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- MitsuyaNao
埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む
白ゴーヤの特徴|おすすめの食べ方は?
白ゴーヤとは、名前の通り白いゴーヤです。りんごのような丸い形の「アップルゴーヤ」や、サイズが大きく真っ白な「純白苦瓜」、うっすら緑をした「太れいし」などの品種があります。緑のゴーヤより比較的イボが少ないのも特徴です。白ゴーヤのおすすめの食べ方
白ゴーヤは苦みが少ないので、軽く湯通しするだけでサラダや和え物でも食べやすく、サラダゴーヤと呼ばれることも。カレーの具や天ぷらなど、火を通す料理にも幅広く使えます!夏バテに効く!白ゴーヤの栄養
店頭で売られていることが少ない白ゴーヤですが、基本的には緑のゴーヤと同じく、夏バテ防止に効果的な苦味の元であるモモルデシンや、ビタミンCも豊富!過去に行われたビタミンC含有量を調べる研究では、緑のゴーヤより白ゴーヤのほうが多くビタミンCを含んでいるという結果もあるそう。まだ分析が進んでいないため、詳しいことはわからないそうですが、緑のゴーヤに引けをとらない栄養豊富な夏野菜といってもいいかもしれませんね。白ゴーヤの育て方
基本の育て方は、緑のゴーヤと同じ
白ゴーヤの育て方は緑のゴーヤと同じです。プランターで栽培できグリーンカーテンとしても楽しめるので、ベランダ菜園にもおすすめの野菜です。ただし、緑のゴーヤに比べると樹勢が弱く、冷夏にも弱め。その分、日当たりや気温、肥料などに注意すれば問題なく育てられます!ゴーヤの育て方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
栽培カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ||||||||||
植え付け | ● | ● | ||||||||||
肥料 | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
収穫 | ● | ● | ● |
種から育てる
種まきする前の晩から、種を水に浸しておきましょう。種の表面に爪で軽く傷を付け、発泡スチロールのトレーやプリンカップなどに水を少し入れ、吸水させます。ただし長時間浸け過ぎると逆効果なので、翌日、育苗ポットやセルトレーに、間隔をあけて種まきします。水やりは土が完全に乾く前に行いましょう。発芽までに土を乾燥させてしまうと失敗するので、ベランダや軒下など、半日陰に置いておくのがおすすめです。
苗から育てる
日当たりがよく、できるだけ高温になる場所を選んでください。苗を植え付けるときは、株と株の間を40cm以上離しましょう。地植えするときは、堆肥と化成肥料を植え穴に混ぜます。プランター栽培では、普通の園芸培養土でOK。つるを誘引するための支柱やネットの設置も必須です。白ゴーヤの栽培ポイント
水と肥料を切らさない
白ゴーヤは高い気温を好み、たくさん水を必要とします。日当たりのいい場所で、水切れさせないように育てるのがコツです。また、2週間に1度くらいの頻度で液体肥料を与え、さらに2カ月に1度固形肥料を追肥してあげると◎。白ゴーヤは収穫できる期間が長いので、肥料切れさせないようにしましょう!白ゴーヤの収穫タイミング
白ゴーヤの収穫時期は7月以降。花が咲いてから、3〜4週間くらいで収穫できます。品種にもよりますが、長さ20〜30cmのものが収穫どきです。収穫は遅れると株が弱りやすいので、早めに行いましょう。白い実が映える!白ゴーヤでグリーンカーテンを作ろう
白ゴーヤは夏のつる性植物なので、グリーンカーテンに向いています。緑の葉に白い実がよく映え、見た目も涼しげでおしゃれ!摘心で横に広げる
日よけとしての役割を充分果たしてもらうためには、たくさん葉を茂らせることが重要!定植後、本葉が5〜6枚生えたら、中心の茎を数センチカットする摘心を行いましょう。こうすることでわき芽が増え、よりボリュームのあるグリーンカーテンになります。場所に応じた支柱・ネットを選ぶ
白ゴーヤの支柱やネットは、縦180×横90cm以上のサイズがおすすめです。よく使われるのは棒状の支柱やきゅうりネットですが、ウッドフェンスやガーデンアーチに絡ませるなど、工夫次第でいろいろな楽しみ方ができますよ。以下の記事などを参考に、窓辺や家の壁際など、育てる場所に合ったものを選びましょう。夏にぴったり!白ゴーヤのおすすめ簡単レシピ
定番のサラダや、作り置きして少しずつ食べられる便利なピクルス、食欲をそそる肉詰めなど…。苦味が少ない白ゴーヤのいいところを活かした、簡単においしく食べられるレシピを紹介します!白ゴーヤのレモンサラダ
白ゴーヤとレモンを使った、洋風浅漬けのようなサラダです。白ゴーヤのほのかな苦みとレモンの酸味を、オリーブオイルで中和することで、とても食べやすくなりますよ。白ゴーヤを生で味わいたい人におすすめ!オリーブオイルライフ「白いゴーヤのレモンサラダ」
白ゴーヤのピクルス
保存容器にスライスした白ゴーヤとピクルス液を入れ、半日以上寝かせれば完成!真っ白な実の色は、ほかの野菜と組み合わせても彩りが映えます。お弁当にもおつまみにも最高な保存食ですね。cookpad「白ゴーヤのピクルス」
白ゴーヤの肉詰め みそトマト煮
ピーマンの肉詰めのような感覚で食べられるレシピです。白ゴーヤから種と綿を取り出し、そこに豚挽き肉を詰めて、白みそとホールトマトで煮ます。苦みが気になりにくく、子どもも食べやすい味です。marukome「白ゴーヤの肉詰め みそトマト煮」