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ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」。植物を取り入れたライフスタイルの発信とDIYや料理レシピなどの豊富なコンテンツが魅力的なサイトです。
AGRI PICKではGarden Storyとの連携企画として、毎月季節を彩る花をご紹介しています。今月のテーマは植えっぱなしで何年も咲くおすすめ球根。秋のガーデニングの参考にしてくださいね!
Garden Story×AGRI PICK連携企画 バックナンバーはこちら。
球根は初心者にこそおすすめ!
球根栽培成功のコツは温度
春に咲く球根は、すべて冬の寒さに合うことで開花するシステムになっており、10~15℃ほどの温度で根を伸ばし始めます。20℃以上ではうまく育つことができないのですが、球根が店頭に並ぶ季節はまだ十分に気温が下がっていません。適温前に植え付けてしまうと、春に茎が伸び切らずに寸足らずのチューリップが咲いてしまったり、生育不良の原因になったりすることがあります。
温度は地域ごと、年ごとに変わるので、最適期は一概には決められませんが、周囲の木々が美しく紅葉する頃が植え付けの目安。近年は温暖化に伴って球根を植える時期はどんどん遅くなっており、年明けの1月でも大丈夫な地域も。実は、その頃には球根の大バーゲンセールが行われていることも少なくないのです!近くの園芸店やホームセンターを要チェックです。
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毎年咲く球根と1年限りの球根がある
植えっぱなしで毎年花を咲かせる球根
原種チューリップ
原種チューリップは園芸品種と比べて草丈が低いものが多く、風にそよぐような華奢な雰囲気が魅力です。その可憐さとは裏腹に、「野放しチューリップ」とも呼ばれ、まさしく野放しで丈夫に育ってくれます。1本の茎から数輪の花を咲かせるチューリップ・トルケスタニカやツートンカラーのチューリップ・クルシアナなどいくつかの種類があります。(写真①の赤い花)クロッカス
草丈5~10cmほどの小球根で、2~4月にかけて咲きます。花色は紫、黄色、白、複色があります。秋に花を咲かせ、料理にも使われるサフランもクロッカスの仲間です。(写真①の紫の花)ハナニラ(イフェイオン)
道端などでも花を咲かせてよく増えるとても丈夫な小球根です。草丈は15~25cm程度で、白、黄色、ピンク、ブルーなどのカラーバリエーションがあります。(写真②)スイセン
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シラー・カンパニュラータ(ヒアシンソイデス)
小さなベル型の花をたくさん咲かせ、ブルーベルとも呼ばれます。草丈は20~40cmほどで、青紫色のほかにピンクや白の花もあります。日当たりはもちろん、半日陰となる樹木の下などでもよく咲き、分球でもこぼれ種でもよく増えます。(写真④)フリチラリア・メレアグリス
草丈20~30cmほどで、華奢な茎の先にうつむいて花を咲かせます。花色は赤紫色が原種で、花弁には端正な市松模様が入りとても個性的です。園芸品種として白花の「アルバ」などもあります。寒さには強いものの、暑さには弱いので地域によっては夏越しが難しく一年草扱いとなる場合もあります。(写真⑤)ムスカリ
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「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。