お気に入りの品種を育てよう!おすすめしたい7種類のシクラメン

ガーデニングや鉢植えの冬の花の代表格シクラメンは、多年生球根植物なので夏越しのコツをつかめば、毎年花を楽しむことができます。赤や白など定番のシクラメン以外にも新しい花色がいっぱい!シクラメンのおすすめ品種を紹介します。


シクラメン

出典:Pixabay
ガーデニングや鉢植えにおいて冬の花の代表格シクラメン。花農家さんの工夫により、ここ数年で色も咲き方もさまざまな品種が増えています。どんな品種があるか、ぜひチェックしてみましょう!

シクラメンを育てたくなる5つのポイント

シクラメンは、花数が少なくなる冬のお庭に鮮やかな色合いで楽しませてくれる貴重な花です。

シクラメン栽培おすすめポイント

シクラメンの花は、花弁が上を向いて咲きそろう様子から、篝火花(カガリビバナ)とも呼ばれています。

1.  鮮やかな色で冬のお部屋のアクセントに

赤や黄色、鮮やかなピンク、青みがかった紫などはっきりとした色だけでなく、白や柔らかい色合いで冬のお部屋を彩ってくれます。

2. 花数が多く、開花時期が長い

球根の上部の生長点に光をよく当てると生育が良くなり、葉や花の数を絶やさずに花を長く楽しめます。

3. 毎年シクラメンの花を楽しむ

球根で育つ多年草植物なので、上手に夏越しができれば次年もまた花を咲かせてくれます。

4. 耐寒性の品種を選べば戸外もOK

耐寒性のある品種(ガーデンシクラメンなど)や寒さに強い原種シクラメンなどは、霜に当たらなければ戸外でも育てられます。

5. 花びらの形がさまざま

品種改良が進んだことにより、花弁の形が豊富にあります。八重咲きやフリンジ咲、天使の羽と呼ばれるものまで!

品種にこだわる苗選び

花屋さんでよく目にするシクラメンは「ペルシクム」という原種から改良されたものが広く流通しています。
シクラメンの園芸品種は、白や赤、ピンクなどの定番色から、黄色や青系など毎年増えています。
また、咲き方も種類が増え、八重咲きよりも花びらの数が多い「万重咲き」のシクラメンの品種もあります。
原種は園芸種に比べると耐寒性も強く、数少ないですが香りがあるものもあります。

1. コウム:育てやすさにこだわるなら

シクラメン・コウムは耐寒性に強く、環境に対する適応能力も高い原種のシクラメンです。

戸外でも育てられる

霜に当たらなければ冬の間も屋外(寒冷地を除けば)で育てられます。

小ぶりで可愛い花

花色は濃ピンクか白色。小さめでかわいい丸みを帯びた葉や花びらが特徴です。
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コウム
コウムは日本の気候になじみやすい、多年草(宿根草)の原種シクラメン。

2. ビクトリア系:初めて育てる方に

次々花が咲いてくれるので、育てていて嬉しい気持ちになります。

園芸品種の基本形

この品種からさまざまな品種改良が進みました。いわば園芸品種のシクラメンの基本形です。
初めてシクラメンを育てる方は、最初にビクトリア系を育てて、シクラメンの魅力を間近で感じてみて下さい。

フリンジ咲き・八重咲き・覆輪タイプ

花弁のふちがヒラヒラとしている「フリンジ咲き」や花弁数が多い「八重咲き」、花弁周囲または先端部の着色が濃く(または薄く)なる「覆輪タイプ」など多彩な花びらが特徴です。
自分好みのビクトリア系を選ぶ楽しみがあります。
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ビクトリア系
たくさんのつぼみが次々と咲いて、長い間花を楽しめます。

3. ローゼス:華やか!プレゼントにおすすめ

つぼみが開くと花びらが何枚もあり、最後には枝垂れ下がるように咲き終わります。

花弁がたくさん!

万重咲きと呼ばれるたくさんの花弁で、丸い花房を付けボリュームがあるので、まさに豪華絢爛!

より長く楽しめる

とにかく1輪のシクラメンを楽しむ期間が一般的な品種に対して長い!
ITEM
ローゼス
八重咲を超えた花数の万重咲き。

4. セレナーディア:人気急上昇!青いシクラメン

紫に近い色合いですが、最近人気のブルー系シクラメンです。

シクラメンのイメージを変えた

青い花への憧れをシクラメンで叶えてくれた。そんなブルーシクラメンです。

ほんのり香りがする

シクラメンの中では数少ない、香りのするシクラメンです。アロマブルーと呼ばれることもあります。
ITEM
セレナーディア
お誕生日などのプレゼントにおすすめのブルー系シクラメン。

5. ピアス:花びらの色の変化を楽しめる

色の変化が楽しめるので、シクラメンを育てるのが断然楽しくなってきます!

