水栽培にも最適!品種が増えて人気のポトスの育て方

観葉植物の定番「ポトス」!この記事ではポトスの育て方を徹底解説。品種(種類)から、植え替え、増やし方、さらには水栽培まで元植物園勤務のライターが間違いない方法を伝授します!!また、おすすめのポトスの楽しみ方は「もう育ててます!」という方必見。セラミスやハイドロボール植えを紹介しています。


出典:写真AC
ポトスは古くから親しまれている定番の観葉植物ですが、近年も素敵な新品種が増えて人気は高いです。初心者にも育てやすいだけでなく、水栽培やセラミス植えなどに、最も失敗なく育てることができるのも大きな魅力です。この記事ではポトスの基本的な特徴と育て方や、さまざまな栽培法、代表的な品種まで紹介します。

ポトスの概要

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ポトスは艶のある葉が美しい、常緑のつる性植物です。熱帯で自生するものはつるが樹木などに這い上がって成長し、10m以上に伸びます。高温多湿を好みますが、環境適応性が強く、比較的育てやすい観葉植物です。
日本には明治時代に入ってきたとされ、名前は旧属名に由来します。また葉に黄色い斑が入ることから黄金かずらの和名があり、ゴールデンポトスの流通名で販売されていることもあります。

基本情報

学名:Epipremnum pinnatum ‘Aureum’
科名:サトイモ科
属名:ハブカズラ属
形態:1年草
越冬温度:5℃

ポトスのユニークな習性

撮影:Yasuhiro Ogawa
普段私たちが見ている葉は幼葉です。つるを木などに着生させると、上に伸びるにしたがってだんだんと葉が大きくなります。成葉になるとモンステラのような切れ込みが入り、長さ1m近くになります。

花言葉

「永遠の富」「華やかな明るさ」

ポトスの置き場所

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春から秋は朝だけ直射日光が当たる場所か、明るい日陰に置きます。戸外には、5~10月まで置くことができます。耐陰性は強いほうですが、できるだけ日当たりの良い場所で育てたほうが枝が間延びせず、丈夫に育ちます。
葉焼けの心配のない冬は、窓越しの日光によく当てると良いでしょう。ただし暗い場所に置いていた株は、1カ月くらいかけて徐々に日光に慣らすようにしてください。

冬越し

寒さには強くないので、冬は室内に置いて育ててください。戸外で育てていた株は10月中には室内に移動しましょう。
最低温度を5℃以上を保つようにし、特にライムやマーブルクィーンは性質がやや弱いので、さらに保温に配慮するようにしてください。

ポトスの育て方!水やりや肥料、病害虫は?

撮影:Yasuhiro Ogawa

水やり

春から秋の生育期は鉢土が乾いてから水を与えてください。適温なら過湿には強いですが、冬はやや乾かし気味に管理します。寒いときに水を与え過ぎて過湿にすると、根腐れして枯れる原因になるので注意してください。
また年間を通して葉水をこまめに与え、湿度を保つようにします。よく生育している時は葉全体に勢いよく水をかけ、ホコリなども流すようにすると理想的です。

肥料

春から秋の生育期は、緩効性化成肥料を規定量を与えてください。あまり生育させたくない場合は、3分の1程度の量でも問題ありません。

病害虫

比較的病害虫の発生は少ないほうです。室内などの乾燥した場所では、ハダニに注意してください。また枝葉が混み合い、風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。

ポトスの株の入手と植え付け

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株の入手は

比較的安価なポット苗や吊り鉢仕立ての株が流通しています。またヘゴ板などに着生させた、中~大型サイズの鉢植えもあります。葉が多く密に付き、茎が間延びしていない株を選ぶようにしましょう。

植え替え

すぐに根詰まりするほど根張りは早くありませんが、1~2年おきには植え替えるようにしてください。枝が伸びて葉も多くなったようなポット苗を入手した場合は、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

ポトスに適した土

比較的用土を選ばず、一般的な培養土を使うことができます。自分で配合する場合は、赤玉土にピートモスを3割程度混ぜたような用土が適します。室内に鉢を飾ることが多い場合は、カビや虫などが発生しやすい腐葉土の使用は避けたほうが安心です。

ポトスの楽しみかた



出典:写真AC
過湿に比較的強いポトスは、室内で様々な栽培法で楽しむことができます。水栽培などは一般の観葉植物の中で最も成功率が高く、おすすめです。初心者の方も、まずはポトスからいろいろな栽培法に挑戦してみてください。

鉢植えの飾り方や仕立て方は?

