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AGRI PICKではGarden Storyとの連携企画として、毎月季節を彩る花をご紹介しています。今月のテーマは秋に美しいおすすめ草花。秋のガーデニングの参考にしてくださいね!
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秋に美しい草花1. ケイトウ
ケイトウは漢字で「鶏頭」。いくつかのグループがあり、花姿もさまざまですが、ニワトリのトサカのような花が咲くトサカゲイトウにその名を由来しています。トサカゲイトウはフラワーアレンジメントでも人気の種類。ボリュームがあり、ビロードのような質感の花は庭ではもちろん、切り花にしても花保ちがとてもよく、秋のアレンジメントで重宝します。Garden Storyのこちらの記事もチェック!
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一方、羽毛ケイトウと呼ばれるグループの花には、カラーリーフとして鮮やかな葉色が楽しめるものがあります。「ドラゴンズ・ブレス」や「レッドクリフ」などがあり、どちらも赤紫色の葉と鳥の羽のような姿で咲く真紅の花がインパクト大。印象的な風景作りに活躍してくれるでしょう。
ケイトウは一年草です。初心者にも育てやすく、日当たりのよいところで、極端に乾燥させなければ美しい姿を晩秋まで保ちます。ただし、移植に弱いので、苗を植えつける際に、ポットから出したらあまり根を崩さないように植えつけましょう。
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秋に美しい草花2. ダリア
ダリアは大きく分けて「ガーデンダリア」と呼ばれる一年草扱いのものと、春に植えて秋に開花する大型のものとがあります。ガーデンダリアはプチダリアとも呼ばれ、草丈は20cm程度から。花壇の前方や寄せ植えなどにも活躍します。一方、大型のダリアは1mを超える草丈のものも多く、きれいに咲かせるには支柱を立ててあげた方がいいでしょう。どちらのタイプも花は大きく豪華なのが特徴で、ダリアにおいては花径10cmでも小輪扱い。大きな花では30cm以上に達する超巨大輪も珍しくありません。超巨大輪は数輪咲いただけでも圧倒的な存在感。夏に一度咲いたあと、下方の3芽を残して切り戻すと秋に再び美しい花を咲かせます。
球根は春に植えます。日当たりがよく西日を避けられる場所を選んで、土をしっかり耕し堆肥を混ぜてから深さ10cm程度に植えつけます。
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秋に美しい草花3. 宿根アスター
晩夏から秋にかけて、株全体を覆うようにふんわりと花が咲き、庭に「マス」で彩りを提供してくれる宿根アスター。非常に種類が多く、青紫やピンクのほか、白や青、赤、紫などカラーバリエーションに富み、草丈も低く広がって茂るものから、花壇の背景になる高性種まで幅広くあります。丸い小花はほかのどんな植物とも合わせやすく、ボーダー花壇やメドウガーデン、ロックガーデン、寄せ植えなど、さまざまなシーンで活躍します。宿根アスターは、日当たり、水はけのよい場所を選び、庭植えの場合は水やりはほとんど必要ありません。むしろ過湿にすると根腐れを起こしやすいので、やや乾燥気味に管理し、鉢栽培の場合も表土が乾いてから水を与えます。肥料は少なめでOK。よく増えるので、鉢植えの場合は根詰まりを起こさないよう、毎年植え替えましょう。地植えの場合も3年に1回を目安に、株分けを兼ね、植え替えをするとよく育ってくれます。
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秋に美しい草花4. コリウス
ガーデンを彩る草花の中で、特に葉色が美しく花より葉を観賞対象とするものをカラーリーフと呼びます。なかでも初心者でも育てやすく、多彩なバリエーションがあるのがコリウス。日本では園芸的には一年草扱いとされます。「キンランジソ」や「ニシキジソ」などとも呼ばれるシソ科の植物で、オレンジ色や赤色、紫色、黒色、赤葉に黄緑色の縁取りや緑葉に赤斑など、葉色が複色になっているものも少なくありません。じつにユニークで印象的なビジュアルの葉模様は、ハロウィンの花壇や寄せ植えの演出にもおすすめです。コリウスはガーデニング初心者でも育てやすく、庭植えの場合は植え付け直後と真夏を除き、基本的に水やりの必要ありません。鉢植えの場合は表土が乾いたら水を与えます。比較的水を好み、大株に育ってくると水の吸い上げも早いため、水切れしないよう注意しましょう。日当たりを好みますが真夏の強すぎる直射日光下では葉色が退色することがあります。その場合には明るい半日陰に移動するとよいでしょう。
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秋に美しい草花5. 秋バラ
春の花のイメージが強いバラですが、四季咲き性や返り咲き性のバラは、秋も再び美しい花を楽しめます。秋は朝夕の気温差などで色や香り成分がより濃厚になり、春の花とはまた別の表情で楽しませてくれます。けれども、秋のバラの開花前には、懸念すべきことが。気候が涼しくなってきた9月は、一年で最も台風が日本に接近しやすい月です。台風の襲来はバラに大きな被害をもたらします。バラはトゲがある植物なので、強風によって枝葉が激しく揺さぶられると、枝折れが生じるだけでなく、トゲで自らを傷つけてしまいます。また最悪の場合は、根元から株が折れて枯死してしまうこともあります。その被害を最小限に抑えるために、台風情報をキャッチしたら、支柱を立てて株を結束させたりネットで覆うなどの対策をして、秋バラを守りましょう。
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