樹木や竹の根の侵入を防ぐ「防根シート」とは?種類や施工のコツも

樹木や竹の根の侵入を防いでくれる「防根・防竹シート」。防根シートとは?透水性は必要?価格、施工方法、代用品のことなど、疑問を解決します!グリーン フィールドのRCF防根・防竹シートなど、ホームセンターや通販で買えるおすすめの防根シートも紹介。


たくさん伸びた木の根

出典:写真AC
樹木や竹などの根をそのままにしておくと、地面を浮かせたり、畑や庭にもどんどん伸びてきたりします。根の侵入を防ぎたいなら、「防根シート」を活用しましょう!防根シートの種類や効果、さらには施工のコツなどを紹介します。

防根シートとは?

土を掘る人
出典:Pixabay
防根シートとは、障害物があっても所構わず伸びてしまう樹木や竹、笹の根などを侵入させないために、地中に埋め込むシートです。レンガや敷石で施工した地面の持ち上がり、庭への根の露出、地中のパイプへの貫通などを防ぎます。非常に丈夫で破れにくく、土や根の圧力にも負けません。

防草シートで代用できる?

防根シートとよく似たものに「防草シート」があります。防草シートはあくまで「遮光することで雑草の発生を抑えるもの」です。樹木や竹は、地下で何メートルも根を伸ばすので、防草シートで遮光しても意味がなく、しかも根の強い圧力に耐えられるほどの強度はありません。


防根シートのタイプ|不透水・透水・根域制限・薬剤付きなど

防根シートは製品によって、「水を通すかどうか」「薬品は使用されているか」などの違いがあります。また、シート同士をつなぎ合わせたいときは専用のテープが必要です。

水も細い根も透さない!不透水タイプ

葉の上の水滴
出典:Pixabay
水を透過させるシートには、細かい穴が空いています。ここから細い根が通り抜けて広がってしまうこともありますが、水を通さない不透水タイプの防根シートなら、穴がないので細い根もしっかりガード!地面に対して垂直(縦)に設置するのが基本です。

竹や笹の広がり防止に

ITEM
RCF 防根防竹シート
自宅の敷地内で使いやすいサイズで、樹木や竹全般に使えます。4層のスパンボンド不職布に、ポリプロピレン樹脂がコーティングされており、水と細い根を通しません。

・サイズ:0.5×10m
・材質:ポリプロピレン

花壇に伸びてくる周辺の木々と芝生の根の防止に使用しました。
根の深さは30センチ以下なので、半分に分割して使用しました。
効果がどうかはこれからが楽しみです。


軽量で施工かんたん

ITEM
ルートシールド
舗装された地面の保護などにおすすめ。やわらかく軽量で、楽に作業できます。耐久性と耐水性に優れていますよ。100%リサイクルできるエコなポリプロピレン素材のシートです!

・サイズ:幅0.5×長さ25m
・材質:ポリプロピレン

透水性あり&根を制限するタイプ

いちご栽培
出典:Pixabay
ビニールハウスの簡易隔離床栽培で使われるタイプです。トマトやイチゴの株周りに敷き、根域を制限します。こうすることで糖度アップが期待でき、管理も楽になります。ただし、同じシートをずっと使っていると連作障害が起きることもあるので、数年たったら新しい防根シートに取り替えましょう。

根域制限でおいしい作物を収穫

ITEM
防根透水シート
作物栽培用の幅が狭い防根シートです。極めて微細な繊維孔で、根や病害虫の侵入を防止します。排水路に根が伸びてしまう現象の防止や、果実の糖度アップに有効です。

・サイズ:幅0.625×長さ100m
・厚さ:0.1mm

薬剤で根を通さないタイプ

複雑に絡み合う木の根っこ
出典:写真AC
水は通しますが、根の生長を阻む薬剤が侵入を抑制するタイプです。垂直方向に埋めると、横に伸ばしたくない根を抑えることができ、水平方向に埋めれば、地下の埋設物保護にとても有効的です。

ゆっくりジワジワ効く成分を配合

ITEM
バイオバリヤー
根の成長をコントロールするペレットを定着させた防根シートで、折り曲げ、巻き付け、切断が簡単です。成分をゆっくりと放出するので、取り替えは数十年不要!

・サイズ:幅0.5×長さ30m
・材質:ポリプロピレン

シートとシートは専用テープで留めて



シート同士を貼り付けたいとき、スペースを囲ったりしたいときには、専用テープを用意しましょう。樹木や笹は20cm以上、竹は1m以上重ねるようにしてください。
ITEM
グリーンフィールド RCFテープ
防根シートを接続するときに専用テープです。シートとシートの隙間から根が出てきてしまわないように、貼り付けるときはゴミやホコリ、水分も必ず拭き取ってくださいね。

・サイズ:幅0.1×長さ10m

防根シートの施工方法

防根シートを施工する時は、縦に穴を掘る
出典:Pixabay
防根シートを実際に設置してみましょう!木を植えたいスペースに垂直施工する方法と、地中に埋まっている配管などを守る平面施工方法を紹介します。どちらの方法でも、雑草や異物はできるだけ取り除いておいてくださいね。

垂直施工(木のまわりに)

樹木や竹を設置したいスペースを決め、掘ります。防根シートを掘った深さに合わせてカットしましょう。たるみができないよう、支柱で支えながらシートを垂直に広げて囲うように設置します。接合部分は、しっかりと専用テープで留めてください。最後に土をある程度埋め戻し、よく踏み固めて完成です。その後、植栽を行ってください。

平面施工(地下に埋まっている配管などに)

配管などの埋設物がある上の地面を掘り、平らにならします。防根シートを掘ったスペースに合わせてカットし、足りない部分は専用テープで継ぎ足しましょう。平らに広げ終わったら、防根シートの上に元の土を戻します。木を植えるときは植え穴を残しておきましょう。

施工の注意点

防根シートを購入するとき、あらかじめ根の高さ以上の幅があるか確認しておきましょう。また、春から秋は地下茎が生長する季節です。もし地表から露出してきたときは、シートの上を乗り越えてしまうこともあるので、その部分をこまめに切断してください。

防根シートは、通販での購入がおすすめ

木の根と地面
出典:写真AC
「防草シート」はホームセンターでよく売られていますが、「防根シート」の場合はあまり見かけません。手ごろなサイズなら1万円程度で購入できる、通販での購入がおすすめです。大事なスペースや配管を、根の侵入から守りましょう!

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MitsuyaNao
MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。