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春はハーブのまき時
バジルやパクチーなど、人気のハーブの多くは、春から種をまいて育てられます。まき時はハーブによって異なりますが、温暖地ではおおむね4~5月頃。手軽で失敗しにくいハーブ苗もいいですが、今年育ててみたいハーブがある人は、かわいらしい芽吹きの様子から楽しめる種まきからハーブを育ててみませんか? ここでは、種からでも育てやすく、春まきに向くおすすめのハーブを5種ご紹介します。Garden Storyのこちらの記事もチェック!
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バジル
キッチンハーブの代表ともいえるバジルは、料理に入れれば、たちまち味をグレードアップさせてくれる魔法のハーブ。トマトとの相性も抜群で、夏の食卓には欠かせません。たくさん収穫できたらソースを作っておけば、料理にプラスするだけで手軽に美味しさがアップします。バジルのまき時は4月下旬~5月頃。気温が十分に上がってから行うと発芽率が上がります。発芽には光が必要なので、土はごく薄くかけ、日当たりのよい場所で育てましょう。発芽後は間引きしながら育て、伸びてきたら摘心をすると脇芽が増えてたくさん収穫できます。乾燥に弱いので、水切れしないように注意しましょう。花が咲くと葉がかたくなるので、収穫を長く続けたい場合は花穂を摘み取ります。
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パクチー
パクチーはコリアンダーや香菜とも呼ばれ、アジアンテイストの料理には欠かせないハーブ。癖になる独特の味と香りで、麺料理や海鮮・肉料理などで活躍します。オリーブオイル・塩・レモンと併せれば、地中海風の味わいにもなります。パクチーの種は茶色の2つの半球が合わさっているもので、通常1粒の種から2つの芽が出てきます。種まき後はたっぷりと水やりをし、日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。はじめは密に育てると生育がよくなりますが、風通しが悪くなるようなら必要に応じて間引きながら育てます。
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シソ
香りのよいシソは、日本で昔から利用されてきた和製ハーブ。防腐・殺菌効果や食欲増進効果があり、夏の食卓にあるとうれしい存在です。冷ややっこやそうめんの薬味、サラダや料理の香りづけなど、爽やかな風味をプラスしてくれるので、自分で育てていれば必要なときにさっと使えてとても便利です。シソの種は外皮が硬いので、一晩水につけ、しっかり吸水させてからまくと発芽しやすくなります。土はかけないか、ごく薄くかけます。発芽後は間引きしながら株間を広くとって育てましょう。乾燥を嫌うので、水切れに注意します。花穂が伸びてくると葉の生育が悪くなるので、葉の収穫を続けたい場合は摘み取りましょう。
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チャイブ
ネギの仲間のチャイブは、細長い葉にマイルドな風味があり、西洋料理でよく使われます。サラダやオムレツなどのほか、魚料理やジャガイモ料理などにも相性抜群。乾燥させると風味が飛びやすいので、新鮮なうちに食べるのが美味しさの秘訣。初夏にはポンポンのような赤紫の花を咲かせ、花壇に植えても可愛いハーブです。チャイブは明るい日陰で肥沃な場所を好みます。種は嫌光性なので、まいた後は土をかぶせましょう。収穫の際は地際から3~5㎝ほどのところで切り取ると、また葉が伸びてきて何度も収穫できます。収穫を続けると花が咲かないため、花を楽しみたい場合は、収穫用の株と花用の株を分けましょう。種から育てた場合、花が咲くのは翌年以降です。多年草で、冬には地上部が枯れますが、春になるとまた芽を吹きます。
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ジャーマンカモミール
カモミールの代表的な品種には、一年草のジャーマンカモミールと、宿根草のローマンカモミールがあり、日本ではジャーマンカモミールが一般的。春から初夏にかけて香りのある小さな可愛い白い花を咲かせます。花はハーブティーや染色などに利用でき、青りんごのような香りのあるカモミールティーはリラックス効果があるとされます。一年草ですが、こぼれ種でよく増えます。発芽に光が必要なので、種まき後の覆土は薄くするか、行わないようにします。よく繁茂して蒸れやすいため、発芽後は間引きながら、株間をとって育てます。日当たりのよい場所を好みますが、夏の暑さには注意が必要。夏に直射日光が当たる場所を避け、鉢植えなら涼しい場所に移動するとよいでしょう。
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種からハーブを育ててみよう!
自分で種から植物を育てるのは、とても楽しい作業です。特にハーブを育てれば、料理や暮らしの中でちょっと必要なときに、新鮮なハーブを摘み取って使えてとても便利。地温が上がるこれからの季節にまき時を迎えるハーブを、ぜひ種から育ててみませんか?「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。