栽培中級者向け

紫外線を十分に受けることと、一定の期間10℃程度の低温環境で育てることできれいなピンク色が発色します。
シクラメンの栽培が面白くなる、そんな品種です。

花弁の色が変わっていく

「移り紅」と呼ばれる花びらの色の変化を楽しむタイプの品種です。咲き始めは白ですが、だんだんと花弁の先にピンク色がにじみ出します。
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ピアス
清楚でさわやかな印象があるシクラメン。

6. ウィンク:花弁は通常のシクラメンの倍!

八重咲き品種として、ビクトリア系とともに人気のある品種です。

八重咲き

通常のシクラメンの花弁は5枚ですが、ウィンクは倍の10枚!花房が優しく開く八重咲きで、ピンクや赤、白など個体ごとに色の変化が楽しめます。

花粉アレルギーの方におすすめ

雄しべが弁化するため、花粉が出ないというのが特徴です。花粉がないので、種もつかないことから花持ちが良い品種です。

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ウィンク
赤が強い個体やピンクが強い個体など色味に幅がある品種。

7. ヘデリフォリウム:葉の形がかわいい

コウムと同じく原種のシクラメンです。耐寒性、耐暑性両方に優れ、シクラメンの原種としては最も栽培が簡単な品種です。

葉の形もバラエティー

一般的なシクラメンの葉と違い、葉に浅い切れ込みや角張り、丸みを帯びた葉があってバラエティーに富んでいます。

秋に咲く

花の開花時期もほかのシクラメンよりも早い8~11月にかけて咲き、あとから葉が開いてきます。
ITEM
ヘデリフォリウム
耐寒性、耐暑性に優れた、育てやすい原種シクラメン。



植え付けからのシクラメンの育て方

シクラメンの育て方表
Illustration:rie
お気に入りのシクラメンの苗を手に入れたらしっかり育てていきましょう。

植え付け

9~10月の間に植え付けます。
室内の日当たりの良い窓際でレース越しの光で育てます。冷暖房の風が直接当たらないようにしましょう。
※耐寒性の強い品種は戸外でも育てられますが、霜に当たらないように気を付け、真夏の直射日光の当たらない場所に植え付けます。

追肥

花が咲いている間は、月に2回ほど液肥をあげます。与え過ぎてしまうと根腐れなどの原因になってしまうので、花の最盛期であっても週1回にとどめます。

水やり

シクラメンは湿度管理がポイントです。
土の表面が乾いたら、たっぷり与えるくらいの頻度で十分です。
葉や花弁、球根の上部に水がかかると病気の原因になるので、水を与えるときは注意しましょう。
また、底面給水鉢の水の水量は8分目位まで。空気の通り道を確保します。

病害虫

多湿環境では灰色かび病などに注意しましょう。

花摘み

花が枯れてきたら、根元を抑えて軽くひねると抜き取ることができます。ハサミを使用する際に病原菌が入ってしまうことがありますので、なるべく手で摘み取りましょう。

葉組み

葉を中心から外側に向け、花茎を中心に寄せるようにして株元に光を当てます。葉組みを頻繁に行なっている株は、全体の見た目も整い、花付きも良く育ちます。

夏越し

球根を上手に管理すると、夏を越して来年も花を咲かせてくれます。
「休眠法」と「非休眠法」があるので、苗の状態に合わせて夏越しをしましょう。

植え替え

植え付け同様、9~10月に行います。休眠させた球根の場合は、花を咲かせるまで少し時間を要するので9月中には植え替えます。

▼詳しいシクラメンの育て方はこちらをご覧ください。

シクラメンの品種にこだわろう!

シクラメン
出典:Pixabay
紹介したシクラメンのほかにも11~12月になると更にたくさんの品種が出回ります。咲き方も、花弁の形も、色の種類も色の付き方もそれぞれちがい、選び甲斐があります。
耐寒性の強い原種は長く育てると、どんどん株を大きくすることもできます。
切り花や寄せ植えもできるので、クリスマスやお正月に合わせて赤や白のシクラメンで玄関を飾ってみるのもおすすめです。

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rie

植栽・菜園の管理業務を経験。田舎の農業に支えられてきました。「自分の手で作れる力」を信じ、木工、動画・写真編集、イラスト製作など、手作りの仕事も経験し、学び続けています。