小さなうちはミニ観葉として室内に飾ったり、寄せ植えなどに適します。つるが伸びてきたら吊り鉢にしたり、高い場所などに置くなど、垂れ下がる枝を活かすように楽しむと良いでしょう。ポトスの気根が張り付きやすいヘゴ板の支柱につるを這わせ、タワー状の大鉢にすることもできます。

水挿し栽培

枝を水につけておくだけで、長期間育つことが多いです。熱帯魚を育てる水槽に根をつけておくだけで、ずっと枯れずに育つ例もあるようです。
夏は水の腐敗で失敗しやすいので、水替えをできるだけ毎日行ってください。また暖かい時期に日光に当てると、水温が上がり過ぎることが多いので、注意してください。

セラミス、ハイドロボール植え

排水の穴がない容器での栽培は、日なたでの温度上昇や過湿などの要因によって、根が蒸れて失敗しやすいです。ポトスは耐陰性があり過湿にも強いので、そのような栽培にも最適です。土を使わないセラミスやハイドロボールでの栽培は衛生的なので、テーブルの上に置くなど安心して室内で育てることができます。
ITEM
ポトス 水耕栽培用苗
・サイズ:高さ約20~25cm

ポトスの増やし方

撮影:Yasuhiro Ogawa
ポトスは挿し木が非常に簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。まずは手軽で楽しい水挿しがおすすめです。切った枝を花瓶などに挿しておくだけで容易に発根するので、飾りながら増やすことができます。ただし根が発根していない状況で葉が多く付いていると、葉からの蒸散によって枝全体が水不足の状態になるので注意してください。

土に挿す場合は、春から秋に枝を1~2節ずつ切り、葉を1枚つけて挿し穂とします。枝を1節で切る場合は、大きい葉は半分程度に切って小さく切ってください。用土は、バーミキュライトや赤玉土、川砂などの清潔な用土が適します。3号~3.5号鉢なら3本程度、5号鉢なら5~6本程度まとめてさし木すると、そのまま鉢植えとして楽しむことができます。明るい日陰で乾かさないように管理すると、1カ月ほどで発根します。

ポトスの剪定、仕立て直しは?

伸び過ぎた枝は随時切っても大丈夫です。下葉が落ちて見苦しくなった株は、春頃に地際から3節くらい残してバッサリと切り詰めてください。作業後、肥料を与えると早く成長します。切った枝は挿し木したり、水に挿すと良いでしょう。

ポトスの品種(種類)

ポトスの生産者といえば浅岡園芸が有名で、魅力的な新品種を生みだしています。オリジナルのサイトがあるので、興味のある方は必見です。なお新開発の登録品種を無断で増やして販売するのは法律で禁止されているので、ご注意ください。

浅岡園芸公式HP→「ASAOKA-ENGEI」

ライム

以前から流通する品種で、ライム色の葉が明るく爽やかな印象です。強い日光に当てると、ライムの葉色がよく出ないことがあるので注意してください。
ITEM
ポトス ’ライム’
・内容:ポトス苗、ハンギング鉢
・サイズ:約40cm

マーブルクィーン

数多く流通する、白斑の入った涼し気な葉が魅力の品種です。他の品種より生育が遅く、寒さに弱い傾向があります。
ITEM
ポトス ‘マーブルクィーン’
・内容:ポトス苗、アクアプラントポット、受け皿
・鉢サイズ:直径11×高さ10cm
・鉢の素材:アクアプラントポット(水をため込む素材)

エンジョイ

インドでマーブルクィーンの枝代わりとして発見された登録品種です。この品種の登場により、ポトスがさらに注目されるようになりました。従来の品種より葉が小型で、寒さ等にも強く丈夫です。
ITEM
ポトス エンジョイ
家のインテリアに合うような、ナチュラルな色合いのキャンバス丸底バスケット(カーキ)とチェーンとポトスのセットです。 ※詳しい商品説明は下のほうに記載があります

・内容:ポトス苗、キャンバス丸底バスケット(カーキ)、チェーン
・鉢サイズ:直径11×高さ10cm
・鉢の素材:キャンバス地

ステータス

エンジョイの枝変わり登録品種で、従来より丸みが強い葉にウェーブがかかるのが特徴です。
ITEM
ポトス ‘ステータス’
・内容:ポトス苗
・ポットサイズ:9cmポット

パーフェクトグリーン

出典:PIXTA
ありそうでかかった葉に斑が入らない登録品種です。オーソドックスな艶のある緑の葉は、インテリアと調和しやすいです。丈夫で耐陰性に優れます。

インドアプランツの代表的存在といえばポトス

伸び過ぎた枝も水栽培で簡単に増やしたり育てることができ、ポトスは非常にお得な観葉植物といえるでしょう。適応性が高く育てやすいので、初心者にもおすすめです。また部屋に鉢を置いたり、吊るして楽しむなど、さまざまに飾ることができます。品種が増えてますます魅力が高まったポトスを、ぜひ育ててみてください。

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YasuhiroOgawa
YasuhiroOgawa

植物園に勤務していた経験を活かして、正確でわかりやすい記事を書いていきたいです。好きな花はハイビスカス。現在は、トロピカルフルーツの新しい栽培に取り組んでます!