ガーデニングや寄せ植えだけでなく、切り花やドライフラワーにするなどお部屋の中でも楽しめます。
開花期が長く、とても育てやすいのでガーデニングを始めたばかりの方にもおすすめです。
センニチコウを育てたくなる5つのポイント
センニチコウは千日という文字が入っている通り、花持ちが長く夏の始まりから秋まで楽しめる草花です。センニチコウ栽培おすすめポイント
花束にもよく用いられるセンニチコウ。人気の理由を紹介します。1. 初心者でも種から簡単に育てられる!
鉢植えや地植えで、種から簡単に育てることができます。種まきは八重桜が咲くころ。20~25℃位が発芽しやすい温度です。
2. 丈夫で長持ち、開花期も長い
乾燥に強く、日本の真夏の暑さにも耐えられます。しかも、開花期が長く、秋まで花を楽しむことができます。3. プレゼントに喜ばれる
通常の草花は枯れてくると、花の形が崩れたり変色したりしますが、センニチコウはドライフラワーのように花色を保てるので、プレゼントにもおすすめです。4. 切り花として花瓶や花束にも
次々に咲く花を切り取って、花瓶に生けるのもおすすめ。イチゴのような丸いフォルムは、花束の可愛いアクセントになります。5. ドライフラワーに最適!
切り取ったあとでも鮮やかな色合いが残り、色あせもしにくいのでドライフラワーにおすすめ!鮮やかな色はハーバリウムにも映えます。
品種にこだわる苗選び!おすすめセンニチコウ!!
主に園芸品種として栽培されているのは、センニチコウとキバナセンニチコウの2種ですが、センニチコウの新品種としてファイヤーワークスも人気です。草丈も高性種と矮性種があるので、高低をつけたガーデニングデザインにも対応できます。
1. フェアリー:4色ミックスで楽しみも4倍!
人気色のミックス種!オードリー系である白、ピンク、桃紫の3色と、明るい桃紫と白のグラデーションがきれいなバイカラーローズの合計4色がミックスされているので、種から育てる楽しみも4倍になります。2. 黄花千日紅:黄色と橙色の鮮やかな色合い
園芸品種として栽培されているセンニチコウは主に2種あり、そのうちの一つがキバナセンニチコウです。黄色と橙色のコントラストが綺麗な品種で人気があります。苞(ほう)から小さくのぞく花も可愛らしい。
3. ストロベリーフィールズ:まるでイチゴ!?
センニチコウの中でも赤が強い品種なので、花壇をひときわ明るくします。鮮やかな真っ赤な色と丸い花形から、イチゴのような印象を受けます。ドライフラワーは鮮やかな色合いを保ちづらい傾向がありますが、センニチコウの赤はドライにしても濃く残ります。
分枝力も旺盛なのでたくさんの花を付けます。
4. バディ:花壇の縁取りや寄せ植えにもおすすめ!
草丈はセンニチコウの中では低い15~20cm。枝分かれしやすく、横に広がる品種なので、花壇の縁取りや寄せ植えで活躍します。
5. ファイヤーワークス:挿し木もOK!!
鮮やかで濃いピンクのセンニチコウで、地植えで育てると草丈は約100cmにもなります。開花すると花火のように花の先が広がる様子が、花壇をにぎやかな印象にしてくれます。
センニチコウの中では唯一、挿し木で増やすことができる品種です。
6. バイカラーローズ:2色のグラデーション
ひとつひとつの花に、明るい桃紫と白のグラデーションが優しく浮き上がるきれいなグロボーサ種。このバイカラーローズの色合いはドライフラワーにしても残ります。
7. ローズネオン:1株でも存在感あり
高温多湿に強く、茎もしっかりしているので、センニチコウの中でも強健な品種です。ネオンのように輝くローズピンクの花色と濃い葉色のコントラストは、1株でも花壇を明るくする存在感のある品種です。
8. ちなつ:グランドカバーにしてもOK!
草丈約20cmの低い矮性の品種で、横に広がると50~60cmほどまで株を広げるので、たくさん種をまいてグランドカバーとしても活躍します。分枝性良く、小さな花をたくさん付けます。花色も白やピンク、桃紫のミックスでお庭にかわいらしく広がります。
植え付けからのセンニチコウの育て方
植え付け
鉢植えでも、地植えでも簡単に育てられます。種まきの時期
4~5月の間に行います。 20~25℃が発芽の適温。30℃を越すと発芽率が下がるので気を付けましょう。
苗の植え付け時期
5~7月の間に行います。多湿が苦手なので、少しだけ浅植えにすると良いでしょう。
追肥
鉢植え、地植え、共に植え付けのときに緩効性の肥料を施します。鉢植えは肥料が不足しがちなので、1~2カ月に1回固形肥料を。液肥はラベルの指示に従ってください。地植えは、鉢植えよりも少なくても育ちます。
葉や茎ばかりが茂るようでしたら、肥料を減らして調整します。
水やり
鉢植えは土が乾いたらたっぷりと水をあげます。土壌は比較的乾燥状態を好むので、雨に任せた水やりでも十分生育できますが、1週間以上雨が降らずに乾燥している場合は、一度たっぷりと水を与えます。
病害虫
病害虫の被害は少ない方ですが、立枯病やさび病にかかってしまうことがあります。高温乾燥機にはハダニがつくことがあり、梅雨時期にはナメクジが葉を食べてしまうこともあります。
センニチコウの剪定
生育が旺盛になってきたら切り戻しを行いましょう。必ず新芽を残して、その先に伸びている茎を切ります。開花期が長いので、切り戻しをすることによって乱れがちな草姿を整えましょう。
種を採取する
枯れてきた花をそのままにしておくと種をつくりますので、採種して翌年も種まきすることができます。ただ、植物は種を作るときに力を使うので、花が終わりかけのころに種を実らせるのがおすすめです。
▼詳しいセンニチコウの育て方はこちらをご覧ください。
センニチコウの品種にこだわろう!
花壇や寄せ植えで咲いているセンニチコウを、ドライフラワーにしても鮮やかな色が楽しめます。花色も白やピンク、黄色や赤などがあり、草丈も高性種と矮性種などサイズもいろいろあるので、ほかの植物と組み合わせて寄せ植えにおすすめです。
乾燥に強く、夏場でも育てやすいセンニチコウを育ててみませんか。