、アシストスーツでぐっと改善される可能性があります。日々の農作業で体の痛みを感じている方はもちろん、身体全般の疲れや痛みの軽減のためにもアシストスーツを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

農業は作物によって、身体への負担がかかりやすい場所が異なります。普段、身体のどこに負担を感じているのか、どれくらいのサポート力をアシストスーツに求めるのかを考えて選んでみてください。

動力なしのアシストスーツについて知りたい方はこちらの記事も!

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ATOUN MODEL Y AWN-12
upr サポートジャケットBb-PROI…
ラクベスト ARM-1D
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